2014年4月28日月曜日

ファントム・ピークス

立て続けに山を舞台にしたお話。
今回のはミステリーです。

北林一光さんのファントム・ピークス。
同僚から借りました。

これも自分では
まず買わないであろう本。

長野県安曇野で妻が行方不明となり、
その半年後に頭蓋骨が見つかる。

用心深かった妻がなぜ山で遭難?
それも行方不明になった場所から遠くに?

残された夫の周平は答えを見つけるため山に通う。

そして同じような行方不明事件が立て続けに発生し、
その正体が判明する。

正体を書くとネタバレなんでここでは割愛しますが、
ひと言で言うと自然はやはり怖いってこと。

人間のエゴで壊してはいけないもんなんやとつくづくと感じました。

パニック・エンターテイメントと評されてるけど、確かに映画っぽいつくり。
北林さんはもともと映画の宣伝会社に勤めていたということで納得。

これは本で読むよりは映像で観た方がよいかも。

お話としては人間描写も浅いし、自然保護と農家の生活のバランスとか、
事件発生時のマスコミの対応とか、自然との共生とか
それなりに考えさせるポイントはあるんやけど、全部消化不良。
なんとももったいない感じです。

帯には宮部みゆきさんが絶賛とありますが、んーん。
まぁ男性の方が好きな作品であることは間違いないです。

この作者は45歳の若さで他界。
もっともっと書きたかったやろうにね。

14年4月読 BO行き
★☆☆☆☆

2014年4月24日木曜日

春を背負って

笹本稜平さんの「春を背負って」。
映画化になるので本屋さんに
ずらりと並んでました。

父親の死後脱サラして
奥秩父の山小屋を継いだ亨。

集まる面々も個性的。
ホームレスのゴロさんや自殺未遂の美由紀や
老クライマーや家出の子どもなど。

季節の流れとともに6つの短編が語られます。

圧倒的な自然の前に無力な人間。
でもたくさんのしがらみがなく、ただ自然と向き合うことで
見えてくる本当の本質もあるのかなとも思ってみたり。

時たま語られるゴロさんの哲学的コメントが良い感じです。

美由紀のお料理も食べてみたい♪

あとお母さんが何気にいいよね。
お父さんとのエピソードにはほろり。

つらい事も語られてるけど心あったまる。

山に行って自然と向き合いたくなりました。

14年4月読 BO行き
★★★☆☆

2014年4月22日火曜日

影法師

百田尚樹さんの影法師。
時代小説です。

筆頭国家老の彰蔵は
22年振りに国元に戻り、
刎頚の友の彦四郎の死を知る。
 
物語は2人の子ども時代に遡る。
文武両道の彦四郎。
周りからの信も厚い人物。

輝いていた彼がなぜ落ちぶれて死ななければならなかったのか。
読みながら、その疑問がどんどんと大きくなります。

そしてその真相はまさに感涙もの。

上士、中士、下士の区分が明確の時代。
下士でありながら勘一は農民のため
、藩のために大坊潟の干拓に尽力。藩の財政も立て直す。
でもその背景には彦四郎の力が。

彦四郎はまさに格好良い。
惚れました。

個人的には袋とじの終章は読まなかった方がよかったな。
評価が一つ下がりました。

14年4月読 BO行き
★★★☆☆

2014年4月20日日曜日

名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)

