2017年5月3日水曜日

SOSの猿

伊坂幸太郎さんの
SOSの猿。

まずはひきこもりを
悪魔祓いで治そうと
する二郎くんが登場。

そして、300億円の損害を
出した株の誤発注事件を
調べることになった
五十嵐さんについて猿が語る。

孫悟空やその分身や三蔵法師まで登場。

この自由さはまさに伊坂さんらしい作品です。
この発想の源泉はなんなんやろうなぁ。

もちろん今回のは漫画とのコラボ作品で
アイデアが先にあったとのことですが、
そうは言ってもやはり伊坂さんのペンは
孫悟空のように自由です。
ってか孫悟空はそうは言っても緊箍児
(きんこじ)があったから、伊坂さんはより
自由なんかな。

話の奇抜さも面白いですが、端々にすごく
"わかる!わかるっ!"ってなる文書も。

"相手のことわかってると勘違いして実は
わかってない"とか、"恐ろしい結果から眼を
逸らし、安心したいがために勝手に理由を
想像し納得する"とか、"人は失敗に恐怖する"
とかほんまにわかるなぁ。

こういう部分があるから、やはり伊坂さんの
作品はいいんですよね。

17年5月読 BO行き
★★★☆☆

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