2015年7月30日木曜日

ブルーマーダー

誉田哲也さんの
ブルーマーダー。
同僚からお借りしました。

姫川シリーズです。

全身20箇所以上骨折した
暴力団組長の死体が
発見される。

その後同様の手口で半グレ集団のOB
と不良中国人も殺される。
犯人は誰か。その目的は?
探る姫川達刑事陣。

姫川や下川、菊田という警察側からと、
犯人の側にいる人からの視点が交互に進みます。

シリーズを読んでる人にはより面白いのでしょうが、
あまり読んでなくてもまぁそれなりには楽しめました。

姫川の強さの裏にある弱さとかもうまく描かれています。
菊田とは残念でしたね。

おどろおどろしさは前作よりは少なく、
人間ドラマに主軸を置かれています。

ストロベリーナイトの感想はこちら>>>

15年7月読
★★★☆☆

2015年7月26日日曜日

はぶらし

近藤史恵さんの
はぶらし。

突然高校時代の
同級生とその子どもと
同居する事になった
脚本家の鈴音。

人の善意にとことん
図に乗る水絵。
見栄っぱりのため嫌なのに彼女達を
追いだすことのできない鈴音。

現実は脚本の中の世界と違い難しい。

高校時代の友達が再会した時に、
それぞれの居場所は違いすぎて。

水絵にはやはり呆れますね。

三つ子の魂百までというか。
こういう人は自分の不幸を全部周りのせいにするのでしょうね。

NOと言えない鈴音にも。
まぁ子どもを盾にとられたら何とも言えないんやろうけど。

この話怖かったです。
ラストには救いがあるのかもしれないけど、それでも。。

耕太くんがいい子に育ってよかった。
あんな親やったんに。

あと灘さんとは結局うまくいかなかったのね。
少し残念。

近藤さんはこんな話も書ける人なんですね。
サクリファイスやタルトタタンのイメージが
強いので、引出の多さにちょっと驚きました。

15年7月読 BO行き
★★★☆☆

ジャイロスコープ

伊坂幸太郎さんの
ジャイロスコープ。

伊坂ワールド
炸裂の7つのお話。

出だしの"浜田青年ホントスカ"
からかっ飛ばしていて、
一気にひきこまれました。

スーパーの駐車場で相談屋を手伝うことになった浜田青年。
その衝撃のラスト。

細部に伏線がちりばめられていて、最後に
「あっ。そう言ったことやったんか」ってわかるこのすっきり感。
たまりません。

"二月下旬から三月上旬"は頭がこんがらがって
うまく話の流れをつかむことができませんでした。
多重人格かと思ったジョンは実在し、時間の流れが
トリックやったということはわかったのですが、
なかなかに困難でした。

しかしいつの時代も「戦前」で「増税前」というのは、
現代社会への強烈な皮肉ですね。

"if"でも時間の流れがトリックとして
使われています。
伊坂さんは読者を騙そうとするの
ほんま好きですよね。

"一人では無理がある"はとっても
好きなお話でした。
子どもの夢は壊れるけど、子どもを護ろうとしてくれる組織、
人々がいてくれるのはありがたい。
松田もいい味だしてますよねー

"彗星さんたち"も伊坂さんの話らしくなく
温かみがありました。
こちらもかなり好きなお話。

駅物語の読後もそうですが新幹線の
清掃員の方々への感謝の気持ちが湧き上がりました。

鶴田さん格好良い。
パウエルさんの言葉もいいですよね。
みんな必ず幸せではないけど精いっぱい頑張って、
スプーンひとさじのお砂糖で人生を少しでも
楽しくするものにする。

なんか人生へのエールを感じました。
時間の流れのトリックも本当であってほしいなぁ。

そして全ての受け皿としての"後ろの声がうるさい"
今まで登場した人たちが出てくるのは嬉しいですね。
ジョンに相談屋さんに、鶴田さん、二村さん、
バスジャックの理由にセミンゴまで。
相談屋さんはピックアップトラック乗れてよかったよね。

