2005年8月8日月曜日

Y


<もし、あの時ああしていたら>と
誰でも一度は思ったりするもの。

それをお話にした作品。

SFなんだけど、恋愛小説のテイストを加えて、
まぁ万人受けするように仕上がっている。

そうは言っても、作者は少しドライな視点も持っていて、
人生をやり直したりしても、必ずしもそれが自分にとって
いい結論になるとは限らないということを描いている。

そこは作者らしさか。

登場人物が自分の決断とはいえ、
同じ人生を常に繰り返しているのは、悲しいことだなと感じた。

*まるでハムスターが車輪の中を一生懸命まわっているように、
ある種のむなしさを感じる

しかしこの本はそこまでの深みをもって書かれてはいないので、
ちょっと深読みしすぎかな。

誰もが興味を抱きやすいモチーフだからこそ、
もう少し深みをもって描いて欲しいというのが、個人的な感想。

まぁ暇つぶしにはいいかも。

05年8月読 BO行き
★★☆☆☆



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