2023年5月29日月曜日

それでも旅に出るカフェ

近藤史恵さんの、それでも
旅に出るカフェ。
図書館本です。

10のお話です。

コロナにより閉店したままのカフェ
・ルーズを心配する常連の瑛子。
旅に出られるカフェがコンセプトの
カフェ・ルーズ。
キッチンカーとオンラインでお菓子を
していた。
そして再会。

こんなお店が近くにあるといいよねって思いながら、
コロナのあのひりひり感を思い出したながら読んでいました。
そして最後の3つはなんかもやもやとした感じで。

マンスプライニングわかります!
ほんまにむかつきます。

でもこれが最後の方なんで、なんとなく後味
すっきりしませんでした。

旅に出れるって平和やからこそってのはよくわかりました。

アイスランド行きたくなりました。

前作の感想はこちら>>>

23年5月読
★★☆☆☆

2023年5月27日土曜日

香港警察東京分室

月村了衛さんの、

香港警察東京分室。

図書館本です。

警視庁組対部国対課
特殊共助係。
警察庁と香港警察で
新設された部署。

香港の元大学教授キャサリン・ユー。
大衆を扇動して422デモを実行。
彼女の逮捕のため動くメンバー。

個性的なメンバーたちそれぞれの思惑。
最初はバラバラなチームが話が進むに
つれてひとつのチームに。

荒唐無稽なお話やけどお話としては面白かったです。
こんなこと現実にはご勘弁ですけどね。

みんなすごいけど、水越管理官。さすがです。

23年5月読
★★★★☆

2023年5月26日金曜日

完全なる白銀

岩井圭也さんの、
完全なる白銀。
図書館本です。

冬季のデナリにシーラと
ともに挑むカメラマンの
緑里。
そこにはシーラの幼なじみで
冬の女王と呼ばれていたリタが
消息をたった山。

故郷のサウニケが温暖化により消滅しつつ
あるのを自分が有名になることで世間に
知らせたいというリタ。

リタの冬季デナリ単独登頂を証明するため
"完全なる白銀"を目指すのが緑里の目的。

20歳の時にサウニケを訪れて、リタとシーラと
出会った緑。
過去と交互にお話が進みます。

リタは本当に登頂したのか、それとも詐称なのかと
疑いを持つ緑里。
リタとの険悪な雰囲気の中の登頂。

最後はそんな都合良くいかんよっね展開で、現実の
デナリはそんなに甘くないよねと思いながらでした。

23年5月読
★★☆☆☆ 

2023年5月24日水曜日

薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理

塔山郁さんの、
薬は毒ほど効かぬ。
図書館本です。

薬剤師の毒島さんの
お話。
これシリーズ物みたい
ですが初読でした。

薬剤師の毒島さんと同僚の刑部さんと
ともにデジタルデドックスの宿にやってきた
ホテルマンの爽太。
そこでマトリと
出会ったり、その後もあれこれと。

3つのお話別々やと思ってたら繋がっていたんですね。
へぇ。

シリーズ初読やからかもやけど、いまいちピンと来なかったです。

三十三間堂のお守りが頭痛に効くのは知りませんでした。

23年5月読
★☆☆☆☆ 

2023年5月23日火曜日

水車小屋のネネ

津村記久子さんの、
水車小屋のネネ。
図書館本です。

1981年から2021年までの
お話。

18歳の理佐の短大の入学金を
母は婚約者のために使ってしまう。
8歳の妹の津はその婚約者からつらく
当たられたり、家から締め出されたり。

そんな状況下理佐は母とその婚約者から
自立を決意。
律も理佐についていくことに。

鳥のお世話付きのお蕎麦屋さんで仕事を
始める理佐。
蕎麦粉を挽く臼がある水車小屋とその状況を
監視するヨウムのネネ。
貧乏でも周りからの助けもありなんとか
暮らしていく2人。

10歳の律ちゃんが良い子で良い子で。
お姉さんもよく頑張ってるけど律ちゃんがもう可愛くて!

ネネもかしこい。
そしてみんなに愛されています。

そしてそれから10年後、20年後とお話が。
成長していく2人、ネネ、新たな人々。

しょうもない親や、別れもたくさんあるけど善意が
たくさん描かれているお話でした。

研司くんもほんまによかったね!

