11の短編からなる
重松清さんのお話。
登場するのは周りにも
いそうな普通の人々。
でもそれぞれが何かを
感じ、苦しみ、でも生きている。
そして身近な人を大事に思う気持ち。
それに溢れていて読んでいて切なくもなる。
ー砲丸ママ:
30代で亡くなったオリンピック選手の死を
悼み、高校のときに辞めていた砲丸を
再開した母とそれを見守る夫。
「これから」や「やりたいこと」をたっぷり
遺したまま亡くなってしまったひとに対して
ーだらだらと生きてて申し訳ないなぁーという
気持ち。
なんかすごくわかるような気がする。
そして人との出会いって本当に縁なんだなとも
感じた。
ー電光セッカチ:
のんびりした妻とせっかちな夫。
新婚当初はお互いの違いも新鮮な驚きだったが
月日が経つにつれ我慢ができなくなる妻。
夫婦って他人だけど家族。
でもお互いの違いを認め合っていかないと
いけないんだよね。
ー望郷波止場:
不覚にも朝の電車で泣いてしまった作品。
引退した演歌歌手を音楽バラエティ番組に
出演させるディレクター。
演歌歌手を支える幼馴染と、視聴率至上主義の
番組との狭間で、彼女は最後までプロであろうとする。
幼馴染って本当にいいな。
あと仕事を真っ当にやる人も。
切ないけど温かい作品です。
ーひとしずく:
石女もそうだけど子どもがいない夫婦の
お話。
でもお互いを思いやって、支えあって生きている
姿に本当にいいなって思えた。
さぞかし美味しいひとしずくだったんだろうな。
ーみぞれ:
親に連絡したくなった。
自分が成長するにつれ
親の姿って変わってくる。
幼い時には見えなかったものが
見えるようになってくるんだよね。
誰にでもやってくる老い。
その時に支えてくれる人がいるっていいな。
13年1月読 BO行き
★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102574209/subno/1
2013年1月19日土曜日
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