2021年9月27日月曜日

テスカトリポカ

佐藤究さんの
テスカトリポカ。
図書館本です。

メキシコのカルテルが
君臨する町から17歳で
逃げ出したルシア。
アカプルコに逃げ、
そこから日本へ。

ラブホテルから闇カジノで働き、
そこから川崎の暴力団幹部土方のクラブへ。
2人は結婚し、息子コシモが産まれる。

暴排条例により土方は金銭的に苦しくなり、
ルシアは麻薬に逃げネグレクトに。
コシモは一人逞しく生き、バスケットと出会う。
そして13歳で両親を殺害。。

かたやメキシコでのロス・カサソラスと
ドゴ・カルテルの麻薬戦争。
家族を殺され復讐を誓うロス・カサソラスの
バルミロ。
祖母はアステカの神々を信仰。
煙を吐く鏡。テスカトリポカ。

バルミロはインドネシアに渡り、日本人医師と
出会い、2人は心臓密売人となる。

日本に渡り着々と自分の仲間たちを
増やしていくバルミロ。
彼によって育てられる殺し屋シカリオ達。

そしてバルミロとコシモはついに出会います。

いやぁかなり壮大なお話。
何ヵ国も登場しますし、よく調べてあります。
日本人にこんな作品が描けるなんて。

まさかの闘牛まで。
血生臭い描写がたくさんで好き嫌いは
分かれるかも。

でも私は南米の息吹が感じられて、懐かしくもあり、
引き込まれるように読みました。
今年一かな。

間違いなく記憶に残る一冊。

バルミロは図太くて、さすがカルテルを
率いていたやけあります。
一人になってもここまで復活してくるなんて。
復讐心ももちろんありながらも、祖母から
受け継いだ信仰の支えもあるんでしょうね。

コシモはパブロと順太と出会えてよかったですね。
コシモには逞しく、でも平和に生きていてほしいものです。。

21年9月読
★★★★★ 

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