朱色の化身。
図書館本です。
冒頭には昭和31年の
芦原温泉の火事が
描かれます。
そして2020年。
失踪した57歳の辻珠緒について
取材するライターの大路。
第一部は事実篇で、大路による
珠緒についての取材。
読んでいるうちに私たちも珠緒さんに
ついて少しずつ知っていきます。
苦しい幼少期、女性への根強い差別の
時代にも負けない彼女にすごいです。
第二部は真実篇で、大路が父から頼まれ
珠緒を調べることになることから始まります。
そして少しずつ珠緒のもう一つの面も知っていきます。
事実と真実。
見方によってもちろん変わる部分も。
そして47人への取材で大路さんがたどり
着いた珠緒さんとは。
人が多すぎなんで、それぞれの関係とか名前とか
がらがりましたが、すごい骨太のお話でした。
過去の出来事はまぁそうやろうなってわかりました
けど、それよりも大路さんがひとつひとつの取材を
重ねる姿が素晴らしい。
あと時代の感じも。
大学の様子(特に女子トイレw)も、銀行での女性の
もなんかツボに感じながら読みました。
力作やと思います。
22年4月読
★★★★☆


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