23年5月読
★★★★☆

2023年5月22日月曜日

風の値段

堂場瞬一さんの、

風の値段。

図書館本です。

刑事の天木は行きつけの飲み屋で
エネルギー系ベンチャーのライバル
会社から転職してきた社員による
情報流入について相談を受ける。
その社員は自分の同級生の井口。

洋上風力発電について知れたのはよかったかな。

お話はなんか最後ほんまにこれで終わるの!?って
感じで若干尻からトンボ感がありました。
技術流出とかそんな狭い視野で仕事していないとな
言われても国外には抵抗感あるなぁと思ったりでした。

23年5月読
★☆☆☆☆

2023年5月21日日曜日

決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月

秋場大輔さんの、
決戦!株主総会。
図書館本です。

LIXILで起きた創業家と
プロ経営者の対立の攻防に
ついて書かれた一冊です。

2018年10月。
LIXILの瀬戸CEOの元に取締役議長の
潮田からの突然の解任連絡。

3%の株主保有で会社を自分の思うが
ままにするオーナー。
忖度する取締役に指名報酬委員会。
振り回される現場はたまったもんやなかったですね。。
弁護士事務所もほんまにこんなんなんですか!?

BBレターで自分たちの意思を表明して、立ち上がった
執行側の社員たちはほんまにすごいと思います。

日本企業にコーポレートガバナンスはないのか。。
読んでいてかなり不安になりました。
所詮は井の中の蛙で自分たちのルールが全てでグローバルの
変化についていけてないということか。。

