辻村深月さんの
鍵のない夢を見る。
直木賞受賞作です。
そしてレビューを
書き始めてから
1,000冊目の本。
5つの女性のお話。
どれもちと痛い、そしてこんなはずではと
思う人たちが登場します。
-仁志野町の泥棒
近所に盗みにはいる母。
そしてその娘の出来心。
その娘に認められたい、そして勝ちたいと
思ってた主人公。
-石蕗南地区の放火
近所の放火は合コンで出会った消防団の男が
引き起こしたものなのか。
自分の見る目のなさをつきのせいにする主人公。
ずっと自分が一番でありたいんですよね。
-美弥谷団地の逃亡者
逃避行のお馬鹿なカップル。
アホやなぁって思いながら読んでたけど、まさかそこまで
アホやったとは最後には驚きました。
キョンシーのところでは仁志野町のお話を思い出し、
アホさ加減では、芹葉大学の女の子を彷彿させました。
-芹葉大学の夢と殺人
いつまでも現実を認めない彼とそんな彼が大好きな女の子。
アホです。
でもわかる気もします。
自分のものにしたいのにならないもどかしさ。
最後はつなぎとめるためにやりましたね。
-君本家の誘拐
周りにも何人か妊活してる人たちがいるので、
他人事ではなく読みました。
そして産まれた後に、こうなる人も多いんでしょうね。
最近マタハラもよく言われるけど、この彼女の考えとか
読むと、なんとなくそうなるのもわかると言うか。。
自分勝手と取られてしまうんでしょうね。
もちろん本人が大変なのはよく、わかりますが。
子どもを産むのも育てるのも複雑な時代になりましたね。
辻本さんらしく、どれも人の奥底にある気持ちを
うまく描いている作品やと思います。
林真理子さんとの対談も楽しく読めました。
しかしこれが直木賞なんですね。
辻本さんは大好きな作家さんですが、他にも
もっといいのあるのにって感じが。
これが大人な作品やから評価されたのかな?
不思議。
さぁこれで1,000冊目読了。
本を読むといろんな世界や人生、感情を
知れるのですごく好きです。
またこれからもたくさんの本を通じて、
いろんな世界を体感したいです。
900冊目レビューはこちら>>>
15年7月読 BO行き
★★★☆☆