2014年3月31日月曜日

ルーズヴェルト・ゲーム

いやぁ面白い!!!

池井戸潤さんの
”ルーズヴェルト・ゲーム”

あまりの面白さに
かなりのページ数にも関わらず
一気読み。

不況の影響で苦境に立つ青島製作所。
苦渋の決断でのリストラ、そして歴史ある社会人野球チームに迫る廃部の危機。

かつての名門チームは前監督がエースとともにライバルチームに移籍し、戦力面でも危機に。

会社へのライバルからのあの手この手での交戦と、野球チームの立て直しが並行して進みます。

創業者であるオーナーから社長を引継いだ細川、野球チームのマネージャーの古賀と
総務部長兼野球部の部長の三上の奮闘が描かれてます。

他の登場人物もみんな魅力的。
特に専務の笹井が実直や番頭さんって感じでいいんよねぇ。

他にも開発の人とか、監督とか、大株主の志眞とかもいい味だしてる。

ライバル企業の人やら株主やらいろいろな人の視点で話が進むのに
それをぶつ切りに感じさせないのはすごいな。

利益を追求するのが企業の目的やけど、それやけやない。
そこには人がいて、想いがある。
そんな事をすごく感じた。

野球に限らず、他のスポーツでも企業のチームの撤退は相次いでる。
陸上やラグビーやらアメフトやら。
コストを考えると致し方ないんやけど、それはすごくさみしいことやんなって思う。

あと存続できたとしても、故障とかで職さえも失う危うい彼らの立場にも。

会社は誰のものかということも改めて考えさせられる。
オーナー企業であれば、経営理念は貫けるし、コスト以外の思いも達成できるかもしれない。
でもそれだけでは成長も限られるのかもしれない。

んー
深い。

でもそんな根本的な問いも含めて、とても楽しめるお話です。

池井戸さんはさすがですね。

14年3月  BO行き
★★★★★

永遠の15分










仕事帰りに森美術館でのアンディ・ウォーホル展に。
Andy Warhol:15 Minutes Eternal.

初期の頃からの作品や、写真、映像など盛り沢山。

彼のタイムカプセルには見知ったものもあり、
本当に彼が私たちと同じ時代に生きていたんだと感じられて、嬉しかったりもして。

作品からの圧倒的パワー。
さすがです。
そして20世紀のアメリカのパワーもそこから感じられる。

題名の永遠の15分は60年代のアンディの言葉"
In the future everybody will be world famous for 15 minutes."からのもの。

そして数十年後に彼はこう言ってます。
"In 15 minutes everybody will be famous."

彼は自由と思っていたけど、そうでないことを知っていたからこそ
自由を表現することで求めていたのではと感じた。

週末はかなりの混雑のようやけど、平日の夜は比較的空いていて
落ち着いて観られたのが嬉しい。
何より仕事帰りにアートに触れられるなんて贅沢やこと。

写真も自由に撮れたらなおいいのにねぇ。

★★★★★

2014年3月29日土曜日

The Secret Life of Walter Mitty

邦題は「LIFE!」

予告編を観た時から
気になっていた作品。

公開後の評判もいいので
観てきました。

LIFE誌の写真管理部に勤める
主人公ウォルターは妄想野郎の冴えない男性。

会社が買収され、雑誌の廃刊が決定。
でも最終号を飾る写真が無くなり、カメラマンを追って旅に出るウォルター。

父の死以降こつこつと働き、旅もしていなかった彼はグリーンランド、アイスランドにヒマラヤに。
そして本来の彼らしさを取り戻していく。

まずは映画が始まって直ぐのクレジットの出方がすごく自然でさりげなく、
かつおしゃれで期待感高まりました。
こういうの好きだな。

妄想シーンにはあまりの馬鹿らしさに爆笑。
いくつかの映画へのオマージュが。
ハリウッドらしいつくり。

そして登場する風景のキレイさ。
旅先ももちろんのこと、NYもまた行きたくなりました。
映像が本当にキレイ。

そして最終号の表紙の写真も言葉も◎。

Ben Stillerってやっぱすごい才能の人ですね。
日本ではあまり人気ないけど、今回の映画ではかなり格好良い感じに。

そして何よりもSean Pennの登場に悶絶。
歳とったけど、やはり格好良い!!!

