2020年6月29日月曜日

国宝 上 青春篇

吉田修一さんの
国宝 上巻。
同僚からお借り
しました。

長崎の大親分の息子の
喜久雄。
父が殺され敵討ちを試み、
長崎を離れて大阪に
行くことに。

歌舞伎役者の半二郎のとこで
同じ歳の息子の俊介と知り合い、
一緒に稽古に励む。

喜久雄を守ろうとするマツの庇護。
泣けるな。
無事に部屋子になれてよかった。

そして半二郎が事故で舞台に立てなくなったときに
代役として指名されたのは息子ではなく喜久雄。

そして俊介は姿を消す。
そして喜久雄は半二郎を襲名することに。。
女将さんの幸子の気持ちとか、複雑すぎる。。

そして男気ある喜久雄。
借金背負うなんて生半可な覚悟やない。

でも苦難の連続。
歌舞伎界でも映画でもいじめられて、所詮は
後ろ盾がないとあかんということか。。

喜久雄の苦しさを知ってるからこそ、ついつい
俊ぼんを憎く思ってしまいます。。

喜久雄は木やけど、俊ぼんは山。
生まれによる違い。

吉田さんの文って読みにくいイメージも
あったんですが、これはそうでもなく、作者も、
楽しんで書いてる感じもします。
特に喜久雄とともに長崎から出てきた徳次の
北海道での端末とか。

まだヤクザに寛容な時代。
今なら彫りもんした歌舞伎役者なんて
考えられないもんなぁ。

でも全体的にはほろ苦い雰囲気が漂ってます。

なんか下巻に喜久雄がする展開も読めてくるけど、
二人には仲良しのままでいてほしかったです。。
芸の道は厳しく辛いものですね。。

20年6月読
★★★☆☆

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