2017年7月31日月曜日

天盆

王城夕紀さん
の天盆。

捨て子の赤ちゃんを
拾った少勇と静。
凡天と名付けられた
彼は"天盆"で才を
表していく。

貧しいのに13人の
子はみんな捨て子。
血の繋がりはないがお互いを思い、
助け合う家族。

天盆を通じて凡天が出会うライバルや
師により、凡天は天盆を極めていく。

平民は勝てない天盆で果たして凡天は
勝つことができるのか。

凡天はただ天盆にのめりこんでいくやけ
なんですが、彼を支える人々がいいんですよね。
特に家族がたまりません。
少勇も兄姉たちも。

このお話すごく面白かったです。
家族愛や天盆での攻防、身分の格差に、
小国ならではの苦悩。
まるで韓国ドラマみたいでした。

負けた人たちの気持ちの葛藤とか、もう少し
描いてほしかった点はあるけど、新たな
作家さんとの出会いが嬉しいです。
他の作品も読んでみます。

17年7月読 BO行き
★★★★☆

2017年7月30日日曜日

孤島パズル

有栖川有栖さんの
孤島パズル。
こちらも図書館本
です。

江神シリーズの第2作。
おなじみ英都大学の推理
小説研究会のメンバーが
南の島で出会う事件。
今回信長と望月さんは
お留守番です。

モアイ像がヒントの宝探し。
そして起る連続殺人事件。

被害者へのアリスの思い入れが
そこまでないからか、アリスの苦悩が
前面に出てこないので、前作よりは
読みやすかったです。
悲惨な事件であることには変わりませんが、
自然の脅威も少なかったですし。

マリアはいまいち好きになれません。
なぜやろ。
一応このシリーズのヒロインみたいですが。

名探偵の江神さんは会ってみたいですね。
ミステリー談義にはついていけそうもないですが。

とりあえずは続きの2作も図書館で探してみます!

