2016年3月16日水曜日

桜ほうさら 下

同僚からお借りしている
宮部みゆきさんの
桜ほうさら下巻です。

江戸で父の仇を探す笙さん。
でも彼のもとにはまた騒動が。

今回は三河屋さんでの
拐かし事件。
わがまま娘が恋に狂うと
周りが大変だ。

そしてついに笙さんの仇の登場。
これがまた哀しい人でした。

あまりの面白さに一気読み。
宮部さんのお話をつくる能力は
素晴らしい。

温かいけど甘くはない。
人の弱さも悪さも公平に書いています。

笙さんと兄との場面は残念でした。
ほんとに。
あとお父さんの死の真相も。
でも下手に仲直りさせないところが
宮部さんの良さなんでしょうね。

しかし治兵衛さんの狸親父っぷりには驚きました。
善人そうな炭団眉毛して。

東谷さんはともかくとして、治兵衛さんには
人は信用ならんなぁと思ってしまいました。
本人に悪気ないのはわかるのですが。

まぁでもそんなことも笙さんなら笑って受け止める。
優しくて強い人。
こりゃ和香も惚れるわけですね。

何気にラストにそえ婆が再登場して
嬉しかったです。

宮部ワールドを堪能できるお話。
おすすめです。

上巻の感想はこちら>>>

16年3月読
★★★★★

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