"組織内に忖度がはびこっていると、最適解ではなく、
影響力のある人が喜ぶ道を選び、失敗します。"
←さもありなんですね。。

あとは後継者を選ぶのも、なんとなく仲良しクラブ内で
というのも、まだ今の日本企業では多そうに思います。

日本では株主提案が通ることはまずない。
これは今も同じですね。

もう少ししっかりとガバナンスについて学びたいと思いました。

23年5月読
★★★★★

2023年5月19日金曜日

魔女の原罪

五十嵐律人さんの、
魔女の原罪。
図書館本です。

高2年の和泉宏哉は
週3回透析を受けている。
臨床工学技士として働く母。
担当医の父。

同じく同級生の杏梨も同じく透析を
受けていて、4時間の透析の間杏梨は
広尾に魔女について語る。

彼らが通う鏡沢高校は校則を定めず
自由闊達と謳っていたが、その反面校内に
監視カメラは多し。
法に触れなければ、誰かを傷つけることも
許容される。

そして鏡沢に昔から住むカツテの移住してきた
人たちとの対立が存在。

それらの当たり前に疑問を感じる宏哉。

イジメを受けていた後輩を助けようと奮闘。

そして宏哉はある日いきなり周りから無視されて、
杏梨は殺され、宏哉の母が逮捕される。

ここまでが一部で、もうはっ!?って感じでした。

宏哉の先生で元弁護士の佐瀬先生が18年前に
関わった女子高生殺害事件。

宏哉くん!!!
正体がわかったときには、思わず声を上げました。

そして犯罪の理由。
もう狂気ですよね。。

逃げずに最後まで立ち向かった宏哉くんはほんまに
すごいと思いました。

23年5月読
★★★★☆ 

2023年5月18日木曜日

ぼんぼん彩句

宮部みゆきさんの、
ぼんぼん彩句。
図書館本です。

12の短編。
それぞれが宮部さんの俳句
仲間の俳句を題名にした短編。

結構後味悪いのもあります。
なんやろう。。

もう少し平和なお話でもよかったかな。
とは言え続編も多分読むと思います。

23年5月読
★★★☆☆ 

魔女と過ごした七日間

東野圭吾さんの、
魔女と過ごした七日間。
図書館本です。

少し先の未来のお話かな。
元見当たり捜査官だった
父が突然死。
残された陸真くん。
捜査する脇坂刑事。

陸真くんの前に現れた円華さん。
陸真くんの母違いの妹はギフテッド。

円華さんと陸真くんと同級生の純也くんは
事件の真相を探ることに。

いろいろできる円華さんはまさに魔女。
ラプラスの子やったんですね。
だいぶ忘れています。

陸真くんが健気すぎて、でも現実こんなに切り替えられるか
とか思ったりもですが、娯楽作品として割り切って読みました。

DNAが国に管理される事件。
勘弁してほしいです。。

前作の感想はこちら>>>

23年5月読
★★☆☆☆ 

2023年5月16日火曜日

骨灰

冲方丁さんの、
骨灰。
図書館本です。

シマオカ本社IR部の松永。
渋谷駅での再開発事業に
関してのTwitterの真偽を
確かめるために現場に。
そこにあった祭壇。
そこから起こる不可思議な出来事。

ホラーなんで読むスピードがあがりませぬ。。
タイトルの意味を知った時にはぞわわです。。

どんどんと狂っていって、でもそれを
自分では気づかなくて。。
恐ろしい。。
祟りの怖さを痛感です。

これ現実やったら堪りませんよね。。
渋谷怖くて歩けなくなりません。
人柱とか。。。

23年5月読
★☆☆☆☆ 

2023年5月14日日曜日

SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲

織守きょうやさんの、
SHELTER/CAGE。
図書館本です。

新人の女性刑務官河合凪が
働く民営刑務所。

受刑者の阿久津。
他の囚人と異なり受刑者らしさもなく
自然体で過ごしている。
彼と凪の話を中心にして、他の受刑者、
刑務官、そして弁護士それぞれの目線でのお話。

登場する高塚弁護士は他の作品でも読んだことありました。

そして犯罪の被害者家族であり、加害者家族でもある凪。
西門医師には驚きました。

ちとお話が散漫な感じもしました。

23年5月読
★★☆☆☆ 

2023年5月13日土曜日

君のクイズ

小川哲さんの、
君のクイズ。
図書館本です。

クイズQ-1グランプリ決勝で
本城絆に敗れた三島くん。
質問が読まれる前の回答。
果たしてヤラセなのか。

本城くんについて調べ始める三島くん。
なんかかなりのストーカー気質ですね。。

クイズ正解することによって、今までの
自分が認められたって感じるんですね。

そして三島くんには見えていなかったけど
本城くんには見えていたもう一つのクイズ。

クイズの世界の奥深さがよくわかります。
みんなすごいですね。

誤読三兄弟は思いっきり誤読しました。

23年5月読
★★☆☆☆

2023年5月12日金曜日

すきだらけのビストロ

冬森灯さんの、
すきだらけのビストロ。
図書館本です。

有悟と颯馬の兄弟が営む
ビストロつくし。
料理の才がある有悟に、
ギャルソンとして有悟を
支える颯馬。

悩んだ人に提供されるスペシャリティ。
つくし運動。

ビストロつくし行ってみたいです。

23年5月読
★★★☆☆

茜唄 下

今村翔吾さんの、
茜唄下巻。
図書館本です。

義経と知盛。
似てるんですよね。
旧来の戦を打ち破ろうと
する2人。

一の谷の戦いは壮絶です。

上巻のときも同じことを書きましたが、
やはり負けるとわかっているので、
読み進めるスピードが遅くなります。
知盛に感情移入してくるのでより一層。。

そして義経は別にして源氏の卑怯な
戦いとかも読んでいて。。
そして知盛の息子知章の最期も。。
菊王丸。。
教経。。。
懸命に生きようとした平家の面々。
そして最後に知盛がとった行動。

琵琶語りが誰かには驚きました。

このお話ひ好き嫌い分かれるかもしれないです。
面白いですがやはり滅びる側は読んでいて辛かったです。。

前作の感想はこちら>>>

23年5月読
★★☆☆☆ 

2023年5月9日火曜日

茜唄 上

今村翔吾さんの、
茜唄 上巻です。
図書館本です。

平清盛の四男、平知盛の
お話。

平清盛死後にばらばらの
平家を守るべく奮闘。
同じ一門であってもぶつかり合う
それぞれの思い。

これまでの武士の戦いの常識を打ち破ろうとする。

その話を西仏に語る法然上人。

平家は滅びるってわかってるからこそ、
読んでいて切ないです。

23年5月読
★★☆☆☆ 

2023年5月8日月曜日

任侠楽団

今野敏さんの、
任侠楽団。
図書館本です。

毎回と同じく組長の道楽に
振り回される阿岐本組の面々。
今回はオーケストラです。

2週間先の定期公演を控えての
内紛をまとめるために日村たちはイースト・
トウキョウ管弦楽団へ。

ベテランと若手の対立。
そんな中マエストロが襲撃され、なぜか
刑事の碓氷と一緒に捜査することに。

今回は日村さん以外の活躍が控えめで
それは少しさみしい感じ。
事件の真相もまぁこうでしょってのが
そのまんまやし。

碓氷さんが目玉なんですかね。
今野さんの別のシリーズに登場される方なんで、
今度読んでみたいです。

前作の感想はこちら>>>

23年5月読
★★★☆☆

2023年5月7日日曜日

朝星夜星

朝井まかてさんの、
朝星夜星。
図書館本です。

阿蘭陀料理人の丈吉に
嫁いだゆき。
料理下手やけど力持ち。
彼女の視点での幕末の長崎、
明治の大阪が描かれます。

薩摩、土佐藩士、五代さんに岩崎弥太郎。

なによりも丈吉さんはすごいですなぁ。
なんたるエネルギー。
自らの才覚と人たらしっぷりでいろんな
事業に手を出し。
ほんますごいし、ゆきさんもようついていった。
松竹梅との付き合いも含めて。

