いやぁ面白い!!!
池井戸潤さんの
”ルーズヴェルト・ゲーム”
あまりの面白さに
かなりのページ数にも関わらず
一気読み。
不況の影響で苦境に立つ青島製作所。
苦渋の決断でのリストラ、そして歴史ある社会人野球チームに迫る廃部の危機。
かつての名門チームは前監督がエースとともにライバルチームに移籍し、戦力面でも危機に。
会社へのライバルからのあの手この手での交戦と、野球チームの立て直しが並行して進みます。
創業者であるオーナーから社長を引継いだ細川、野球チームのマネージャーの古賀と
総務部長兼野球部の部長の三上の奮闘が描かれてます。
他の登場人物もみんな魅力的。
特に専務の笹井が実直や番頭さんって感じでいいんよねぇ。
他にも開発の人とか、監督とか、大株主の志眞とかもいい味だしてる。
ライバル企業の人やら株主やらいろいろな人の視点で話が進むのに
それをぶつ切りに感じさせないのはすごいな。
利益を追求するのが企業の目的やけど、それやけやない。
そこには人がいて、想いがある。
そんな事をすごく感じた。
野球に限らず、他のスポーツでも企業のチームの撤退は相次いでる。
陸上やラグビーやらアメフトやら。
コストを考えると致し方ないんやけど、それはすごくさみしいことやんなって思う。
あと存続できたとしても、故障とかで職さえも失う危うい彼らの立場にも。
会社は誰のものかということも改めて考えさせられる。
オーナー企業であれば、経営理念は貫けるし、コスト以外の思いも達成できるかもしれない。
でもそれだけでは成長も限られるのかもしれない。
んー
深い。
でもそんな根本的な問いも含めて、とても楽しめるお話です。
池井戸さんはさすがですね。
14年3月 BO行き
★★★★★













