2016年5月27日金曜日

修羅走る 関ヶ原

山本兼一さんの
修羅走る 関ヶ原。
同僚からお借りしました。

関ヶ原の合戦を描いた
一冊です。

これずっと前からお借りして
いたのですか、その厚みと、
あともう結果を知っている
ヶ原のお話かということで、
読み始めまで時間がかかっていたもの。

あれやけ栄えた西軍が敗れていく様は
あまり読みたくないというか。

でも山本兼一さんは好きな作家さんなので、
どう描くのかと知りたいとこもあり、読み始めました。

あと一冊で1日のみ書くのもどうやるのかとも
興味があり。

西軍、東軍それぞれの武将達の語りのリレーで
話は進みます。

石田三成が懸念する小早川秀秋の裏切り。
心配性の家康。
三成憎しの黒田長政。

主の裏切りを義を説いて止めようとする家臣たち。

大河ドラマで演じていた俳優さんの顔を
思い浮かべながら読みました。
江や、官兵衛に真田丸など。

三成はね、もう少し人情を表現できれば
よかったのかもですよね。
理屈やけでは人は動かせない。
でもわかる人はちゃんといてよかった。

大谷吉継も良い描かれ方をしていました。

やからこそ東軍は小早川と毛利の裏切りが
あったから勝ったとかなんかね。
義はどこにあるのかと思っちゃいました。

この後徳川幕府の安泰の時代が来るので
結果オーライやけど、でもなんとも釈然としない。

でも山本さんの文章力はさすがです。

16年5月読
★★☆☆☆

2016年5月23日月曜日

正義をふりかざす君へ

真保裕一さんの
正義をふりかざす君へ。
同僚からお借りしました。

一度は捨てた故郷に、
元妻の依頼で戻った
元新聞記者の不破勝彦。

彼女の不倫写真を撮った
犯人を捕まえてほしいと
いうのがその依頼。
相手は市長選に立候補している候補者。

戻った妻の父が経営し、結婚を機に不破も働いていた
古巣のホテルは、不破の結婚前の勤め先の新聞社の傘下に入っていた。

不破が故郷を離れるきっかけとなった食中毒事件。

そして選挙関連の争い。

不破は知らず知らずに巻き込まれていきます。

いやぁ。重かったです。。

正義をふりかざす第4の権力であるマスコミへの批判と、
自らの正義のために他人を傷つけるのも厭わない人々。

必ずしもフィクションと言えない部分もあり、
読んでいて悲しい気持ちにも。

自分が正しいと信じてる人たちの悪意の
毒気にあたりました。

とは言え真保さんらしい骨太作品。
男性は好きかもしれません。

しかしね、いかに恨み辛みの相手やからって、
お醤油を紅茶のかわりに出すとか、ほんまに怖い。

再婚した妻の過去とかもいらんかったな。
不破さんも知りたくなかったでしょうに。

あと亡くなった元妻のお父さんは娘の姿をみて、
どう思うのかなぁ。
立派なお父さんやったんに。

なんともやりきれないです。。

16年5月読
★★★☆☆

2016年5月22日日曜日

空飛ぶ広報室

有川浩さんの
空飛ぶ広報室。

ようやく文庫化
されました。

喜んで購入したのですが、
あまりの分厚さに読み始め
までちょっと時間がかかりました。

でも読み始めたらその面白さに一気読み。

憧れのブルーインパルスのメンバーに
選ばれていたのに、不運な交通事故に
巻き込まれ、夢を断たれた元戦闘機
パイロットの空井大祐。

異動した航空幕僚監部広報室で
待ち受けていた癖のある面々。

そして自衛隊嫌いのテレビ局の
ディレクターのリサ。

そんな彼が広報マンとして成長していく姿が、
有川さんお得意の恋も交えながら語られます。

夢を断たれたあと、残りの人生を余生として
過ごしたくないという空井は素晴らしいです。

あと女性として肩肘張らないといけない環境で
戦っている柚木とか、彼女を見守る槇とか。

胸きゅんとともに、自衛隊についての理解も深まる一冊。

自衛官も同じ人間なんですよ。

さすが有川さんです。

自衛隊の人の心意気に胸を打たれました。
ほんとに頭が下がります。

特に"あの日の松島"を読んで、自分たちも被災者なのに
救助する側に徹した方々には脱帽です。

私たちを守っていただいてありがとうございます。

一人でも多くの人に読んでもらいたい一冊です。

自衛隊3部作の感想はこちら>>>

16年5月読
★★★★★

フォグ・ハイダ The Fog Hider

森博嗣さんの
フォグ・ハイダ。
ヴォイド・シェイパ
シリーズの4作目です。

旅を続ける若き侍ゼン。
山の中で盗賊に襲われ、
用心棒らしき侍と剣を交える。
圧倒的な強さの侍。

なんとかその場から逃れることが
できたゼン。

その後毎回お馴染みのノギと、
チハヤと合流。

チハヤがお侍の旧友ということが判明し、
そのお侍キクラを助太刀することに。

相変わらずゼンはいろいろな事を考え、
自問自答。
そして確実に成長していきます。

大好きなナナシも登場。
女性やったんですね。

まだまだゼンの旅は続きそうですが、一応次作で完結するよう。
早く文庫化されないかしら。

前作の感想はこちら>>>
16年5月読 BO行き
★★★☆☆

2016年5月21日土曜日

増山超能力師事務所

誉田哲也さんの
増山超能力師事務所。

宮部作品の小休止に
読みました。

超能力師が一般的な
世界が舞台。

日暮里から徒歩10分の
雑居ビルにある増山超能力師事務所で働く
個性的な面々のお話です。

所長の増山は格好良いのでみんなが惚れるのがわかるし、
明美ちゃんの苦悩を隠したギャルっぷりも好き。
あと唯一の超能力師でない朋江さんの一刀両断ぷりもいいです。

短編集なので読みやすいし、毎回語り手が変わるので、
飽きなく読めます。
2話目から少しずつ面白さが増しました。

増山さんの語りはないけど、少しずつ彼の正体とか、
彼が背負っているものが判明していきます。

これシリーズ化されていくのかな。
ぜひ続きも読みたいです。

超能力って憧れるけど、持ってたら持ってたで
大変なんですよね。
相手のほんとの気持ちがわかったら楽と思うけど、
それやけやないんでなぁと、これを読んでしみじみと。

