
裏庭に迷いこんだ女の子のお話。
その裏庭は彼女だけでなく、近所のおじいさん、
両親、弟、そして祖母まで絡む重要な場所。
そしてその裏庭の持ち主の家族も。
生きているうちに知らず知らずに負う傷。
それを無視することなく、恐れず、支配されず、
育てることが大事だというメッセージ。
そして人と触れ合うことの大切さ。
ファンタジーでメッセージ性も強いし、
それなりに読みながら映像も膨らむけど、
何か中途半端。
毒が足りないのか、話を広げすぎているのか。
同じ題材を恩田さんとか宮部さんが描いていたら、
また違ったのでは?
それなりにいいこと伝えているのだけどね。
何か物語の矛盾(時間の流れとか)を感じたり、
そんな些細なことが引っかかって、
上手く入り込めずにいた。
作者にとって、この物語のスケールの大きさがモノにできていない感じ。
でもさらっと読むにはいいと思う。
06年5月読 BO行き
★★★★☆










