ハーバード大学の
ジョン・P・コッター教授による
松下幸之助の本”幸之助論”。
アメリカ人からどう幸之助が
見えるかを興味深く読みました。
コッター教授の専門はリーダシップなので
その観点からの切り口です。
社会人になってすぐの時に
何冊か幸之助の本を
読んだことがあるけど、久しぶりに彼の人生・教えに触れたかな。
幼少期から晩年までの幸之助が、
仕事の世界、私生活の世界、そして心の世界の
和歌山の和佐村に生まれた幸之助は、
父親が商品取引に失敗したことにより9歳から
丁稚奉公に出される。
そこからの成功の軌跡。
度重なる身内の不幸から、彼は諦めないこと、
楽天的であることを身に着け、
それが起業につながります。
数多くの経験から、困難を乗り越えれば
より強く成長できるということを知っていたのが
彼の強さの秘訣。
数々のエピソードから従業員を家族の一員として遇することや、
柔軟性と迅速さを武器に新製品開発に重点を置く方針など
際立った戦略が浮き彫りに。
経営者としての彼の素晴らしい判断は、
ラジオ事業で大量の欠陥を出したのち、
業界の慣習を言い訳にせず、
より故障しにくい製品作りに着手からも
見てとれます。
大多数の人が事実を口実にして変化から身を守るのに
彼は違う。
そしてご存じの幸福に通じる水道哲学。
自社のためではなく自分自身と公衆のために
働いているという意識の植えつけ。
それは、すべてのグループを同じ方向に
引っ張っていけるだけの、強力な企業文化を生みます。
他者を信頼することを信条とする幸之助。
コッターが言うように、幸之助が病弱だから
部門制を採用できたのかもしれないが、
それだけではないような気がします。
小さい勝利よりも大きな勝利を選べる度量の深さを
彼からは感じます。
これってなかなか持ってる人が少ないのですよね。
いくつになっても彼は常に自問自答と
他人への問いかけを続ける姿勢を持ち続けました。
これはすごいし、なかなかできないことですよね。
素直な心と謙虚な態度は、彼が本当は臆病だったからと
感じたけど、考えすぎかな?
あと謙虚なのは丁稚奉公の経験から、彼が商人魂を
持っていたからではないかとも思います。
まぁ何れにしろ幸之助が素晴らしい経営者であったことは
間違いなく、その考え・行動を改めて読み返すのは
良い機会となりました。
私も常に学び続ける姿勢は持っていたいものです。
14年8月読 BO行き
★★☆☆☆
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