しかし誉田哲也さんて、ほんとにお話の幅が広いですね。
そしてそれぞれを魅力的に描いてる。
すごいなって思います。

16年5月読 BO行き
★★★☆☆

2016年5月20日金曜日

ペテロの葬列 上

宮部みゆきさんの
ペテロの葬列。
同僚からお借りしました。

名もなき毒から2年後の
杉村三郎さんが登場します。

事件を引き寄せる彼は
今度はバスジャックの
被害者に。

前作で心配していたお嬢さまの
奥さまとは仲良く続いていてほっとしました。

おなじみの園田編集長の脆さにはびっくり。

その他のメンバーが入れ替わっていたのは
残念でした。
秋山氏登場しないかしら。

そして義父と距離がどんどんと近くなる杉村さん。

これからの展開も楽しみです。

前作の感想はこちら>>>

16年5月読
★★★☆☆

2016年5月19日木曜日

名もなき毒

宮部みゆきさんの
名もなき毒。
同僚からお借り
しました。

冒頭は無差別毒殺事件から。

そしてその後はおなじみ
逆玉の杉村三郎が登場して、
トラブルメーカーのバイトちゃんの
後始末に翻弄されるお話が。

どこで毒殺とリンクするのかなと思ってたら
100頁過ぎにようやく関係者が登場。

被害者の遺族と出会って、犯人を
調べることになるんですね。
杉村さんはほんとに名探偵。

新しいアシスタントのゴンちゃんに
その従兄弟の秋山氏も大活躍。

しかしこのトラブルメーカーのバイトちゃんの狂気には
読んでいてぞぞぞっとしました。
こんな人が実際に身の周りにいたらと思うと
心底怖いです。

彼女の自分勝手な悪意がいつ幸せな杉村家を
襲うのかどきどきしながら読んでいました。

彼女の悪意は去ってからも人を蝕むものなんですね。
これからの奥さんが心配です。

前作の感想はこちら>>>

16年5月読
★★★★★

2016年5月16日月曜日

誰か

宮部みゆきさんの
誰か。

ペテロの葬列の前に
読んでいなかった
前作2冊を同僚から
お借りしました。

今多コンツェルン広報室の
杉村三郎は事故死した
梶田運転手の娘たちに
父の一生についての本を書きたいと
相談を受ける。

杉村さんはいわゆる逆タマでお金持ちの
お嬢さんと結婚したお人。

ピュアな彼が、またまたピュアな奥さまと
可愛い娘さんに囲まれながら、運転手さんの過去、
死の真相、そして残された娘2人の人生に
向き合うお話。

結構な長編でしたが読み始めたら止まらず
一気読み。

さすが宮部さん。

娘さん達の真相はかなり早めからわかっちゃったけど、
いやぁ醜い。
自分が愛情の真ん中にいた人ってなんて
自分勝手なんでしょ。

読後悪い面もあるけど、そこはピュアな奥さまが癒してくれる。

続きも楽しみです。

16年5月読
★★★★☆

スナックちどり

よしもとばななさんの
スナックちどり。

離婚した私と身寄りを
亡くしたばかりの
従姉妹のちどりでの
イギリスの片田舎への旅。

海に近い何もない街。
その静けさの中で2人は
それぞれの孤独と向き合います。

これは好き嫌い分かれる作品やと思います。
男性は特に苦手かも。

私は主人公の旦那があまりに現実離れしていて、
そこについていけませんでした。

でもそういう面を持ってる人って
確かにいるよなとも思いつつ。

よしもとばななさんらしいお話でした。
表紙のイラストも可愛い。

のんびりと観光地でないイギリス旅に行ってみたくなりました。
そしたらクリームティーを楽しみたいです。

16年5月読 BO行き
★★☆☆☆

2016年5月15日日曜日

Bones season#9

ボーンズの
新シーズン。
ようやくD-Lifeで
放送開始。

前シーズンの衝撃な
終り方の続きが気になり
やきもきしていました。

今シーズンは最初から全速力。
