増田俊也さんの
七帝柔道記。
気になって
いた本を図書館で。
私の知っている
七帝は”しちてい”
ですが、ここでは
”ななてい”と
読みます。
へぇ~
登場人物も多くて、最初はこの人誰やっけと
前に戻りながら読んでいましたが、この本は
そんな風に頭ではなく心で読む作品かな。
講道館の柔道とは異なる寝技中心の
七帝柔道に憧れ2浪して北大柔道部に
入った主人公。
練習量がすべてを決定する柔道。
その練習はもう凄まいものです。
パワハラもなにもあったんもやありません。
今これやったら直ぐにマスコミ沙汰ですね。
新歓合宿でのカンノヨウコウもほんとに
拷問のよう。
ひどいというかなんというか。
信じられません。。
でも2年生がやりたがるからずっと
続いてしまうんですよねぇ。。
まぁやからみんな寮歌を覚えられ
その後の苦しいときも喜びがあるときも
歌うことができるんですが。
作者がこの世界を肯定しているのですが、
多分ひく人も多いと思います。
体育会の前近代的なイメージがつかないと
いいけど。
でもやはり七帝の世界は別格。
あんやけ練習しても勝てないなんて、
みんなの気持ちを考えると。。
北大も練習してるけど他大学も同じく
練習していて、それで競い合う七帝なのですよね。
改めて表紙をみると各大学の柔道着の
写真で、読後にはほろりときます。
みんなの血と汗と涙がしみこんだ
柔道着。。。
お話は2回目の七帝で終わります。
正直その先は!?と途中で放り投げられた
感じがもするけど、やはりあの練習量とか
振り返るとやはりこのお話は星5つですかね。
作者は北大を中退していますが、ほんとに
この先どうなったんでしょう。
北大は最下位を脱することができたんでしょうか。
そしてネットでみると作者の周りでは若くして
亡くなった人たちもいて、このお話はその人たちへの
レクレイムの意味合いもあるようです。。
それも壮絶です。
この本を読むまで知らなかった七帝柔道。
学生時代に知ってたら見にいきたかったなって
思いました。
骨太でど真ん中にくる作品です。
スポ根なんて柔いものではありません。
頑張るの好きな人は一度読むことをお勧めします。
自分の頑張りも甘さがよくわかりました。。。
他の増田さんの本も読んでみたいと思いました。
ところでこの本はレビューを書き始めて
1,300冊目になります。
節目の本が星5つのでよかった。
これからも心のアンテナを高くして
色々とインプットして、そして感じて、
考えていきたいです。
よろしければこれからもおつきあいください。
1,000冊目のレビューはこちら>>>
鍵のない夢を見る
17年3月読
★★★★★


0 件のコメント:
コメントを投稿