2023年6月30日金曜日

名探偵のままでいて

小西マサテルさんの、
名探偵のままでいて。
図書館本です。

楓の祖父は元小学校の校長で
切れ者。
しかし幻視などの症状が出る
レビー小体型認知症に。
しかし知性は残ったまま。

楓の身の回りで生じた謎について
推理をする祖父の6つのお話。

楓の同僚の岩田先生にその後輩の
四季くんも良い感じ。
楓のお母さんについては比較的直ぐに
わかります。
でも何よりお祖父さんがよかったです。

ストーカーはほんまに怖いです。。

これシリーズになっても良いのではと
思いました。

23年6月読
★★★★☆ 

2023年6月29日木曜日

黄色い家

川上未映子さんの、
黄色い家。
図書館本です。

小さなネット記事で吉川黄美子の
逮捕を知った花。
20年前に一緒に暮らした日々。
過去の自分たちの行いについて
不安に駆られる。

15歳で黄美子さんと出会った花。
三茶でスナックれもんを始めて、それから
蘭と桃子との同居生活。
しかしれもんが焼失し、花は出し子とかの世界に。

なんか人って簡単にダークサイドに行けるのが
わかるというか、、、
途中追い詰められていく花の想いは読んでいて
しんどかったです。。

黄色いコーナーへの執着。
どんどん同居の蘭と桃子に対して高圧的に
なっていく花。
なんなんでしょう。。

お金の怖さ、それに取り憑かれた人の怖さがすごく
すごく伝わります。

なんかはぁ〜ってなるお話でした。

23年6月読
★★★☆☆

2023年6月28日水曜日

合理的にあり得ない

楽しみにしていました。
天海祐希さんと松下洸平さんの
ドラマ、合理的にあり得ない。

元弁護士の上水流涼子。
今はなんでもありぃの探偵。

天海さん格好良いです!
松下洸平さんとのペアも良いですね。

2年前に涼子が陥れられた真相。
そして相棒の貴山の過去。
最後まではらはらでした。

原作とはまた違う面白さがありました。

原作の感想はこちら>>>

合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

★★★☆☆ 

トマト缶の黒い真実

ジャン=バティスト・マレさんの、
トマト缶の黒い真実。
図書館本です。

この本イタリアではなんと
発禁になっているようです。

中国産濃縮トマトを薄めたものが
イタリア産として流通されている
現実。
トマト缶とマフィアの関わり。
アフリカでの酷い実態。

読んでいてすごく怖くなりました。。
なんですか、これは。。

安いのにはそれなりの理由がある
ということ。
トマト缶よく使うので、ちゃんとみてから
選ばないとと思いました。。

23年6月読
★★☆☆☆

2023年6月26日月曜日

イクサガミ 地

今村翔吾さんの、
イクサガミ地。
図書館本です。

札を奪いあいながら京から
東京に向かう蠱毒。
参加する京八流継承候補の
兄弟たち。
兄弟たちを執拗に狙う幻刀斎

12歳の双葉を守りながら進む愁二郎。
仲間たちの力を借りながら。

警視局も関与している蠱毒。
その黒幕は。

第二巻であれこれ明らかになってきます。
しかしみんな強すぎです。

前作をだいぶ忘れているところもありますが、
楽しめました。

前作の感想はこちら>>>

23年6月読
★★★☆☆

2023年6月25日日曜日

おとなりに銀河

ドラマとアニメが同タイミングで
やってましたがアニメをぽちっと。
おとなりに銀河です。

漫画家のお兄。
父が亡くなり弟と妹を育てる日々。

アシスタントの久我さんは優秀ながらも
実は流れ星の民の姫。
アクシデントで婚姻の契約を締結した
2人。
そしてお互いほんとに好きになり、2人は
付き合うことに。

平和な感じで結構好きでした。
妹と弟も可愛いんですよね。

家族の登場とかも無事に乗り越えられて何より。
刺抜き前の2人の不安とか。

とても温かい気持ちになれるお話でした。

★★★★☆ 

2023年6月24日土曜日

マイホームヒーロー

23春アニメ。
珍しくミステリーです。

娘の零花のためにその彼を
殺したお父さん。
その彼延人のお父さんが恐ろしさ。
まさに狂気。

しかしお母さんすごい。
肝がすわっています。
娘を想う気持ちで団結する2人。

うまくいくこと思ったらまた狂気の
延人のお父さん。。

最後までスリリングでした。
お父さん怖い。。

★★★☆☆ 

2023年6月23日金曜日

四日間家族

川瀬七緒さんの、
四日間家族。
図書館本です。

集団自殺しようとしていた
4人。
昭和オヤジの長谷部に、
72歳の千代子、17歳の陸斗、
そして28歳の夏美。

仲悪い4人は死のうとしていたとこで、
捨てられた赤ん坊を見つける。
赤ちゃんを助けようとして、反対に誘拐犯として
ネット民たちに追われることに。

ネット民たちかなり怖いです。

そして死にたかった4人が懸命に赤ちゃんを守って、
そして仲間になっていく過程。
書かれている犯罪はひどいもんですが、お話としては
楽しく読めました。
みんなすごいや。

