2013年2月1日金曜日

烈風 小説通商産業省

久々に読んだ高杉良。
彼らしい骨太の作品。

実際にあった通産省次官候補の
更迭問題を題材としたお話。

通産省を希望する学生を
面談するキャリアから話は始まる。

学生はその年は不合格となったものの
翌年に再度チャレンジし、無事入省。

彼が将来の事件の火種になることを
誰も予想にしないまま。

最初は登場人物も多いし、話も飛び飛びだし
若干読みにくい部分も。

でも怪文書が登場してからは、一気に引き込まれる。

通産省側からの視点で書かれているので、
バイアスがかかっているのはわかるが、
それでも実際にこんな事件が起こったなんて
何とも言えなくなる。

数年前も外務省で同様の事件が起きたけど
政治家と官僚の対決って避けられない部分なの
かもしれない。

日本経済を立て直してきた自負がある官僚達。
しかしある時期から民間は自立できるようになり、
政治家たちは自分の票獲得を第一に考えるようになり、
更に官僚の質も変わってきているのだろう。

だからこそこういった事件も起きるのだろうな。

色々と考えさせることの多い作品でした。

ただ一つ言いたいのは、どの立場であれ
広い視野をもって業務に臨んでほしいということ。
もちろん自分も含めて。

13年2月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106042211/subno/1

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