2021年10月10日日曜日

二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ

古内一絵さんの
二十一時の渋谷で。
図書館本です。

銀都活劇で宣伝一筋の
砂原江見。
社内政治に負け今はDVD
宣伝チームのチーム長。

時代は令和に変わり、会社の
資本交代によりリストラの影も。

そんな中で江見は自分がこの世界に
入るきっかけになった映画のDVD
販促企画を立ち上げる。

キネマトグラフィカの後輩たちのお話。
と思ったら平成元年組達も登場しました!

相変わらずの皆さんです。
まずは長いものに巻かれる学さんや、和也。
そして相変わらずお美しい麗羅さんに、
中学受験をする息子のために退社した
敏腕プロデューサーの咲子。

咲子の話が一番胸に刺さりました。
ほんまにそうなんですよね。

平成元年組のパワーは相変わらずやけど、
ロスジェネ世代や平成生まれも負けてないですね。
見える譲くんとかも大好きです。

あと彼らの周りの人々も。
江見にライバル心を抱く権力にすり寄る
由紀子さんとかも、わかる部分もあるし。

みんな何らかの葛藤を抱きながら生きてるんやな
と思いました。
まさかの麗羅さんまで。

負け犬とか、レッテルつけたり、誰かをディスったり、
失敗を責め立てたり、なんかどれも今の時代あるって感じで、
なんなんやろう。

まずは自分のことを自分が認めてあげないとですね。
すごくよかったです。

キネマトグラフィカを読んでから読むのをおすすめします。

映画会社勤務やった古内一絵さんの思いも詰まった一冊。
書ける人になれてすごいなと思います。

前作の感想はこちら>>>

21年10月読
★★★★☆ 

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