そして敢えて別々の道を歩もうというラストも
良かったです。

23年6月読
★★★★☆

2023年6月22日木曜日

SGU

冲方丁さんの、
SGU。
図書館本です。

銀行の強奪事件に巻き込まれた
自衛官レンジャーの吉良と加茂屋。
必死の攻防で犯人8人を銃撃し、
人質2人を救出。
しかしその後マスコミによる
大バッシングにより除隊することに。

それから7年。
再度彼らは集結し、特別銃装班に。

もうすごいドンパチでこんな現実ご勘弁って
感じです。

あえてなんでしょうがルポタージュ的な文章が
読みにくかったです。
他の作家さんがらこの設定でお話書いたのを
読んでみたいなとも思いました。

23年6月読
★★☆☆☆

2023年6月20日火曜日

つぎはぐ、さんかく

菰野江名さんの、
つぎはぐ、さんかく。
図書館本です。

ヒロ、晴太、蒼の三人。
お惣菜屋をヒロと晴太でやって、
末っ子の蒼は中3。
なんとなく兄弟かなと思ってたら、
少しずつそれぞれの関係が明らかに。
それぞれが歪な感じでお互いに寄り添っていて、
蒼がそれをうまくつき壊しました。

晴太はヒロが花井さんに惹かれているのいいのかなと
思ったり、お互いが家族として求めあったのやなとか。
なんか不思議なお話でした。

23年6月読
★★☆☆☆ 

2023年6月19日月曜日

メロスの翼

横関大さんの、
メロスの翼。
図書館本です。

世界ランキング3位の
黄選手に勝った同じく
中国代表の補欠の
毛選手。

そして21年前虐待を受けている隣人を
助けようとするイケメンの彼。
その後少年毛利翼は啓介と出会い卓球
を始める。

この翼くんが毛選手かと思ってたら、中盤で
別人物ってなってえっ!?と。

翼くんが人助けをする理由泣けるなぁ。

そしてお話はどんどんと思わぬ展開に。

横関さん、こんなお話も書けるんですね。
ぐっと引きこまれました。
特に後半からは一気読み。
圧巻でした。

イケメンくんすごいよねーーー
そして啓くんもよく頑張りました。
タイトルの意味もよくわかりました。

気づきませんでしたが、本作で2,900冊目のレビュー。
この本でよかったです。

2,800冊目のレビューはこちら>>>

これからも良書との出会いが楽しみです。

23年6月読
★★★★★
 

2023年6月17日土曜日

駅の名は夜明

高田郁さんの、
駅の名は夜明け。
図書館本です。

鉄道を舞台にした9つのお話。
最初のお話から涙。

古いお話が中心です。

"約束"は無難なハッピーエンドで
終えることなくその後日談まで含めて
書いたのがさすがと思いました。

"背中を押すひと"も泣けました。
まさかこれが彼女の初めの一歩とは。

「嫌なものが一致しない方が悲劇」
そうかもですね。

少し浅田次郎さんっぽいお話でした。

前作の感想はこちら>>>

23年6月読
★★★★☆ 

名探偵コナン 漆黒の追跡者

地上波でやっていたコナンの映画。
録り溜めてたのを観ました。

現場に麻雀牌が置かれた連続殺人事件。
見え隠れする黒ずくめの組織。
組織にコナンくんの正体がバレる危機。

コナンくんは相変わらず冴えてますね。
そして蘭ちゃんは強い。
眠りの小五郎は今回は
封印。

東京タワーが綺麗でした。

前作の感想はこちら>>>

★★★★☆

amazon 

能面検事の死闘

中山七里さんの、
能面検事の死闘。
図書館本です。

通勤通学の時間帯の岸和田駅で
起きた7人の命を奪った笹清。
その後彼の釈放を求めロスト・
ルサンチンマンによる大阪地裁での
爆破事件。

それらを担当することになった不破検事。
相変わらずの能面っぷりです。
そして良いコンビの美晴。

ロスジェネ世代の悲劇と盛り上がるネット。
模倣犯の出現まで。

犯人がこの人っていうのは早めにわかりました。
でも笹清を犯行に駆り立てたものまではわかりませんでした。

"面子もプライドも歪んでしまえば害毒にしかならない"
そうですよね。。

不破検事が無事でよかったです。

前作の感想はこちら>>>

23年6月読
★★★★☆

2023年6月16日金曜日

クロコダイル・ティアーズ

雫井脩介さんの、
クロコダイル・ティアーズ。
図書館本です。

東鎌倉で陶磁器専門店を
営む貞彦と暁美。
一人息子の康平も想代子と
結婚し一人息子の那由太も。
順風満帆に見えた中、殺された貞彦。

裁判で犯人が放った想代子への怒り。
想代子親子と暮らすことに抵抗ない
貞彦と抵抗ある暁美。

想代子の正体を明かそうとする暁美と
その姉の東子。
彼女の反撃。

タイトルこわっ。
男はころっと騙されるんやな。
こんないかにも怪しげなんに。

なんかすっきりしない終わり方。
女は怖いという想いは覆せませんでした。。

23年6月読
★☆☆☆☆ 

物語の種

有川ひろさんの、
物語の種。
図書館本です。

コロナ禍に有川さんが
募集した物語の種。
思い出話や体験談、
キーワードや写真をもとに
有川さんがお話を書いた10作。

おじいちゃんとのお話よかったな。
両親の突っ走り具合。

ヅカファンのお話面白かったです。
と思ったら他のお話にも宝塚がたくさん登場!
行きたくなりますね。

楽しく読めました。

23年6月読
★★★☆☆ 

最後の祈り

薬丸岳さんの、
最後の祈り。
図書館本です。

刑務所で教誨師を務める
保阪宗佑。
実の娘の由亜が殺され
その犯人の石原に近づく
ために東京拘置所の
教誨師になるよう画策。

生きる希望を持たせるためではなく、
死ぬ覚悟を持たせるための教誨。
牧師さんも人間ですから大変ですよね。。

そして刑務官の方々も。
刑務官として石原の担当となる直也。
宗佑と石原の様子を見守る。

最後は泣きました。
これが彼の贖罪だったとは。。

薬丸さんらしい骨太作品でした。

23年6月読
★★★★☆

2023年6月15日木曜日

蹴れ、彦五郎

今村翔吾さんの、
蹴れ、彦五郎。
図書館本です。

今村さんの初期の頃からの
8つの短編。
戦国時代が多めですかね。
出自、身分などに縛られる
武士に疑問を持つ人たちが
何人か登場します。

息子による信玄像にはなるほどと。
"賞賛の中に生き、賞賛の中に死にたい"
信玄のイメージ変わりました。
そして家臣虎昌の愛。。
信玄も、なんでやろって思ってしまいました。

