2005年10月30日日曜日

幻の女


700ページを越える長編。
しかし読者を飽きさせることなく話に引き込んでいく。

5年前に自分の前から消えた恋人と再会した翌日に、
彼女が死に、その真相を探っていく主人公。

ハードボイルドなんだけど、感情とかも上手く表現されている。
愛だったり、後悔、プライドなどなど。

話をもっと簡単に終えさせることもできるだろうに、
次々と新たな展開。
途中では作者が満足しきれんかったのかな。

ラストの手紙はいい!

05年10月読 BO行き
★★★★☆

2005年10月29日土曜日

流星ワゴン


父と息子の物語。

38歳の主人公は人生に疲れ、
もう死んでもいいと思っている時に
一組の親子と出会う。
そして同い年の自分の父親とも。

過去に戻りながらも現実は変えられず、
でも知らなかったことを知っていくにつれ、
人生と向き合う。

読みながら自分の人生を思い返し、
後悔と感謝を感じる。

本当にすばらしい一冊。

05年10月読
★★★★★

2005年10月23日日曜日

ロンリー・コンプレックス―私が私であるために


悩める女性に向ける唯川恵のエッセイ。

さらっと読めるが深くは響かない。
なぜだろう

05年10月読 BO行き
★★★☆☆

2005年10月22日土曜日

変身


移植手術によって、少しずつ自分を失っていく主人公。
日々変わっていく自分、
衝動を止められない自分が哀しく描かれている。

人間を司るものは何か、考えさせられる。

05年10月読
★★★★☆

2005年10月19日水曜日

流しのしたの骨


まさに江國ワールド炸裂の一冊!
この独特の世界感はこの人にしか描けない。

4人姉弟の3番目のこと子と
ちょっぴり変わった家族の物語。
不思議な日常生活にどんどんと引き込まれていく。

あったかい気持ちになれる一冊。

05年10月読
★★★★☆

2005年10月17日月曜日

孤独を生ききる


瀬戸内寂聴さんの愛と生と老いについての語り。
その語りはやさしさに満ち溢れている。

人はひとりで生まれ、そして死ぬときもひとり。
だからこそ孤独とうまくつきあっていかなければならない。

年代や状況によって色々なとり方、学ぶべき点、
共感するところがあるんだろうな。
その時々の読み方が。

定期的に読み返したい一冊。

05年10月読
★★★★☆

2005年10月16日日曜日

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人


魔法学校3年目のハリー。

個性的な先生、頼もしい友、そして宿敵に囲まれて、
どんどんと成長していくハリー達。

今回はアズガバンから囚人が脱獄して
ハリーが狙われているという設定だが、
日々の生活がその中でうまく書かれている。

話の内容に熱中できるので読み始めたら止まらない。

05年10月読
★★★★☆

ハリー・ポッターと秘密の部屋


人気シリーズの2冊目。

時間を忘れ没頭できる。

魔法学校での日々が魅力に溢れ描かれている。

05年10月読
★★★★☆

2005年10月14日金曜日

手と目と声と


灰谷健次郎さんの短篇集。

さらっと読めるが一つ一つに重みがある。
温かさとせつなさを感じる一冊。
イラストも美しい。

〈水の話〉で朝鮮人の友人の父のエピソードで、
彼が水泳大会で3位になった時に
日本の国旗があがった時の話をするシーンは胸につまされた。

05年10月読 BO行き
★★★★☆
残念ながら絶版重版未定とのこと。

2005年10月12日水曜日

ダ・ヴィンチ・コード〈下〉


読後感の充実が何ともいえない!

アクションやミステリーの要素がより強くなり、
あららあなたも悪者だったのという感じ。

大きなる謎の聖杯については、
このくらいの終り方がまぁ妥当なんだろうなと。

世紀の大発見はさすがに断定して描くより、
想像の範囲でこの位がやっぱり。

何らかの明確な答えを出さないと
読者も納得しないだろうし。

先がどうなるのか見えないので、
初回はどんどんと読んでしまったが、
今度はもっとじっくりと深く読んでみたい。

05年10月読
★★★★☆

2005年10月11日火曜日

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉


寝不足になっても、読み始めたら止まらない。

母からの前評判があまりよくなかったので、
想像以上!

キリスト教をめぐる謎を殺人事件とからめて書く事で、
テンポ良く話が進められていて、
難解さを感じることなく読みすすめられる。

今までの常識がくつがえされる驚きも。

きっと何回か読み返す度にあらたな発見がある本だと思う。

久々にルーブルに行きたくなった!

05年10月読
★★★★★

恋愛中毒


タイトルにちょっと引き気味ではあったが、
とりあえず読んでみようと思った。

一見地味にみえる女性の恋の物語。

嫉妬や相手に依存する心とか被害者意識など、
痛いくらいにわかる。
そしてだからこそ、もう恋なんてしたくないって言葉も。

ラストにはそおゆうことだったのねと驚き!

男の人は読まないほうがいいかも。
どの女性にも狂気はひそんでいるってことがわかるから。
違うのはたった一つのきっかけがあるかないかだけ。

05年10読 BO行き
★★★★☆

2005年10月5日水曜日

夢見通りの人々


難波の南にある
夢見通り商店街を舞台にした短篇集。
それぞれが絡み合って、一つのお話に。

それぞれからの視点での話を書くことにより、
他人からみた安易な噂ではわからない人間の奥深さを、
うまく表現している。

タバコ屋のおばぁちゃんの話や
肉屋のお兄さんの話にはほろり。

深みのある一冊

05年10月読 迷ったけどBO行き
★★★★☆

2005年10月4日火曜日

朝の少女


大好きな灰谷健次郎さん訳の大人向け童話。

MORNING GIRLとSTAR BOYの姉弟のモノローグで
家族の生活や自然の中での日々の情景が描かれている。

子供は日々大人になり、時代は変化していく。

ラストは文明の進化とされていることが
壊したものを気づかせる仕立て。

読み手の想像力にまかせたおわり方。

20分くらいでさらっと読める。

好きな人は好きかも。

05年10読 BO行き
★★★☆☆
残念ながら絶版重版未定とのこと。

2005年10月3日月曜日

MOMENT


帯に惹かれて衝動買い。

病院でバイトする主人公が
死を目前にした人達の願いをかなえていくお話。

その人達のとふれあいや、周りの人達との日常が、
たんたんと書かれている。

お涙ちょうだいの話ではなく、
人間の汚さとか書かれている。

主人公も死を目前にした人も決して聖人ではなく、
復讐だったり嫉妬だったりと。

話の着眼点は面白いのだけど、何か深さが足りない。

正直帯負けしているなぁ~というのが感想。

さらっとは読めるんだけどね。

05年10月読 BO行き
★★☆☆☆