いよいよ下巻です。
あまりの面白さに
一気読み。
日本市場を占有しようとする
外資や国内のライバルから
追いつめられる国岡商店。
時には弱気になりながらも
切り抜ける鐡造。
第二次世界大戦か石油のために戦い、
石油のために負けたという捉え方にはなるほどと。
上巻に登場した言葉ですが、まさに
”石油の一滴は血の一滴”なんですね。
イギリスと敵対しているイランにタンカーを送ったり、
精製施設をつくったり、護送船団方式の業界と対峙したり、
まさに人生を石油に捧げ、日本のため、世界のために
戦い続けた鐵造に頭が下がります。
彼から"儲けろ"という言葉は一度も聞かなかった
というのは本当にすごいこと。
まさに国岡商店の利益より、日本国を
第一に考える姿勢に敬服。
そして彼が言う日本人の心とか誇りが
今の私たちから失われていることへのさみしさも。
他の登場人物もみんないいですね。
日田や正明や東雲や武知。
船長の新田。
まさに侍です。
モデルの出光左三さんに敬意を払います。
少し偏った見方の部分はあるかもですが、
戦後の日本経済を知るにも良書。
お勧めです。
14年7月読
★★★★★


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