前作の感想はこちら>>>

17年7月読
★★☆☆☆

2017年7月29日土曜日

Sherlock season#4

大好きなシャーロック
の新シーズン。

昨年観た映画のラストと
つながりがある展開。

メアリーが格好
良すぎます。
と思ったら衝撃の展開で。
最後まで信じたくなかった
ですけど、どうやらほんと
みたいでこれはショックでした。

ってか浮気するワトソンとか
信じられません。

そして第2話では壊れるシャーロック。
この回も観ていて辛かったですね。

最終話の3話は兄弟揃って追いつめられて、
なんかもうどうなってるんやって感じでした。
モリアーティの人気があるからでしょうか、
彼の再登場まで。

このシーズンはちと重かったですね。
これからどうなるのでしょうか。。

前シリーズの感想はこちら>>>

★★★☆☆

2017年7月28日金曜日

月光ゲーム

有栖川有栖さんの
月光ゲーム。
図書館本です。

この間同僚から
お借りした江神
シリーズが面白かった
ので、シリーズ第1作を。

これって有栖川さんの
長編デビュー作なんですね。

夏合宿のため矢吹山キャンプ場を
訪れた英都大学推理小説研究会の
メンバー。

矢吹山の噴火により陸の孤島に
とじこめられる3大学の学生たち。
そしてキャンプ仲間が殺されていく。

登場人物が17名と多いので、誰が誰かと
メンバーを把握するのに少し苦戦しました。
あと噴火はやはり怖いですね。

謎解きよりもそちらの心理的負担が
大きかったです。
犯人も全くわからずでした。

この合宿後の有栖川の落ちこみを
知っていたので、そのお話を読めてよかったです。

前回読んだのはこちら>>>

17年7月読
★★★☆☆

2017年7月27日木曜日

豆の上で眠る

湊かなえさんの
の上で眠る。

小学生の頃誘拐されて
2年後に戻ってきた姉は
ほんとに本人なのか。
一人疑う妹。

大学2年生の夏に帰省した
結衣子は、姉万佑子の
失踪時の頃を思い返す。

湊さんらしい質感ある描写で、
失踪時とその後の万佑子を探している頃が
描かれています。

もうブランカのとこなんて、母の狂気と、
逆らえない結衣子が堪らなくて。。

そして真相は結構あっさりと。
その前の葛藤がメインテーマですね。

これからあの家族はどうなるのでしょうか。

ほんものってなんなんだろう。。。

17年7月読 BO行き
★★★☆☆

2017年7月24日月曜日

カウントダウン

山本文緒さんの
カウントダウン。

夢は漫才師の
高校生の小春。
同級生のウメと
組んでお笑い
コンテストに出場。

そこで審査員の美少女に
こてんぱんにやられる。
でもこのタカビー鶴子も
可愛いんですよね。

ウメは成金の息子で顔が良くて、
モテたいためにお笑いを。
でも性格はすごく良いのです。

他にはセクシーアイドルの小春の姉や、
無気力に見えるお父さん。
小春が好きな紅美ちゃんとその
お父さんの警部など、個性的な面々が登場。

お父さんの無気力の裏に隠れる厳しさ。
よかったです。

正直山本さんの作品らしからぬ青春小説。
この作品がきっかけで他の作品読んだら
驚く人が多いのではと心配になってしまいます。。

面白くて、そしてあったかいお話でした。

17年7月読 BO行き
★★★★☆

2017年7月22日土曜日

所轄魂

笹本稜平さんの
所轄魂。
同僚からお借り
しました。

城東警察署係長
葛木。
捜査一課の刑事
だったが妻が死に
所轄へ異動。

管内で起きた事件の管理官
として着任したのはキャリア
警官の息子俊史。
管理官としての初陣。

そんな葛木親子を馬鹿にする
捜査一課の山岡たち曲者揃いの13係。

そして第2の被害者。
俊史が素直ないい奴なんですよね。

捜査もさておき人間ドラマとして
楽しめました。

さすが笹本さんですね。

しかし山岡の突っ走り具合は
ひどいものです。
冤罪が防がれてよかったです。

続きも借りているので読むのが
楽しみです。

17年7月読
★★★★☆

2017年7月21日金曜日

置かれた場所で咲きなさい

渡辺和子さんの
置かれた場所で
咲きなさい。

以前から読みたかった
ベストセラーを文庫で。

ノートルダム清心の学長
→理事長であったシスター
渡辺の著書。

周りが◯◯してくれないと
言い続ける"くれない族"から
脱却を示唆する一冊。
ついつい他責になりがちな
自分を見つめ直します。

その場その場で自分に与えられた
役割を全うすること。

大変だからもうちょっと頑張ってみること。

このご縁を大事にしようという気持ち。

時間の使い方は、そのままいのちの
使い方になる。

信頼は98%。あとの2%は相手が間違った
時の許しのために取っておく。

そうですよね。。。

信仰があるからそんな風に考えられるんやと
思ったりもしたけど、幼い時に目の前で
お父様を殺されるとか、うつ病や膠原病とか、
たくさんの苦しみを乗り越えて、この様に
言えるのは信仰だけではないですね。

自分を省みます。

ご本人が84歳で書かれているので、
老いることについてもたくさん書かれています。
その時になったらまた読み返してみたいです。

17年7月読
★★★★☆

2017年7月19日水曜日

江神二郎の洞察

有栖川有栖さんの
江神二郎の洞察。
同僚からお借り
しました。

有栖川有栖の
大学時代のお話です。

推理小説研究会部長の
江神二郎との出会い。
先輩の望月さんに
信長さんとの4人での研究会。

江神さんの推理力全開の
短編集です。
アリスはこの頃からワトソン役
なんですね。

そして最後にはアリスの同級生の
マリアが推理小説会に入るところまで。

このシリーズを読んだのは初めてでしたが、
それでも十分に楽しめました。
他のもちょっと読みたくなるくらいに。

ってかこのシリーズで有栖川さんは
デビューしてたのか。
他のもやはり読まないとな。

舞台となっている大学は同志社をモデルと
しているので、京都が出てくるのも嬉しいです。
有栖川さんの一回生から二回生までの
四季を一緒に感じます。
おけら詣り行ったなぁ。。

