39歳の作家耕平。
つぎに「くる」作家と
言われ続けながら
過去出版した本は初版どまり。
妻を事故で亡くし、
一人息子のカケルとの日々。
そんな耕平の日常生活、
作家としての苦悩、
妻を亡くした悲しみなどが描かれている。
話を彩るのは直本賞の候補に選ばれたり、
モテ期を迎える女性関係、妻の死の真相など。
多分いい話なんだと思う。
でも今の私にはむいてなかった。
カケルがいい子すぎて嘘くさい。
自分を思ってくれる人に冷たい耕平にむかつく。
耕平の「やっ。」という話し方にむかつく。
多分こんな風に感じるのは気持ちに余裕がないからなんやろうな。
もう少し違ったときに読めばもう少し素直に読めたのかも。
でも本を生み続けないといけない苦悩、賞を巡る気持ちなどには
作家のスゴさをあらためて感じた。
なので受賞できた時はホロリとした。
たくさんの本が消費される現代。
それを生み出し続ける作家達に心からの敬意。
心に残った言葉もいくつか。
-タンポポにはタンポポの価値があるんだ。
-恋愛によって厳しくつらい人生が、どれだけ報われるかわからなかった。ときに人はひとつの恋を胸に抱いて、一生を生き抜くことさえできる。それほど恋の力は強いのだ。
-いつだって、ほんとにききたいこというのは、言葉にできないものだった。
13年1月読 BO行き
★★☆☆☆


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