交番相談員百目鬼巴。
図書館本です。
非常勤講師交番相談員の
百目鬼さんの6つのお話。
交番とかで起きる出来事の背景に気づきながら、
かといって声高に言うこともなく、淡々と真実を追求。
百目鬼さんの目線からは語られないので、彼女は
どう感じたのかとかはわからずでした。
警官も人なんやなって感じました。
25年4月読
★★★☆☆
我らが緑の大地。
図書館本です。
大学発のベンチャー"グリーンプラネット"
夜黒森研究センターで働く野乃。
夫はアメリカに単身赴任、1歳半の一樹との日々。
森に起きる数々の異変。
大豆によるアナフィラキシー、ユーカリの
自然発火、蝉の大量死、シビレタケの大豊作などなど。
同僚の石嶺の研究で植物の声を聞く。
彼らとAIの想い。
そしてカラスや猿からの攻撃。
もうほんまにやめてって感じ。
自然の怖さ。。
その前では人間はただ無力。
でも母は強い。お祖父さんの教えがちゃんと生きてます。
読み終えてホッとしました。
これフィクションの中やけにしてほしいと思います。。
25年4月読
★★☆☆☆
気水域。
図書館本です。
亀戸で起きた無差別殺傷事件。
犯人の動機は死刑になりたいため。
フリー記者の安田は取材を開始。
連載が打ち切りになっても事件に
固執する安田。
犯人と自分との違いはなんなのか、そして
自分の記事をきっかけに新たな事件が。
マスコミって興味本位や、自分の利益のために
執拗に取材してってイメージが最近は強いですが、
安田さんみたいな方もまだいるのかな。
元奥さんは大変やったやろうけど、海斗くんが
幸せに暮らしてほしいなって思いました。
タイトルの気水域は海水と淡水の交わる場所でもあり、
善と悪との境目でもある。
なるほど。
25年4月読
★★★☆☆
シスター・レイ。
図書館本です。
予備校講師の能條玲。
認知症の母をフィリピン人の
マイラや、姪の莉奈の力を借りながら介護。
2年前まではフランス警察の特殊部隊GIGNに
所属していた。
マイラなど在日外国人からあれこれ頼まれ事をされ、
厄介ごとに巻き込まれていく。
フィリピン、ベトナム、ブラジル、インドネシア、
中国、そしてヤクザまで。
もうなんでもありのハードボイルドな世界。
でもレイさんめちゃくちゃ強くて格好良い。
人との繋がりがこんがらがるとこあるけど、
それも含めて面白い。
なんか読んだことある内容で不思議すぎる。。
と思ったら以前読んだアンソロジーで短編を読んだこと
あったみたいです。
わかってすっきりとしました。
続きも楽しみです!
前回読んだ感想はこちら>>>
25年4月読
★★★★★
流氷の果て。
図書館本です。
1985年の大晦日に北海道で
起きたバス事故。
41名が亡くなり7名が生存。
生き残った少年少女。
そして1999年のクリスマスイブに新宿で
発見された死体。
捜査するのは母の介護のため早期退職予定の真宮。
小骨が刺さった感じの違和感を追求し、育った
少年少女のためにも事件を解決しようと奔走。
昭和の刑事像。
もう今は過去のことなんでしょうか。
2人にとって真宮さんがいたことがよかったのか。
悩ましいなと思いました。
どのみち袋小路やったんでしょうが。
しかしあの人数の違いはそりゃわからんよって感じです。
25年4月読
★★★☆☆
おでかけ料理人3作目。
図書館本です。
相変わらずよく働く16歳の
佐菜の5つのお話。
おばあさまのため、少食の専太郎くんのため、
煮売り屋のおかねのお店、そしておでかけ料理人として。
佐菜のまっすぐな気持ちでお料理やけでなく、
気持ちも助ける。
おばあさまは頑固ですけど、佐菜の成長を感じて
少しさみしく感じたり。
最後市松くんが笑ってよかったです。
続きも楽しみです。
前作の感想はこちら>>>
25年4月読
★★★★☆
言葉の園のお菓子番の6作目。
図書館本です。
今回は6つのお話。
ひとつばたごのメンバーのお話のほか、
きりん座のメンバーのお話とか。
一葉のお父さんは大輔さんと写真撮って、
青春時代についてのエッセイを書いたり。
ひとつばたごの平和な雰囲気はよいなぁと
思いました。
美味しいお菓子をいただきたくなります。
前作の感想はこちら>>>
25年4月読
★★★☆☆
音のない理髪店。
図書館本です。
デビュー作から3年間、新作を
だせずにいたつばめ。
祖父母がろう者であり、祖父が初のろう理容家
やったことについて小説のために取材を始める。
CODAの辛さ。
お兄さんもそして妹も。
特に妹の暁子さんのずっと自分を責めるとことか。
これは。。
もう、なんかなぁ。
あとつばめという名前の意味とかも涙ね。
お祖父さんはやはりすごかったと思いますし、
支えた周りの人達もすごい。
ろう者の片方が戦時中にはどれやけ大変やったか。
そして強制的な中絶とか。
".聞こえない側と聞こえる側の溝は、そう簡単には
超えられない。"
そうなのかもしれません。
でもひとつの言語なんやという理解が拡がって
いけばよいなと思います。
この本を読めてよかったです。
25年4月読
★★★★★
その復讐、お預かりします。
図書館本です。プロの復讐屋の
成海さんの5つのお話。
大手商社で社長秘書をしていた美菜代は
恋人に利用されたあと裏切られ退社に。
成海さんに復讐を依頼するが断られ、
復讐について学ぶために秘書として働くことに。
成海さんの元を訪れる依頼者たち。
婚約者破棄された女性、コンマスの座を追われた女性、
シナリオを盗作された女性、過去の依頼人の女性に
戻ってきてほしいという依頼に、70年前に自分を
裏切った女性への復讐。
そして最後はもう一度美菜代さんが依頼人に。
復讐屋さんという設定は面白いです。
そしてお話も。
さすが原田さんです。
成海さんがなぜこんな仕事をしているのか、その壮絶な過去。
美奈菜さんも止めてもらってほんまによかった。
これはぜひシリーズ化してほしいなと思いました。
パンがどうしようもなく食べたくなります!
25年4月読
★★★★☆