2021年10月12日火曜日

原因において自由な物語

五十嵐律人さんの
原因において自由な物語。
図書館本です。

高校2年の佐渡琢也。
ルックスコアのヒエラルキーに
より行き場を失った生徒たちが
集まる写真部に。
フリーランニングに打ち込む。

もう一つのお話はミステリー作家の
紗季の視点で。
恋人ので弁護側の想護からのプロット
をもとに小説を書く。
"原因において自由な物語"を執筆中。

高校生たちのお話と紗季のお話が交互に。
・・・と思いきや、小説の事件は実在して
いたと紗季が知った直後、想護が病院から転落。

一気に話がわからなくなりました。
まさに作者の思惑通りですw

ルックスコアや故意恋とか嫌な世界やなぁ。
これが5年後に存在してたら嫌ですね。

いじめは人数制限のあるウィルスのようなもの。
なるほど。納得です。

"始める理由ではなく、続ける理由。"
こちらもなるほど。
かなり捻くれている椎崎弁護士が気になります。

紗季と想護はお互いにない相手の才能を認め合い、
そして二階堂紗季を生み出すことができたんですね。
想護が無事でよかったです。

小説ならでの力。
五十嵐さんも感じられてるから執筆してるのかなぁ。

冷静に考えると"琢也くん死に損やんな"とか思うけど、
前作よりも格段に面白い。
作者が自由に書いてるのもわかるし、そのスピードと
いうか力技で話に引きこまれました。

原自物語よかったです。
五十嵐さんの次のお話も楽しみです。

21年10月読
★★★★☆ 

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