2021年7月20日火曜日

婿どの相逢席

西條奈加さんの

婿どの相逢席。

図書館本です。

仕出屋逢見屋の娘お千瀬の
婿となった鈴之助。
商いは大女将と女将と若女将が
行い、婿は添え物として商いに
口出しできず。

鈴さまがすごく良い。
道を聞かれるのも人柄の良さやなぁ。
お千瀬が大好きで、個性あふれる逢見屋の
人々の心をほぐしていく。

お桃ちゃんが可愛い。
あと三兄の杉之助も。
お千瀬と鈴さんを結びつけたおすがもいい味を。

大女将や女将たちが抗っているのは、世間のあたりまえ。
強くて、そして格好良い。

お料理の数々も美味しそう。

あと西條さんが紡ぐ文章の素晴らしさ。

"怒り、悲しみ、迷い、苦しみ。この手の負の
気持ちはどれもひとりよがり。"
なるほど。
わたしも他人と共有できる笑いを大切にしたいです。

"他人をうらやむ気持ちは、誰の心にも存在する。
そこに執着すれば自分が見えなくなり、まわりに
当たりちらすことになる。"
私も気をつけないと。

とても温かみのあるお話でした。

21年7月読
★★★★★

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