観終わった後には心地良い感動が。
そして何よりも旅に出たくなりました。

「!」があるお勧めの映画です。
ぜひ映画館で♪

★★★★☆

2014年3月28日金曜日

花の鎖

湊かなえさんのお話。

梨花、美雪、紗月の
お話が交互に進んでいきます。

梅香堂のきんつばと山本生花店、
画家の香西路夫とお花が
3人のお話の共通点。

そして登場する謎のイニシャルKの人物。

途中からなんとなくからくりはわかるけど、
はっきりとした答えまではでなかった。

最後にわかってすっきり。
そしてもう一度斜め読み。
確かにヒントはたくさんあるな。

雪月花のつながりがいいね。

そして絵の解釈とかって正解がないことも
確かにって思えた。

14年3月読 BO行き
★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106314568/subno/1

2014年3月27日木曜日

サクラ咲く

大好きな辻村深月さんのお話。
本屋さんで見つけて即買い。

若美谷中学と高校を
舞台にした3つの短編です。
相互に絡みあっていて、
その仕組みにも泣けました。

「約束の場所、約束の時間」は朋彦のクラスに転校してきた悠とのお話。
しょっぱなからガツンとやられました。
みんないい奴なんよ。

「サクラ咲く」は中学に入学したマチとクラスメイトの日々。
一番共感した。
自分を変えたいけど変えられなかったり、でも確実に成長してる思春期の頃の登場人物達にすっかりと感情移入。

前のお話ともリンクしてるし、タイムマシンも出るし、すっかりとやられました。

そして何よりも登場した合唱曲「遠い日の歌」が最高。
YouTubeで検索して何回も聴いちゃいました。
お話や自分の昔を思い出して涙涙。

いくつになっても悩みは尽きないけど、人は前を向いて歩いていくんやね。

最後は「世界で一番美しい宝石」
2作目とは図書館つながり。
タイムマシンは登場しなかったと思ったら、最後にやはり時間がつながってた。
それがすごくすごく嬉しかった。

そして目立つヒーローだけの学校ではないってメッセージもすごく良い。

ひとつひとつのお話もやけど、やはり構成が一番良かったかな。

さすがの辻村深月さんです。

あと最後のあさのあつこさんの解説も。

いい本との出会いは私にとって宝物です。

14年3月読
★★★★★
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106389613/subno/1

2014年3月25日火曜日

星間商事株式会社社史編纂室

三浦しをんさんの新刊です。
「星間商事株式会社社史編纂室」

舞台も登場人物も三浦しをんさんらしいな。

主人公がなんたって腐女子。
本編とともに同人誌やら裏社史で書かれるお話が
合間合間に登場したり。楽しませてもらいました。

社史編纂室の独特な面々が、会社の隠された過去を暴こうと
あれやこれや。

矢田先輩も洋平もいい人だなぁ。

文中に登場した
大人になるって、さびしさに鈍感になることなのかもしれないな」って
なんて衝撃的な言葉やこと。

絶対現実的にはあり得ないお話だけど、これぞ小説だからできるのね。

14年3月読 BO行き
★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106385186/subno/1