戦国時代にも、戦とか義とかに疑問をいだきながら
戦っていた人いたんやろうなと思いながら読みました。

23年6月読
★★★☆☆

2023年6月12日月曜日

ふれあいサンドイッチ

谷瑞恵さんの、
ふれあいサンドイッチ。
図書館本です。

笹子と蕗子の姉妹で営む
サンドイッチ店"ピクニック・
バスケット"の5つのお話。

一斤王子と呼ばれるイケメンの
パン職人川端さんに、常連の絵本作家の小野寺さん
やお客さんたちのお話。

こんなサンドイッチ屋さんが近くにあったら
と思います。
どのサンドイッチも美味しそう。
そして笹子さんの雰囲気が良いですね。

料理はつくる人にとっても食べる人にとっても
自分の歴史ってすごくわかりました。

蕗ちゃんの恋話はもういいやって思ったけど、でも
"相手への思いやり"確かに大切ですよね。

ほんわかとしたお話たちでした。

これシリーズ物のようなんで、他の作品も機会あれば
読んでみます。

23年6月読
★★★☆☆ 

2023年6月11日日曜日

白い闇の獣

伊岡瞬さんの、
白い闇の獣。
図書館本です。

小6の少女朋美が殺された
事件の犯人は15歳少年3人。
しかし少年法に守られた
少年たち。
4年後少年の1人が転落死。
その後もう1人も。

少女の父俊彦の復讐か。
朋美の元担任香織は記者の秋山と
俊彦の行方を探すことに。

なんと言うかなかなかにヘビーな内容でした。
香織はキレてますね。狂気を感じます。
そんな香織でも良い秋山さんは肝がすわってます。

あとお父さんのキャラもなんか不自然な
感じもしました。

元気な時に読むことをおすすめします。

23年6月読
★★☆☆☆

婚活食堂9

山口恵以子さんの、
婚活食堂9作目。
図書館本です。

5つのお話。
今回はなんと恵さんの
恋話もです。
10年の長い恋に終わりを
告げ新たな縁をつかんだ
ありささんよかったです。

今回も巻末にはたくさんのレシピが。
これもこのお話の楽しみです。

前作の感想はこちら>>>

23年6月読
★★★☆☆ 

2023年6月9日金曜日

スカーレット・レター

五十嵐貴久さんの、
スカーレット・レター。
図書館本です。

編集者の春川。
新人作家の山科和美のため
岩手に。
彼女の実家の温泉旅館に
滞在する和美。

金縛りなどの不可思議な出来事。
和美の兄の奏人との出会い。
和美の幼なじみの死。

なんとなく気持ち悪い感じでお話が進んで、
最後の方はあれあれ?って不穏な感じで
お話は進み、読後はなんかすっきりせずでした。。

ホラーやったんですね。。

五十嵐先生の振り幅の広さはよくわかりました。

23年6月読
★☆☆☆☆ 

2023年6月6日火曜日

こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

標野凪さんの、こんな日は
喫茶ドードーで雨宿り。
図書館本です。

そろりさんがやっているおひとりさま
専用カフェの喫茶ドードー。
今回も5つのお話です。

ドードーでの時間はゆったりとしていて、
嫌な気持ちとか流してくれるんですが、
それまでのもやもや
は今回は結構感じました。
なんやろ。

とうめいマントの話とか、相手を思いやってる
ふりの言葉とか、

みんなもっとシンプルに生きれたらいいのですが。。
穏やかな時が過ごせるように。。

傷ついた言葉やけやなく、傷つけた言葉たちも飛ばす。