新しい映画が公開されるので
TV放映されてたのを録画。

コナンは好きやけどわざわざ映画館に
行くほどではないので嬉しいですね。

まぁほんとはこれで今やってるのを
観に行って欲しいのやろうけど、
まぁそこまでは。

イージス艦の体験航海に参加したコナン達。
そこで遭遇するのは機密漏洩したスパイとかとか。

現実にこんな事あったら大変。
まぁでもアニメですから。

全般的に薄っぺらいけどこんなもんなんかな。

イージス艦とか好きな人には堪らないかも。

しかし柴咲コウとかがこんなのの声優をするんやねぇ~
ちょっと驚き。


2014年4月18日金曜日

共犯マジック

これも同僚から借りました。

自分では間違いなく
手に取らないだろう本なので、
新たな本への出会いとして
貸し借りっていいですね。

北森 鴻さんの「共犯マジック」
この人の本は初めて。
連作短編集です。

この世に起こり得るであろうすべての不幸と
災いを予言するための書「フォーチュンブック」

書店組合の申し合わせで自主回収になった本を
松本の本屋で手に入れた人たちと手に入れられんかった人。
それぞれの人生がその後交錯していきます。

時代は1967年から1987年。
その頃の時代の息吹を感じます。

ひとつひとつのお話と読むには謎が多い。
最後まで読んでようやく全容が。

そこには昭和を代表する事件が。

それなりに面白く読めました。

14年4月読
★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102105473/subno/1

2014年4月17日木曜日

村上海賊の娘 下巻

下巻は面白さ倍増。
途中から一気読み。

家の存続のために働く
戦国の男たち。 
その姿を目の当たりにして
失意の中帰郷する景。

そして海賊達の戦が始まる。

鬼手が放たれた後は怒涛の展開。

いやはや景の格好良いことったらありゃしない。
自分たちのためではなく他人のために戦う。
だからこそ周りの人を惹きつける。

鬼手に気づいた弟の景親も断然格好よくなりました。

そして何気に孫市もいい奴。

景と就英は結ばれてほしかったなぁ~
歴史は変えられないということか。

いずれにしろ下巻で、本屋大賞となった理由がよくわかりました。
ボリュームはあるけどおすすめです。

14年4月読
★★★★★

2014年4月15日火曜日

村上海賊の娘 上巻

本屋大賞受賞作。

和田竜さんの「村上海賊の娘」
この人の作品は大好きやし、
村上水軍も大好きなので、
これはすぐ読みですね。

主人公の景を表す「悍婦」って
言葉初めて知りました。 
じゃじゃ馬ってこと。

舞台は信長と本願寺の戦いのさなか。
兵糧攻めをされる本願寺に10万石を届ける毛利家は村上海賊に託す。

それとは別に景は、ひょんなことから出会った門徒たちを大阪まで連れていくことに。
そして本願寺と織田勢との戦を目の当たりにする。

ちょうど今大河で黒田官兵衛をやってるのと同じ時代。

解説が多いので若干読みにくいかな。
でも面白いです。

それぞれの武将の戦いぶりとか。
特に泉州の男たちがいいね。

あと美の基準が時代や地域によって異なるのはまさにその通り。

下巻も楽しみです。

和田竜さんの他の本の感想はこちら>>>




14年4月読
★★★★☆

2014年4月12日土曜日

BONES ボーンズ ‐骨は語る‐ シーズン 5

D-Lifeで放送してたので
録画してた作品。

久々に観ました
ボーンズシリーズ。

人気作品が無料で観れるなんて
本当に嬉しい♪

以前の作品よりもブースとブレナンの恋愛が前面に。
愛は化学反応に過ぎないと言っていたブレナンが
愛を信じるまでに変わってるのがなんともね。

もちろんこの作品特有の恐ろしい死体というか骨の数々は健在。
それをチームで真相にたどり着くのも相変わらず。

スィーツがいい奴になってますね。

通算100話目となる15話では松田聖子がゲストで登場。
馬鹿っぽい役やったけど英語うまかったなぁ。

あと初めの方ではCyndi Lauperが霊能者役で登場してハマり役でした。

ブレナン役の妹も従姉妹役で登場してたけど、お姉さんと同じ眼の色で綺麗でした。

ブレナンとブースの最初の事件も紹介されて盛りだくさん。

あとホッジンズとアンジェラの電撃結婚には驚き!