2014年3月22日土曜日

相棒 season12









相棒シリーズの最新作。
半年間楽しませていただきました。

成宮くんの相棒も大分板についてきた感じ。

ゲストも豪華。
こんな人も出るんやって感じで。

そして何より良い話が多かったかな。
初心に戻った感じの。

右京さんの友達とか最終回スペシャルとか。

最終回スペシャルには久々の官房長に
やっぱりこの人がいてこそのシリーズだなって思えました。

映画は来月公開。
ぜひ観にいきたいですね♪

★★★★★

輝く髪♪










このブランドのボディーソープが
すっかりと気に入って、髪のも
買ってみました。

SHIKAIのTea treeのシャンプーと
コンディショナー。

これが思った以上に良い感じ。

一つ前にも別ブランドのTea treeのを
使っていたけど、これが全然違う。

泡立ちもいいし、ちょっと入っている
ミントの刺激も良い。

いつもよりも髪がしっとりと、そして輝くような感じが。

これはヘビロテになりそう。
またアメリカに行ったら買ってこよっと♪

★★★★★
http://www.shikai.com/products/natural_hair_care.htm

Frozen











邦題は「アナと雪の女王」
ディズニーアニメの新作です。

オープンしたてのTOHO CINEMAS日本橋で観てきました。
3D,THX&DOLBY ATMOSと最新鋭の環境でお話を堪能。
いやぁこの環境は期待以上に素晴らしかったです。

アニメーションもすごいですね。
腕とか氷とか本当に本物みたい。
映像が美しすぎる!!!

そして音楽。
2人の歌声がすごく心に染みます。
周囲を囲まれているこの音響には心踊りました♪

お話はアンデルセンの「雪の女王」にインスピレーションを得てつくられたもの。

生まれついての魔法により心を閉ざし、周りから離れようとする姉エルサと彼女を連れ戻そうとする妹アナ。
山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェンと夏にあこがれる雪だるまのオラフがアナに協力。
彼らの少しコミカルなやり取りも現代らしい。

そして何よりも女性が強いのが、今の時代のディズニーアニメって感じました。

王子様も登場するけど、彼女達は自分の足で人生を変えようとする。

アナの真実の愛には感動。
そうなんだよねぇ。

邦題はアナとついているように、日本人的にはアナの頑張りを応援したいんやろうな。
でも私はエルサに共感。
彼女の辛さに何回も泣いてしまう場面が。
切ない。でも温かい。

そしてGLEEファンには堪らないキャスト。

エルサはレイチェルの母を演じたIdina Menzel、そしてクリストファーはジェシー役のJonathan Groff!!!

実は観終わるまで知らなかったのやけど、知ってから悶絶。
うわぁーなんたるキャストかぁ〜

これでレイチェルまで出れば完璧やったんに。

アナを演じたKristen Bellの歌声もよかったですけど。

この映画の歌は本当に素晴らしい。
Let It Go!は即買いしました♪

男性にはどうかわからんけど女の子たちにはお勧めの映画です。
ぜひ映画館で♪

★★★★☆

2014年3月20日木曜日

月下の恋人

久しぶりに浅田次郎さん
の作品を読みました。
11の短編から成る"月下の恋人"

ちょっと摩訶不思議な話や
怖いのとかもあるんで
好き嫌いが分かれる作品かも。

単純に感動を求める人には不適切です。

心にしみたのは「告白」

「忘れじの宿」の「愛しているからこそ辛いのやで。
恨みつらみも、その愛する心があればこそや」
「男はんの恋は奪うものやけも、女の恋は捧げるものやし」という言葉も。

表題作の「月下の恋人」は若さ故のブレーキをかけれない恋が描かれていてなんとも。

風景描写が綺麗な作品群です。

14年3月読 BO行き
★★☆☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102735810/subno/1

2014年3月17日月曜日

麒麟の翼

いい作品に出会えました。

東野圭吾さんの
加賀恭一郎シリーズの
麒麟の翼。

これ確か映画化もされてたかも。

日本橋で刺された男性。
家族もなぜ彼が日本橋にいたか知らない。
そして容疑者と目された男性と同棲する恋人。
彼は無実なのか。

そんな謎に加賀と松宮が歩いて歩いて歩いて挑んでいきます。

そして暴かれていく真実にはたくさんの愛。

父が子を思う想い。
加賀の父への想いもリンクしていく。

悲しいけど心に沁みるいいお話です。

他の加賀恭一郎シリーズも読んでみよっと。

14年3月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106373348/subno/1


2014年3月13日木曜日

白ゆき姫殺人事件

溱かなえさんの新作
 白ゆき姫殺人事件。

映画化にもなるので
本屋さんでも目立つように
並んでます。

ある殺人事件を関係者の語りで
進んでいく形式はよくあるもの。
でもこのお話の特徴はそれに加え、巻末にある参考資料の数々。
Twitterを彷彿させるマンマローや週刊誌の記事、ブログなどが秀逸。