みんな短命の中生き切りましたね。
すごい人たちが今の日本の礎を築いたんですね。

510頁超の大作。
読むのに気合い要りました。。

23年5月読
★★☆☆☆

2023年5月6日土曜日

プロジェクト・インソムニア

結城真一郎さんの、
プロジェクト・インソムニア。
図書館本です。

ナルコレプシーのために失業した
蝶野は極秘人体実験"プロジェクト・
インソムニア"の被験者になる。
7人のドリーマーたち。

極小チップを脳内に埋め込み、夢を
90日間共有する。
願望を自在に具現化できるユメトピア。

それはある悪意の出現により悪夢になる。
次々と殺されるドリーマーたち。

そして蝶野の彼女の不思議な行動。

まぁそれなりには楽しめました。

23年5月読
★★☆☆☆

まいにち酒ごはん日記

ツレヅレハナコさんの、
まいにち酒ごはん日記。
図書館本です。

ちょっとヘビーなお話の後に
箸休め的に読みました。

インスタで投稿した呑み食い
日記の本版。
本になるってすごいなぁ。

2018年から2021年までです。
石垣島で免許取るとかすごい良いですね。

紹介されてるお店はどこも行きたくなります。
巻末にはレシピも。

お酒が呑みたくなる1作でした。

23年5月読
★★★☆☆ 

2023年5月5日金曜日

方舟

夕木春央さんの、
方舟。
図書館本です。

山奥にある地下建築。
学生時代の仲間たち7人で
訪れた柊一たち。
迷い込んだ家族3人とともに
閉じ込められる。
そして起きる殺人事件。
浸水によるタイムリミットは一週間。
果たして犯人は。。

犯人はなんとなくわかったし、2人目の人が
殺された理由もわかったけど、まさかの動機が。。
最後はえっ⁉︎っていう終わり方でした。

これはなかなかの衝撃ですね。
映画化とかあるかもです。

23年5月読
★★★★☆

桜華

武田頼政さんの、
桜華。
図書館本です。

防衛大学校にはじめて
女性が入学したのは1992年。

本作では9人の防大女子たち
のお話。

ちょっと作者は古い価値観を持って
いるので、この人がこのテーマ書いても
なぁとまえがきで感じました。
でも登場する女性たちはどれも素晴らしいですね。

まさに男性社会で戦ってきた。
女性が入学すると軟弱になるとか、サクラとしての
入学とか、本丸でない分野での活躍を期待されるとか、
そんなのを乗り切ってきた。

その反面離婚されてる方も多いですね。
それやけ時代錯誤な世界なのがよくわかります。
まだ肩肘張って働かないとなんですね。。
もっと自然体で働けたらと強く思いました。

"母性を守る"とか大きなお世話やと思います。

彼女たちの頑張りで後進に開かれた道。
ほんまにすごいと思いました。

23年5月読
★★☆☆☆

2023年5月4日木曜日

銀座「四宝堂」文房具店

上田健次さんの、
銀座「四宝堂」文房具店。
図書館本です。

創業天保5年の文房具店
四宝堂。
店を切り盛りする宝田硯。

彼の元を訪れる人たちの5つのお話。

万年筆、システム手帳のお話よかったです。
泣きそうになりました。
大学ノートも青春ですな。

硯さんと良子のお話は特に要らんけど、
それ以外はとてもよいお話でした。

23年5月読
★★★☆☆

2023年5月3日水曜日

イオカステの揺籠

遠田潤子さんの、
イオカステの揺籠。
図書館本です。

建築家の青川英樹。
母はバラ夫人と呼ばれるほどの
バラ好き。
父は不倫の彼女に振られて
ストーカー気味。
妹は家出状態。

そして英樹の妻が男児を妊娠したことにより
母の異常っぷりが加速。

英樹の弟の死に隠された真実。
封印されている幼い英樹の記憶。。

正直読んでいて気持ち良いものではなく。。

特に恭子さんの子ども時代の話。
毒親は連鎖していくもんなんですね。。

最後もハッピーなようでハッピーではなく。。
恭子さんが青川家に大きな存在のまま君臨し
続けるのは間違いないですね。。

23年5月読
★★☆☆☆

2023年5月2日火曜日

浪華燃ゆ

伊東潤さんの、
浪華燃ゆ。
図書館本です。

大塩平八郎さんについての
お話。
"万民が幸せに暮らせる世を
作りたい"という志。

大坂東町奉行与力でありながら陽明学を
教える塾洗心洞を開く。
そして38歳で隠居し学問に専任。

飢饉で喘ぐ民たち、上しか見ない無能な
役人たち。

この人の清廉潔白さはすごいですね。
しかし最後は。。。
まさか宇津木さんを。。

あと義理の息子は賢いですね。
情に流されそうになる父を引き留めて。。

なんとも読後が悪い、でもこんな義のために
生きた人たちがいたことを知れたのはよかったです。

23年5月読
★★☆☆☆