そして衝撃のラスト。
みんながそれぞれ旅立っていきます。

この後シーズン6も始まるので、それぞれがどうなってるかとっても楽しみです。

シーズン1の感想はこちら>>>

★★★★☆

2014年4月11日金曜日

ブルー・ゴールド

真保裕一さんの「ブルー・ゴールド」。
面白いよと同僚からお借りしました。

ホワイトアウトとは全く違うお話。

商社入社4年目の藪内之宏は
ジャカルタのリベート事件の影響で
それまで名前も聞いたことない
コンサル会社に出向する事に。

それもスパイみたいなことも命じられながら。

同僚はみんな怪しげ。
猪突猛進の社長に、ネットおたくに、年齢不詳の美女。
しかも前任者は入院中。

大企業での仕事のやり方と全く違うのに、戸惑いながらも
真正面から取り組む藪内。

ブルー・ゴールドの題名の由来にもなっている「水ビジネス」の
世界で悪戦苦闘。

そして誰を信じていいのかわからないなか、少しずつ真相に。

ちょっと浅い感じもするけど、ついつい先が気になって一気読み。

登場人物も魅力的な人が多いです。
これドラマ化したら、それなりにヒットしそう。

確かに今や水は、青い金脈。
なかなか考えさせられもする。

あと働き方とかにもね。

14年4月読
★★★☆☆

2014年4月10日木曜日

FROZEN♪










映画「アナと雪の女王」のオリジナルサウンドトラック。

同僚から借りました。

聴いているだけで、映像が浮かび上がってくる。

ミュージカルなんで、お話と同じなんだよね。

いろんなシーンを思い出したり、
何度でももう一度映画を楽しめる感じ。

出勤前に聴くとテンションがあがっていい感じ。

出演者達の歌唱力も良いので、ほれぼれ。
しばらくヘビロテになりそうです。

そして改めて、王子神話がなくなったこの作品は
21世紀のディズニー映画らしいと思い返しました。

もう少し若かったら多分このDVD買っていたなぁ~

映画の感想はこちら>>>
http://sawyy.blogspot.jp/2014/03/frozen.html

★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/cd/detail/-/accd/1301244849/subno/1

グリード 下

下巻も変わらぬ面白さ。

投資銀行GCが生き残れる道を
模索するジャッキー、ADへの
TOBの行方、鷲津とS氏との攻防戦。

チーム鷲津はほんとに素晴らしいよ。

この鷲津の言葉ものってるね。
「私は、欲に溺れたアメリカという愚かな国にお灸を据えるために、参上したのだと」

そして鷲津の決意。
「誰にも負けないという驕りと訣別し、誰とも争わずビジネスに成功する投資家になる。」

それに負けないジャッキーの気づき。
「欲望ではなく、矜持こそがアメリカンスピリッツだったんだ。」

痛快。でも現実に起こってることを題材にしてるんで考えさせられる。

これを読んでるときに新聞で、
「米シティが金融危機のきっかけとなったMBS(住宅ローン担保証券)の販売に対し
1,160億円支払いで和解」の記事を。」
まだ終わってないと痛感させられる。

14年4月読
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106335238/subno/1

2014年4月7日月曜日

グリード 上

テレビドラマや映画化も
されているハゲタカ
シリーズの最新作。

真山仁さんの「グリード」
上巻。

同僚から借りて全くの予備知識無しに読みました。

サムライキャピタルの鷲津政彦がサブプライム問題で揺れるアメリカで仕掛ける
アメリカ人の誇りとされている企業への買収。

市場の守り神との異名をとる大物投資家を敵にまわしての攻防。

2005年から2008年の東京、NY、ワシントンなどを舞台に話はスリリングに進行します。

チーム鷲津はとても頼もしく、でも敵は国家権力も巻き込んで仕掛けてきます。

まさにはらはらもの。
途中から話の先が気になって一気読み。

話し手もころころ変わるし、登場人物も多いけど、現実に起きた金融危機を
題材にしているので、とても興味深く読めました。

実在の企業や人と、架空がうまく融合していますね。

鷲津さんのとこは、ついつい大森南朋を想像しながら読んでしまいます。
あのドラマでの彼かなり好きなんです。

投資銀行の人達やワシントンの雰囲気、あと日本のメディアの人たち等々
当時の関係者とかも多分こんな感じやったんやろうやぁとか、すごく思いながら読んでました。

あとNYでの描写も多いので、また行きたくなりました。

まさに骨太の作品。
後半もとても楽しみです。

14年4月読
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106335237/subno/1

2014年4月5日土曜日

The Closer season6

D-Lifeで放送してたので
久々にこのシリーズを観ました。

LA警察の重大犯罪課の
ブレンダとその仲間達の物語。

このブレンダは事件解決には
有能ながら、人としては欠点がたくさん。
すぐヒスおこすし、自分勝手やし、甘いもの依存症。
でもなぜかそんな彼女が人気なんですよね。

演じてるのはKyra Sedgwick。総合プロデューサーも兼ねてます。
なんと彼女はKevin Baconの妻。羨ましい。

重大犯罪課の面々も魅力的。
一癖も二癖もあるけど、みんなそれなりに有能でブレンダを支えます。

このシーズンではブレンダが元彼のポープも立候補している
ロス市警の本部長に立候補することに。
日々の事件とともに、その辺のお話も描かれています。

そしていつのまにか結婚していたFBIのハワード捜査官との関係も。
こんな自分勝手な妻によくつきあうよね。偉すぎる!

