2005年12月10日土曜日

半落ち


前から読みたかった一冊で、
文庫化を機に購入。

アルツハイマーの妻を殺害した警官を中心に、
彼をとりまく人たちのお話。

刑事、検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、そして刑務官。
みんなそれぞれの悩みをかかえ、組織の中でもがき苦しみ、
そして犯人の澄んだ目に救いを求める。

真実を知りたい、しかし暴いてはいけない、
でも彼を生かしたい。
そういった切実な想いが伝わってくる。

途中で話の結末が見えてしまい、面白くないなと思ったが、
ラストは想像通りではあったけど、ひねりもプラスされていて、
まぁ納得。

謎解きというよりも、男たちのドラマという意味で面白い。

どこの世界も組織って大変だな。
建前や正義だけではやっていけないから。

05年12月読 BO行き
★★★★☆

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