あい。
北海道開拓の
道へと踏み出す
医師関寛斎と
その妻あいのお話。
逢、藍、哀、愛の
4つの章で話は進みます。
あいの子ども時代から
寛斎に嫁ぐまでの"逢"。
貧しくても学がなくても人として
大切なことを2人の母から教わった
あいの成長物語。
凛としている年子は素敵な人やと思いました。
瑞々しさが感じられるこの"逢"が一番好きかなぁ。
そして銚子での開業時代の"藍"。
恩人である豪商濱口梧陵との出会い。
2人は温かい家庭を築いていきます。
続いては徳島での御典医時代の哀。
百姓上がりと陰口を叩かれながら医師として
自分の信念を貫く寛斎と彼を支えるあい。
最後の愛は12人の子を産んでも6人に先立たれた
あいのつらさが身にしみる章。
そして73歳と68歳の2人は周囲の反対を押し切り、
今までの蓄財を整理して北海道開拓に向かいます。
そして北海道で迎える人生の終焉。
読み終えた時にほぉ〜と息をつきました。
なんと壮大な人生なんやろう。
知らなかったけど、寛斎もあいも梧陵も実在する人物。
先人たちの人生に頭が下がります。
飢えも知らず、物理的に恵まれているのに
自分のことしか考えられずに、わがままで
いる自分が恥ずかしい。
もっと正しく生きないとって思わされます。
あと寛斎の最期はwikiで知ってショックやったので
描かれてなくてよかったです。
これ大河ドラマとかになればいいのに。
さすが高田さんのお話。
愛が溢れる作品。
良書との出会いに感謝です。
15年3月読 BO行き
★★★★☆


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