容疑者とされる女性の名前や経歴、過去などが暴かれていき、当人不在のままに外堀が埋められていく。

ほんとに怖い。
何よりこれって必ずしもフィクションだと言えないとこがね。
無責任な人たちに煽るメディアって現実に存在するから。

特に信頼していた人に裏切られた時の痛みは計り知れない。

文中の当事者の言葉にもあるように、自分の記憶で作られる過去と、他人の記憶で作られる過去。
正しいのはどちらなのか。

同じ過去でもそれは一人一人のなかで異なって存在する。

そしてラストに明かされる犯人には驚きました。
軽く読み返してみるとなるほどなって感じ。

湊さんはすごいストーリーテーラですね。

映画にもちと興味出てきたけどお金払うほどではないかな。

さくっと読めるので、時間つぶしにおすすめです。

そして少し今の世に流れる情報を再考するきっかけにしてください。

14年3月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106376077/subno/1

2014年3月8日土曜日

志の輔らくごのごらく1

生で聴いてその話術に
すっかりと引きこまれた
志の輔さん。

そんな彼のパルコ劇場での
お話が録画されているのがこれ。

創作の「はんどたおる」と、古典の「死神」。
死神も志の輔アレンジはばっちり。
もちろん両方とも大笑い。

新幹線で移動中に聴いていたのやけど、我慢しててもついつい声が出てしまいました。
緊張感を程よくほぐしてもらって感謝・感謝。

生もいいけど、こうやって音だけで聞いても素晴らしい。

そしてお話はもちろん面白いんやけど、それも日頃の人間観察があるからなんやろうなぁと
思うと、それにも感服。
いやはやすごいもんです。

★★★★★
http://www.7netshopping.jp/cd/detail/-/accd/1300196019/subno/1

カササギたちの四季

道尾秀介さんの
カササギたちの四季。

リサイクルショップ・カササギの店長と
副店長の日暮とお店に入り浸りの
女子中学生の菜美が春夏秋冬に
出会うちょっとした事件とその謎解き。

店長が意気揚々と謎解きするのを
副店長がさりげなくフォローする流れ。
それも全て女子中学生の笑顔を守るためなんて切ないね。

これはシリーズものかなと思ったけど、どうやら違うというのが三編目でわかる。

そして毎回登場する和尚がいい味出してます。

圧倒的な悪人は登場せず、でもそれぞれが弱さをもって、それ故の事件。

温かさが伝わってくるお話達です。

14年3月読 BO行き
★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106379676/subno/1

2014年3月5日水曜日

美雪晴れ みをつくし料理帖

待望のみをつくし料理帖の
最新作。

本当に待ってました!!!

もう9作目なんて早いなぁ~

4つのお話と最後に数馬が
登場する番外編。

数馬好きなので、この番外編は嬉しかった。
多分そんなファンが多いはず。

本編では芳の縁談、祝言、つる家の新たな仲間、
若旦那との時間、相変わらずの常連さんたち、
そして澪の新たな挑戦などなど。

相変わらずの美味しそうなお料理と、料理と食べてくれる人たちに
真摯に向き合う澪がいいですね。

少しずつ自分らしい料理人の道がわかってきている澪。
そう。そう。それでいいんだよって声を掛けたくなる。

今回のは一つ一つのお話というよりも、全体感の中でお話がどんどんと進んでいる。
今までゆっくりと進んできたお話が終わりに向け一気に加速した感じかな。
正直少しさみしい。

いよいよ次回で最後を迎えるシリーズ。
発売は8月。
楽しみのような。さみしいような。
まぁ楽しみの方が強いかな♪

14年3月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106376533/subno/1