2014年5月15日木曜日

プリズム

百田尚樹さんの”プリズム”。
これも同僚から借りました。

百田さんの本は外れがないんで
安心して読めます。

あるお屋敷で家庭教師を務める聡子。
そこで出会う謎の男。
そして既婚者ながら聡子は彼と恋に。

ここからはネタバレです。

彼は多重人格。
最初の方からきっとそうなんやろうなと思ってて、やはりという感じ。
恋におちたのはその内の一人の人格と。

なので治療で統合されると消えざるを得ない人格。
つまりは悲恋。

途中からは聡子が感情と理性の間に行ったり来たりする様子が
ずっと描かれます。

もうくどいくらいに。
正直疲れました。

連絡があったら毅然な態度をとろうと思ってるのに、
なかったら心かき乱されたり。
その気持ちはわかるんやけど、ちょっとね。

あと精神科医の進藤先生とのとことか、第三者に
こんなに個人情報を提供したり、現実問題として
ありえんやろって感じで。

やはり多重人格を扱ったのではビリーミリガンを超える
お話はないですね。

題名は進藤先生の言葉、
「人間の性格も、光と同じようなものかもしれない。」から
来ています。
多分そうなんだろうな。

他にも、人間というのは多面的な面をみんなが持ってるとか、
酔っぱらた時の自分が本当の自分か否かの部分には
それなりに、なるほどってとこもあったけど、
全体的には安っぽいメロドラマの印象は拭えず、
ちと残念な感じでした。

あと個人的には修一君が好きだったので、
途中からぱたっと話に登場しなかったり、
こんな家庭環境で育ったら、彼もそれなりに
精神にダメージを負うのではとか思っちゃいました。

その辺も消化不足かな。

とは言え聡子が広志と恋におちることができるのか
考えてしまいました。
私的には無理やけど。

14年5月読
★★☆☆☆

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