登場する事件は悲惨なものが多いけど、特に2話にわたって放送されてたコソボのは、
事件そのものよりも、コソボでのエピソードが残酷すぎて、
でもこれは現実に起こっていた事やと思い、とても心に残りました。

英語の勉強も兼ねて海外ドラマはまず英語で観て、その後に日本語で観返すので、
観るのに時間がかかってしまう。

ラストは意外に普通。
まるで普通の終わり方みたい。

ようやく観終わってほっ。
と言いつつシーズン7もたくさん溜まってるので続けて観ないと。
次は最終シーズンです。

D-Lifeでは他にも魅力的なお話が放送されてるので、どんどんと観ていかんとー

何れにしても海外ドラマが無料で観れるなんてありがたいことですね。

シーズン3の感想はこちらから>>>

★★★☆☆
http://www.7netshopping.jp/dvd/detail/-/accd/1400452410/subno/1

2014年4月4日金曜日

夢違

恩田陸さんの「夢違」。

夢鑑定士の浩章が鑑定する
小学生達の夢札。

夢の映像を記録した「夢札」は
他人の夢を可視化できるもの。

浩章が夢鑑定士になるきっかけとなった
兄の元婚約者結衣子。
彼女は予知夢をみることができたが、
ある事件で死んだとされていた。

そんな浩章の前に再び表れる彼女。
不可思議な小学生の集団の白昼夢。
そして失踪事件。

夢は外から来るのか、本人の中からみるものなのか。

夢か現かの境目を彷徨いながら結衣子を探す浩章と岩清水。
彼がまた格好よいのです。

まさに恩田陸さんらしい壮大なストーリー。
すっかりと引きこまれました。

もう今は結婚してる浩章はこれからどうするんやろうねぇ。

この先の物語も気になります。

そしてこの世には夢とかみえないからこそ良いものがあるんやなとも思いました。

14年4月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106381992/subno/1

2014年4月1日火曜日

Saving Mr. Banks

小さい時に観て大好きやった
映画"メリー・ポリンズ"。

原作のシリーズも大好きで
何度も何度も読んでました。

その映画の誕生秘話という事で
予告編を観た時から絶対に観ようと決めていたもの。

邦題は"ウォルト・ディズニーの約束"

予告編からイメージしてたのとはずいぶんと違った内容。

思ったよりも感動物やし重めです。

メリー・ポリンズの原作者パメラ・トラバースは
ウォルトからの20年越しのアプローチを受け、原作の映画化の打合せに。

権利移譲の契約にはサインせず、スタッフのアイディアにことごとくダメだしする彼女。
その背景には彼女の幼少期が。

1906年のオーストラリアでのと1961年のロンドンとロスでの話が同時並行。

なぜ彼女が梨が嫌いなのか。
彼女の孤独の源泉。
その全てが幼少時代に隠されてます。

まさかあの素晴らしいお話の後ろにこんな悲しいことがあったなんて。。

そしてメリー・ポリンズのモデルにも驚き。
あの傘の柄を見たときの衝撃。
それは彼女は歌うキャラではないと言いたくなります。

あとなぜパメラは姓で呼ばれたく、ウォルトは名前で呼ばれたいかも。
2人の幼少が大きな影響が。

それを感じさせる役者陣の演技は素晴らしいです。
あの気難しいパメラを演じたエマ・トンプソンに、皆が知ってる人を演じたトム・ハンクス。
そしてお父さん役のコリン・ファレル。
歳とったけど夢だけでは生きれない父としていい味出してます。

お母さん役はローン・レンジャーでジョニーの相手役やったルース・ウィルソンが、
そして幼少期の女の子はドリュー・バリモア似の目力ある子。
よかったです。

そして音楽も。
冒頭チムチムニーが流れた瞬間に泣いてしまいましたが、
メリー・ポリンズを子どもの頃に観た人には感涙もののラインアップ。

その後何度も涙する場面が。

このポスターも良く考えられている。
2人の影がミッキーとメリー・ポピンズが♪
憎い演出。

エンドロールに流れるパメラの録音された声はまさに映画の中と同んなじ!
たくさんの困難があってこその映画化やということがよくわかります。

メリー・ポリンズの映画が大好きなファンの一人としてウォルトには感謝。
彼の熱意があったからこそ、私たちファンやパメラやお父さんが救われたんやと思います。

メリー・ポリンズの世界に触れてない人にはどうかなと思うけど、心に残ってる人には本当にお勧めの映画。

久々にジュリー・アンドリュースを観て、メリー・ポリンズのDVDが欲しくなりました。

しかし子供のころにどういった映画を観たかとかって
思いのほか大きな影響を与えるなって痛感。
そういった意味ではいい作品に触れる機会をくれた両親に感謝です。

★★★★★