2021年4月6日火曜日

書店員と二つの罪

碧野圭さんの
書店員と二つの罪。
図書館本です。

17年前に起きた名古屋東部
女子中学生殺人の犯人による
手記が発売される。
書店員の正和は犯人の隣人で
幼なじみ。
周りからの中傷。
家族は壊れ、東京に逃げてきた。

なぜ手記を書いたのか。
営利のためにはこんな本も売らないといけないのか。
書店員としての苦悩、葛藤。
雑誌記者による取材。
そして封印されていた記憶が。。

"書くことによって、自分が世界の中心である、
と確かに感じることができる。"
雑誌記者の青木の言葉には虫唾が走ります。

書店も版元も結局は営利のため。
ラインナップは読者が求めるもの。
世の鏡なんですね。。

読みながら、辛い真実が掘り起こされるのが
わかっていながらも、頁をめくらざるを得ない。
なかなかに読むのがしんどい、でも読まずには
いられない。

母の盲目の愛。
勝ち目ないなぁ。

なんとも言えない読後感でした。

本橋くんへの理解がもう少しあってほしかったです。

21年4月読
★★★☆☆

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