有栖川さんが推理小説好きなのが
よく伝わってくる一冊です。

あと88年という、昭和の最後という時代の
特性もよく感じられる一冊でした。

17年7月読
★★★★☆

2017年7月17日月曜日

アンダーカバー

真保裕一さんの
アンダーカバー。
同僚からお借り
しました。

フィリピンの空港で
麻薬所持ならびに
密輸容疑で突然逮捕
された28歳のカリスマ
経営者の智貴。

自分を罠にはめた者への
復讐を考えながらの
異国の地での5年間の服役。
釈放から2年後に身分を隠して帰国する。

そんな智貴を取材し続ける美香子。

そしてユーロポールジャッド・ウォーカー。
イタリア、トルコのマフィアの事件を探り、
智貴と同じ敵にたどり着く。

ってか智貴がすごいです。
私やったらきっと逃げ出しちゃうとこを、
果敢に立ち向かっていく。
ほんとすごいなぁ。。

蔵原にも驚きました。

ほんとにとても壮大なお話でした。
最後はアメリカまで。

真保さんはすごい話を書きますね。
現実にこんな事があったら怖いけど、
読みごたえはありました。

17年7月読
★★★★☆

2017年7月15日土曜日

王妃の館 下

浅田次郎さんの
王妃の館の下巻。

シャトー・ドゥ・
ラ・レーヌに泊まる
2組のツアー客(光と影)
の続き。

いよいよニアミスしたり、
それぞれが深く関わっている
ことがわかったりしていよいよ
クライマックスに向かいます。

そしてプティ・ルイのお話も佳境に。

誰がほんとに正しいとかって
なかなかにわからないですね。

クレヨンが香にガツンと言った
"みんな特別の苦労を背負っている"は
良い言葉。

自分勝手な登場人物が多い中、成金の
金沢が一番まともっていうのも笑けました。

宝塚嫌いとか丹野夫妻は言うけど、
このお話宝塚で演るしぃ~

浅田さんらしい楽しいお話でした。

パリでこのお話を読みたいですね。

上巻の感想はこちら>>>

17年7月読 BO行き
★★★★☆

2017年7月14日金曜日

王妃の館 上

久しぶりの
浅田次郎さん。
王妃の館の
上巻を読みました。

王妃の館。
シャトー・ドゥ・
ラ・レーヌ。
ルイ14世が最愛の妻の
ために建てた館。

つぶれそうな旅行代理店が企画した、
王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)を
訪れたワケありツアーの2組。
光(ポジ)と影(ネガ)。

1つの部屋を2つのツアーでバレないように共有。
もう設定からして笑けてきます。
登場人物がほんまに笑えるんやな。

そして17世紀のシャトー・ドゥ・ラ・レーヌも
語られて、ルイ14世とか息子の
プティ・ルイとかが登場。

浅田さんらしく楽しくて、壮大なお話でした。
下巻も楽しみです。

久しぶりにパリに行きたくなりました。

17年7月 BO行き
★★★★☆

2017年7月12日水曜日

明治・妖モダン

畠中恵さんの
明治・妖モダン。

時は明治。
江戸から20年。
近代化は進みつつも、
江戸にあれだけいた
妖もきっといるはず。

銀座の巡査コンビ
原田と滝のお話。

2人が訪れる牛鍋屋のいろはの
店主や娘に、常連の赤手に
三味線師匠のお高も交えての
妖に関連するお話。

しゃばけシリーズのえどさがしとも
リンクはあるのかしら?

登場人物にあまり共感とかできなかったけど、
まぁそれなりに楽しめたかな。

17年7月読 BO行き
★★☆☆☆

2017年7月11日火曜日

猫は見ていた

湊かなえさん他による
短編集の猫は見ていた。

繰り返しになりますが
決して猫好きでは
ありません!!!

それなのにまた猫が
テーマの本を。
猫は小説の題材に
なりやすいのでしょうかね。
不思議です。

猫が語り手だったり、単語だけが
登場したり、その登場の仕方は
お話それぞれ。

こういったアンソロジーはあまり
読まないのですが、いろんな作家さんの
お話を一度で読めるのはお得感はあるのかな。

初読の作家さんもいらしたので、また今度
他の作品も読んでみようかとも。

あと巻末にある猫の小説の紹介を読んで、
また読みたくなるお話を見つけてしまいました。

あぁー また猫話が増えてしまう。
自覚ないけど、もしかしたら猫好きなのかもしれませんw

17年7月読 BO行き
★★☆☆☆

2017年7月10日月曜日

政と源

三浦しをんさんの
政と源。
文庫化になるのを
心待ちにしていた
作品です。

下町の幼なじみコンビ
73歳の政と源

かざり簪職人の源二郎と、
元銀行員の国政。
正反対の2人やけと仲良し。

源二郎の弟子の徹平や、徹平の彼女の
マミを交えての下町生活。

面白いけど政のうじうじしたところとか、
途中でちとくどいなって思いました。

まぁでも奥さんにこてんぱんにやられて
少しは改心したけど、こういう男の人って
いるよなぁ。

政と源の楽しい生活が続きますように。

17年7月読 BO行き
★★★☆☆

2017年7月7日金曜日

誓約

薬丸岳さんの
誓約。
同僚からお借り
しました。

バーテンとして働く
向井にある日届いた
手紙。
"あの男たちは刑務所
から出ています"

