星影さやかに。
図書館本です。
昭和39年からお話は
始まります。
オリンピックのために
つくられた駒沢オリンピック
公園を訪れた兄妹。
妹から託された亡き父の日記。
長兄と妹によると"気が滅入る"
"よく分からない"日記。
それから話は昭和19年、22年、25年、
26年に続いていきます。
東京の中学の英語教師であった父は、
古川に戻ってきた。
一日中書斎に引きこもり、子どもの顔も
ろくに見てくれない父。
周りからは非国民と陰口をたたかれている父。
一家に君臨する祖母の多嘉子。
書斎から出てこれない父。
働かされている母の寿子。
話が進むにつれ多嘉子さんのことが
好きになります。
そして寿子さんは逞しい。
昔の女性には権利も自由もなく大変
やったんですね。
父が病んだ原因は読むのも切ない。
でもこれは史実なんですよね。
人は恐怖に陥ると混乱し、攻撃性を
高めるもの。
悲しいことです。
奥羽越列藩同盟にしろ、戦争にしろ、常識と
されるものは180度変わる。
そんな中で多嘉子さんもお父さんも、
変わらなかったんですね。
以前読んだラジオドラマ"鐘の鳴る丘"も
お話の中で登場です。
感想はこちら>>>
21年6月読
★★☆☆☆

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