2005年8月31日水曜日

あかんべえ


宮部みゆきの時代ファンタジィー小説!
これこそ娯楽小説という1冊。

かなり分厚いのだけど、
最後の150ページはあっという間に読んでしまった。

少女とおばけ(人間味あふれる亡者たち!)の交流と、
その周りの人が描かれているのだけど、
少女の目線での世界が、かなり面白い。

この人は”ブレイブ・ストリー”もそうだけど、
子どもを主人公にした作品が上手いよなぁ。

やはり宮部みゆきはすごい。

楽しむにはおすすめの1冊!

05年8月読
★★★★★

2005年8月26日金曜日

堀田力の「おごるな上司!」―人事と組織の管理学


ロッキード事件で有名なさわやか財団の堀田さんが書いた、
組織についての本。

仕事をやっていると年数が経つにつれ、
自分の業務内容をどれだけよくするかを考えるだけでなく、
チームとしての総合力とか、管理とか、
色々と考えないといけないテーマとか増えてくるというのを
実感する今日この頃なので、ついつい読んでしまいました。

まぁ書いているのは当たり前のことばかりなのだけど、
目からうろこの部分もあり、内容はともかくとして、
目次にある警句だけでも読むと参考になるかも。

しかしこの本が書かれたのは10年以上前なのに、
日本の組織はなかなか変わらないのだなぁ~

05年8月
★★★☆☆
残念ながら絶版重版未定とのこと。

Nana (13)


12巻まで読んで辞めるわけにもいかず、
とりあえず読みでしょう。

でも展開がかなり急で、何というか。。。

終わりもかなしくなるのが見え見えで、
これから読みつづけるのがつらそう~

でも14巻が出たら、きっと買うんだろうなぁ~

05年8月読
★★★☆☆

2005年8月25日木曜日

だから恋は少しせつない


いかにも女の子が好きな本。

そしてこの本を読んで不覚にも泣きそうになった私は、
やはり女なんだなぁ。

作詞家でもある作者が、彼女とそして周りの人の
恋愛をもとに書いたエッセィー。

そこには異なる9つのお話が。
共通するのは”はかない幸せ”というか、
求めれば求めるほどに、なんかさみしくなる感情。

その一つ一つに共感する部分はもちろんだけど、
その時の感情の流れとかの表現が
「まさにそう!」と感じる部分がはしばしに。

さすが3分の中に人を共感させる作詞家だけに、
言葉の使い方が上手い!

疲れている時に読むと、なんか染みいっていい作品。

でも男性にはわからないんだろうなぁ~

05年8月読
★★★★☆
残念ながら絶版重版未定とのこと。

2005年8月21日日曜日

珍妃の井戸


中国を舞台にした浅田次郎の歴史小説。

混乱のさなかに死んだ珍妃。
その死の謎を解き明かしていく4人の外国人達。

色々な人の話しが出てくるんだけど、
みんな言う事が違って、最後の最後まで
どれが本当なのかがわからない展開。

嫉妬とか、権力への思いとか、
好きな人を失った悲しみとか、色々な気持ちがうずまいていて、
そして作品全体を通して悲しみを感じる。

でも浅田作品の割りには、
わざと泣かせようという姿勢は少ない。

歴史を知らなくても読める作品だけど、
歴史の知識の裏付けがあった方がもっと面白いのかも。

登場人物の名前を確認しながら読まないといけないのが
大変だった。

05年8月読 BO行き
★★★☆☆

2005年8月15日月曜日

処方箋


つらい!
これが文学だと言うなら、私は文学は苦手だ。

読んでいるうちに、こちらも狂ってきそう~

普通の生活をしている主人公が
知り合いのお姉さんの病院にお伴するようになり、
その彼女も変になって、多分本人も変になって、
読んでいるこっちも変になるって感じで。。。

主観で展開されている話だからこそ、
主人公の感情がどばぁっと伝わってくるかもしれない。

05年8月読 BO行き
★☆☆☆☆

宇宙戦争


19世紀にこんな作品が書かれていたなんて!
それが第一の感想。

内容はともより、この空想力のすごさに感動。

話はこんな他人まかせの結末でいいのか!と
思う面も無きにしもではあるが、
でも火星人という奇抜な発想力を駆使しながら、
その後の日常生活をたんたんと語って、
奇抜に走りすぎない点とかは結構いいかも。

映画は観ていないけど、
本だと自分なりの火星人とかが描けるのが楽しいかな。

05年8月 借り物につき普通に返却
★★★☆☆

2005年8月10日水曜日

友がみな我よりえらく見える日は


小学生の時に好きだった石川啄木の歌を思い出し、
手にとりました。

内容はいわゆる無名の人
(芥川賞を受賞したホームレスとかもいるけど)を主人公にして、
それぞれの人生の行き詰まりや、苦悩を描いているノンフィクション。

苦境の中でもそれらの人が自分らしく生きている姿などなど。

深読みする私としては、登場しているコメントとかいいのだけど、
どこまで本当(本心からの言葉)かなぁとか考えてしまった。

作者と距離がどの位かわからないけど、
なかなか自分の苦しい時の本心って言えないものだし、
自分をついつい格好良く見せたくなったりとかしてるんじゃないのとか。

相手を信頼していたら言えるのだろうけど。

だからコメントがどこまで本物かを途中からすごく考えてしまった。

またこのタイトルは、読者が苦しいと思ったとき、
あなたよりももっとつらい状況の人がいますよ的につけたの???とか。
(それだとかなり悪趣味!)

小学生の時からの思い入れがあったため、
ちょっとうがった見方になりすぎてるのかな。

深読みしなければ、いいとは思うけど。
村上龍も誉めているし。

05年8月読 BO行き
★★★☆☆

2005年8月9日火曜日

思い出トランプ


10数ページの短いスペースで、
人生の重みをここまで描けるなんて。

すばらしい。

短いのに登場人物がきちんと描写されている。

最近は軽さが多く、読み終わってもよくわからない
短編集が多いが、これは格別。

ストーリーを伝えるのに、長さなんて必要ないんだって感じ。

何気ない日常の裏にある苦悩が伝わります。

05年8月読 BO行き
★★★★☆

2005年8月8日月曜日

Y


<もし、あの時ああしていたら>と
誰でも一度は思ったりするもの。

それをお話にした作品。

SFなんだけど、恋愛小説のテイストを加えて、
まぁ万人受けするように仕上がっている。

そうは言っても、作者は少しドライな視点も持っていて、
人生をやり直したりしても、必ずしもそれが自分にとって
いい結論になるとは限らないということを描いている。

そこは作者らしさか。

登場人物が自分の決断とはいえ、
同じ人生を常に繰り返しているのは、悲しいことだなと感じた。

*まるでハムスターが車輪の中を一生懸命まわっているように、
ある種のむなしさを感じる

しかしこの本はそこまでの深みをもって書かれてはいないので、
ちょっと深読みしすぎかな。

誰もが興味を抱きやすいモチーフだからこそ、
もう少し深みをもって描いて欲しいというのが、個人的な感想。

まぁ暇つぶしにはいいかも。

05年8月読 BO行き
★★☆☆☆



2005年8月4日木曜日

さくら、さくら―おとなが恋して


林真理子の短編集

エッセーしか読んだことがなかったので、
初めてこの人の小説を読んだ

人間って本当に自分勝手な生き物なんだなぁと、
全篇を通じて感じられる

自分もエゴの固まりなのだからかしれないが、
読後感はあまり好きではない

05年8月読 BO行き
★☆☆☆☆