2013年3月1日金曜日

かあちゃん

重松清が描いた母と子の
物語。

同乗者を巻き込んで
交通事故で死んだ父。

父の罪を背負い、
母はその日から
笑わなくなった。

26年の歳月が流れ、
母と子は離れ離れに。

ある日母が倒れたのは
同乗者のお墓の前。

子は母がずっと償いを
続けてきたことを知る。

その彼女の姿勢は
周りの人に少しずつ影響を与えていき、
お話は他の母子にバトンタッチされる。

もう読みながら何度も何度も泣いた。

私も昔笑顔を失った時間があった。
でも気がついたら、もう今は普通に笑っている。
忘れたわけではないけど、時間の流れは
人の心も変えていくもの。

でも母はずっと笑わないまま。
それは子を罪から守り、自分だけで背負おうとしたからこそ。

本当に本当にすごいな。

他の子どもたちの話もよかった。
みんな少しずつだけど確実に成長している。

そして誰もが母から生まれた
誰かの子どもなんだね。

決して許すことを求めるのではなく、忘れないこと。
それが必要なこと。

13年3月読
★★★★★
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106151404/subno/1


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