15年を振り返ってのインタビューも収録されており
お得感満載。

伊坂ワールドをぜひご堪能をー

15年7月読 BO行き
★★★★☆

水出しお茶gkgk

暑い日が続きますね。
そんなときに水分補給は
必須。

母にもらったのはこれ。

寿月堂のお茶のティーバッグ。
抹茶入りのお茶。

これ水出しでもOK。
朝my水筒に入れるやけ。
のどが渇けばgkgk。

重宝してます♪

★★★★☆

鍵のない夢を見る

辻村深月さんの
鍵のない夢を見る。
直木賞受賞作です。

そしてレビューを
書き始めてから
1,000冊目の本。

5つの女性のお話。
どれもちと痛い、そしてこんなはずではと
思う人たちが登場します。

-仁志野町の泥棒
近所に盗みにはいる母。
そしてその娘の出来心。
その娘に認められたい、そして勝ちたいと
思ってた主人公。

-石蕗南地区の放火
近所の放火は合コンで出会った消防団の男が
引き起こしたものなのか。
自分の見る目のなさをつきのせいにする主人公。
ずっと自分が一番でありたいんですよね。

-美弥谷団地の逃亡者
逃避行のお馬鹿なカップル。
アホやなぁって思いながら読んでたけど、まさかそこまで
アホやったとは最後には驚きました。
キョンシーのところでは仁志野町のお話を思い出し、
アホさ加減では、芹葉大学の女の子を彷彿させました。

-芹葉大学の夢と殺人
いつまでも現実を認めない彼とそんな彼が大好きな女の子。
アホです。
でもわかる気もします。
自分のものにしたいのにならないもどかしさ。
最後はつなぎとめるためにやりましたね。

-君本家の誘拐
周りにも何人か妊活してる人たちがいるので、
他人事ではなく読みました。
そして産まれた後に、こうなる人も多いんでしょうね。
最近マタハラもよく言われるけど、この彼女の考えとか
読むと、なんとなくそうなるのもわかると言うか。。
自分勝手と取られてしまうんでしょうね。
もちろん本人が大変なのはよく、わかりますが。
子どもを産むのも育てるのも複雑な時代になりましたね。

辻本さんらしく、どれも人の奥底にある気持ちを
うまく描いている作品やと思います。

林真理子さんとの対談も楽しく読めました。

しかしこれが直木賞なんですね。
辻本さんは大好きな作家さんですが、他にも
もっといいのあるのにって感じが。
これが大人な作品やから評価されたのかな?
不思議。

さぁこれで1,000冊目読了。
本を読むといろんな世界や人生、感情を
知れるのですごく好きです。
またこれからもたくさんの本を通じて、
いろんな世界を体感したいです。

900冊目レビューはこちら>>>

15年7月読 BO行き
★★★☆☆

2015年7月25日土曜日

クリーミーな生ハチミツ

最近使っている
生ハチミツはこちら。

朝のヨーグルトとともに。

これもお友だちからいただきました。
ありがとう!!!