平和だった日々に向井の
過去が迫ってくる。

娘を守るため、そして自分の過去を
家族から伏せるため、殺人を
求められる向井。

なかなかに重たい内容でした。

脅してるのはきっとこの人やろうなというのは
当たりましたが、思いもよらない展開もあったりで、
なかなかになかなかでした。

自分の過去って消すことができないんですよね。。。

誤解で向井をずっと恨んでいた人の15年の
重さを思うと、やるせないというかなんというか。
んー

後味は解説にあるほどには明るくなかったです。

17年7月読
★★☆☆☆

虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡

小松成美さんの
虹色のチョーク。
お友だちから
お借りしました。
ありがとうございます。

58年間、障がい者雇用を
続けながら業界トップ
シェアを成し遂げた
日本理化学工業の
お話です。

従業員の7割が障がい者。
彼らの特性を活かした配置で、
班長など責任ある職務を任せています。

最初に雇用を始めた会長のその想いを
次代も引き継いでるのが素晴らしいと思いました。

ご家族のお話もありましたが、やはり
並大抵ではない心構え、覚悟でした。
日本理化学工業と出会えた彼らは幸せですね。

一企業やけやなく社会全体で受け入れるように
なればいいけど、難しい部分もありますよね。
んー

こんな企業があることを知れて良かったです。

17年7月読
★★★☆☆

2017年7月5日水曜日

三ツ星商事グルメ課のあまい罠

百波秋丸さんの
三ツ星商事グルメ課
のあまい罠。

グルメ課のシリーズ
3作目です。

人事部長から依頼された
4人の悩める社員の調査が、
もしかするとリストラの
材料に使われるのか!?

毎度ながらの展開ながら楽しめました。
行きたいお店もまた増えましたね~

前作の感想はこちら>>>

17年7月読 BO行き
★★★☆☆

三ツ星商事グルメ課のうまい話

百波秋丸さんの
三ツ星商事グルメ課
のうまい話。

社員のお悩みを美味しい
お料理で解決する
蔑称グルメ課のお話。

コニーさん、静、流に
ひなのが相変わらずの活躍。
前社長の京月さんに、
彼の息子で内部監査室の椎名さんも登場。

グルメ課を敵視する副社長。
椎名さんは果たしてグルメ課の
味方なのか敵なのか。

今回も美味しそうなお料理で楽しめました。

前作の感想はこちら>>>

17年7月読 BO行き
★★★☆☆

2017年7月4日火曜日

まるまるの毬

西條奈加さんの
まるまるの毱。

毬かと思ったら、
毬だったのですね。

親子三代で菓子を
商う南星屋は
売り切れご免の
繁盛店。

武家の身分を捨て菓子職人に
なった治兵衛と娘のお永、
そして孫娘のお君の3人で、
諸国の名菓を日替りで提供。

治兵衛の弟で僧侶の石海も
3人を温かく見守ります。

そして治兵衛の出生の秘密。

お君の縁談はうまくいってほしかったですが、
彼女なら大丈夫かな。

登場する和菓子がとても美味しそう。
南星屋みたいなお店が近くにあったら
いいなって思います。

どのお話もあったかくて、家族の絆の
大切さとか伝えてくれて、とても良い一冊でした。

17年7月読 BO行き
★★★★☆

2017年7月2日日曜日

木曜組曲

恩田陸さんの
木曜組曲。

小説家の時子が
死んで4年。
彼女の暮らした
うぐいす館に集う
5人の女性。

時子の死の真相は。
自殺か、他殺か。
他殺なら犯人は誰なのか。

この5人の登場人物の関係が複雑で、
最初理解するまで時間が掛かりました。
ついには相関図をつくって、それを
みながら読むことに。
これないと辛かったかな。

でも相関図がわかると一気に楽しめました。

時子の恐ろしさを感じながら、最後の
最後まで女同士のだましあいを楽しめました。
結局誰が一番策士なのかなぁ。
んー みんな怖いですね。

まさに恩田陸さんらしい一冊でした。
これ舞台に向いてるお話ですね。演技派の
女優さんによるね。

えい子さんのお料理食べたいです!

17年7月読 BO行き
★★★☆☆

2017年7月1日土曜日

孤独のグルメ season#6

孤独のグルメの
6シーズン目。

相変わらず美味しい
もの食べてる五郎さん。
羨ましいー

そして五郎さんの
食べっぷりも相変わらず。

まずは大阪から。
美章園と平野とは
渋い組合せ。

他にも毎回魅惑的な食べもの数々。
行きたいお店も増えました。
美味しそうなお店がたくさんですからね!

五郎さんって独身やったんですね。
まぁそうか。

今回も楽しめました。

前作の感想はこちら>>>

★★★★☆