いきなり強敵ポラントと対峙。
ブレナンは無鉄砲やしハラハラでした。

そしていよいよ2人の結婚式。
この回には実習生が全員登場。
これは嬉しかったです。
シンディーローパーの歌も!
あとブレナンの手紙はとても素敵でした。

新婚旅行の回もよかったですね。
アルゼンチンに行きたくなりました。

ゲストでゴシップガールのセリーナの
母役が出た時はびっくり。
また違った役柄を観れるのは嬉しいですね。

毎回どの個性的な実習生なのかなというのも
楽しみのひとつ。

そして今回も結構衝撃な終り方。
すごい銃撃戦でした。
家がかなりすごいことになりましたね。
もうこれからどうなるの!?って感じです。

続きも楽しみです。

前作の感想はこちら>>>

★★★★☆

2016年5月14日土曜日

火天の城

山本兼一さんの
火天の城。
同僚からお借り
しました。

信長より安土城築城を
命じられた岡部又右衛門と
以俊親子のお話。

父に反発する以俊。
息子の未熟さに憤りを感じる又右衛門。

そんな2人が数々の妨害や苦難に立ち向かって
城を築いていく壮大なお話です。

城造りも戦ですね。

安土城ぜひみたかったものです。

今まで知らなかった観点からの
戦国時代のお話。
面白かったです。

16年5月読
★★★☆☆

2016年5月11日水曜日

Sherlock 忌まわしき花嫁







今年の元日にイギリスで
放送されていたシャーロックの
特別編。

今年劇場公開されてた時、
観にいくかかなり迷っていましたが、
こんなに早くテレビ放送してくれる
なんてありがたい。

しかも直前にシーズン3の再放送もあったので、
見逃していた1話目も観ることが出来ました♪

舞台は1895年。

自殺したはずの花嫁が起こす事件。
謎を解くのはもちろんシャーロックにワトソン。

マイクロフトの太り具合には笑けました。

モリアーティが登場するとやはり話が
ぴりりと締まりますね。

今までの話を彷彿とさせる小ネタが
ファンには嬉しい限り。

そしてシーズン3の最終話とリンクしているので
直前に見返していてよかったなと。

話の構成も面白く、映像も美しいし、カンバーバッチも
相変わらず格好良い。

時代を越えるシャーロック。
面白かったです!

★★★★☆

ビオレンシアの政治社会史 若き国コロンビアの“悪魔払い”

寺澤辰麿さんの
ビオレンシアの
政治社会史。

お偉い方から
お借りしました。

作者の寺澤さんは
大蔵省出身で横浜銀行
頭取を務められたあと、
今は会長かな。

その寺澤さんが自らの大使の経験を活かして
南米コロンビアについて書いた一冊です。

ボリバールとサンタンデールの建国時から続く
二大政党に、各ゲリラの歴史。
とても勉強になります。

ボゴタの米国大使館の館員数が世界第1位というのは
知りませんでした。
麻薬、テロリスト、移民という問題での
米国の関心の高さがわかります。

でもコロンビアが必ずしも国民性が狂暴というわけではない
ということを作者は説いています。

ガルシア・マルケスについても"そうだったのか"と
いう発見もありました。

どちらかというと学術書的な側面が強いですが、
興味ある人には面白い一冊だと思います。

16年5月読
★★★☆☆

2016年5月9日月曜日

効用重視?

最近使っている
シャンプーと
コンディショナーは
ドイツで買ってきたもの。

LaveraのBasis sensitiv
シリーズのです。

これがいかにもドイツっぽい
というか、香りとかよりも
効用重視というか、なんか質実剛健な感じなんです。

髪にはきっといいに違いないと思いながらも、
なんかアメリカのオーガニックの方が
好きな感じもします。

いろいろ試すのも面白いものですね。

★★☆☆☆