さすがそろりさんです。

あと上辺だけエコあるなって思いました。。

前作の感想はこちら>>>

23年6月読
★★☆☆☆

2023年6月5日月曜日

魔王の島

J・ルブリさんの、
魔王の島。
図書館本です。

1986年、祖母の訃報を受け
孤島に渡った記者のサンドリーヌ。
そこは終戦直後に住み始めた人たち
が住む島。

お話は1949年の子どもキャンプ"幸せな世界"に
携わるサンドリーヌの祖母シュザンヌのお話と
交互に進みます。

戦争で心に傷を負った子どもたちを島で3ヶ月
預かる子どもキャンプ。
そこで起きた悲惨な事件。
島に移ったスタッフはそのまま住人に。

子ども達が怯える魔王とは。

そして第二部からはお話はガラリと変わります。
何が真実なのか。
わかったようで、最後の最後で、えっ!?そうやったの
となって。

人が逃げ場として作る避難場所。
それは必要であり、有効でもあり、でも堅牢すぎると
自分自身も出れなくなるのやなぁと。

いやはやしかしすごいお話でした。。

23年6月読
★★★★☆

2023年6月4日日曜日

夜の道標

芦沢央さんの、
夜の道標。
図書館本です。

何人かの視点で話が
進みます。

2年前に起こった学習塾を
営む戸川の殺人。
容疑者は以前の生徒の阿久津。

事件を追う刑事、阿久津を匿う女性。
そして少6の少年2人。

この女性にとって阿久津さんはほんまに
ペット同然ですよね。。
はぁ。

波留くんの境遇がもうつらくて、つらくて。
そして阿久津さんも。

途中で巻末の参考文献を見てしまったんで、事件の
背景とかわかってしまいましたが、なんともやるせない感じでした。

時代が間違っていた。って簡単には言えないなって思います。

23年6月読
★★★★☆ 

2023年6月3日土曜日

たとえば葡萄

大島真寿美さんの、
たとえば葡萄。
図書館本です。

28歳の時にいきなり会社を
辞めて母の友人の市子ちゃんの
家に転がり込んだ美月。

母は失踪していた父のいる長野へ。
そしてコロナ。


なんか不思議な関係性のなかで美月は
生きています。

山梨での古民家再生、葡萄農家の手伝いをしたり。

市子さんの周りの人々も個性的。
三宅さんとか、まりちゃんとか。
そして辻房枝さん。
この人間関係かなり特殊です。

このお話の続き読みたいと思いました。
セブンとなんか進展あるのかなぁ。

23年6月読
★★★☆☆

27000冊ガーデン

大崎梢さんの、
27000冊ガーデン。
図書館本です。

戸代原高校の司書の駒子。
本にまつわる事件を書店員の
針谷さんと解く5つのお話です。

中には重めのお話もあり。
学校の図書館は
生徒たちにとって
すごくすごく大切な場所なんやというのが、
この本を読んでよくわかりました。

あと大崎さんがいかに本を好きなのかも
伝わってきました。

これはぜひ続編を読みたいです。

23年6月読
★★★★★ 

2023年6月1日木曜日

街とその不確かな壁

村上春樹さんの、
街とその不確かな壁。
図書館本です。

高3の僕と高2の君。
高い壁に囲まれている
街について話を紡ぐ2人。

図書館で夢読みをする僕。
影と離れての生活。
話が交互に進み
ます。

そして影と離れた僕は現実に。
中年となり地方の図書館の館長に。
不思議な少年。

そして2つのお話は交差。

村上春樹さんらしいお話でした。

23年6月読
★★★★☆