今回のはかなりクリーミー。
驚くくらいです。

無骨な見た目からは
想像できないくらいです。

毎朝美味しくいただいています♪

前回のはこちら>>>

健康習慣。
これからも続けましょう♪

★★★★★

さよなら妖精

米澤穂信さんの
さよなら妖精。

高校生の守屋達が
出会ったユーゴスラビアから
来た少女マーヤ。

マーヤとの謎解き。
そして彼女の祖国で
起きた出来事。

守屋の気持ちの流れについていけずに、
なんでそうなるの!?って感じ。
他の登場人物も現実的ではないし。

大刀洗万智が人気があるのはわかるけど。

彼女はその後も短編で探偵役として登場しているよう。

まぁ平和ボケしてる私たちにはユーゴの話を
知る事はいい事なのかもしれないのかな。

1つになろうとしていた6つの国。
その新たな国での歴史を築こうとしていた
マーヤ。

幸運なことに以前にユーゴスラビアに行った事があります。
とても綺麗なところでした。
もう今は行けないその国に行く事ができてよかった。

マーヤは彼の国で元気に暮らしていると私は信じたい。

あと日本って雨が多いなぁ~

十年後の大刀洗万智を主人公にした”王とサーカス”
こちらも読むのが楽しみです。

15年7月読 BO行き
★★☆☆☆

2015年7月24日金曜日

奇面館の殺人 下

同僚からお借りしている
綾辻行人さんの奇面館の館。
下巻です。

招待客が全員仮面を
被ったままの状況。

上巻で起きた殺人事件の
謎解きをする鹿谷。
誰が犯人か気になって、一気読み。

名前のところには驚きましたが、そんなん
わかる訳ないですよねー

綾辻さんの他のお話も読んでみたいと思えました。

上巻の感想はこちら>>>
奇面館の殺人 上

15年7月読
★★★☆☆

2015年7月23日木曜日

奇面館の殺人 上

綾辻行人さんの
奇面館の殺人。
同僚からお借りしました。

館シリーズのお話なんですが
おどろおどろしいのが苦手で
今回がお初。

作家の鹿谷門実が作家仲間の日向京助に
成りすまして出席した不思議な集まり。

多分館シリーズにはお馴染みの
中村青司による設計の館で、表情恐怖症の
主人の意向により全員が仮面を被らされた招待客達。

そして起きた殺人事件。
外への通信手段も無く、雪で閉ざされた館。
招待客の仮面にも鍵が掛かり、その仮面の下が
誰かわからないという”同一性の問題”。

なかなか面白かったです。
続きも楽しみ。

15年7月読
★★★☆☆

2015年7月22日水曜日

Walking on Sunshine

邦題は”踊るアイラブユー♪”

前評判が悪かったので
心して観にいきました。

80年代の音楽満載の
ミュージカル。

まさに想定通りの出来映え。

スタートしてすぐのHolidayで
あぁこういった事かと納得。

歌が上手くないんです。。
ヒロインも可愛くないし。
これ配役が違えばもう少しよくなるのにと
観ながらずっと思ってました。

ハリウッドがつくればもう少しマシなものになるのかと。。
イギリス映画がハリウッドの真似したらあきませんね。

んーーー
gleeのキャストがやればすんごく良いと思うのですが。。

でも音楽は大好きな80年代の洋楽。
舞台もとっても素敵なイタリアのプーリア。
ホワイトカラーのニールにそっくりのイケメンも出演。

なのになぜにこの出来!?

あぁーーー

途中大好きな歌も連続して流れたり、
マドンナやホイットニー・ヒューストンや
シンディー・ローパー、プリンスにMJに
そっくりなシーンには感動。

あとダメ男のダグが登場すると館内から笑いが聞こえる感じ。

ストーリーは語ることは何もありません。
まぁ想像通りの展開になります。

80年代の洋楽LOVEの人にはお勧め。
でも割引の日で十分かな。

プーリアもとっても素敵なところなので
一度は訪れたい。
トマト祭も楽しそうです。

マンマ・ミーアとかと似てるとこもあるのに
残念なイギリス映画って感じです。

と言いながらeternal flame と
it's have must been loveが流れたので★一つプラス♪

洋楽縛りのカラオケ行かないとー

★★★☆☆

2015年7月20日月曜日

母性

湊かなえさんの
母性。

文庫版を心待ちにしていました。

中庭で死んでいた女子高生。
そして母と娘の手記。

マザコンの母に育てられた
娘の苦悩。

お互いの視える景色が違いすぎて。
母の身勝手さには怒りを覚えました。

母であるより娘でありたかったんですね。
いつまでも。

読みながら身を切られる辛さが。
書くのもさぞかし大変やったやろうなって思えます。

最後は若干拍子抜け。
そうやったんね。。と。

どーでもいいけど、たこ焼き食べたくなりました。

しかし男は情けない。
逃げるな、黙るな!!!

そして義母はなんやかんや言っても
一番悪い人ではなかった。

褒められるやけが存在意義となる育て方をした
母に根源はありますね。
でも最近はそんな風にしてみんな依存してるのか。

辻村さんの魂の一冊。
女性にはお勧めです。

15年7月読 BO行き
★★★★☆

2015年7月18日土曜日

ロング・ロング・アゴー

重松清さんの
ロング・ロング・アゴー。

誰もが過ごした
子ども時代の
切なさを思い出させる
6つのお話。

地元老舗デパートの娘で
取り巻きをひきつれている
少女は家業が苦しくなっても
気高くあり続けた。
彼女は最後の話にも登場します。

ほら吹きで親戚から疎まれる
叔父との思い出。
家族について考えさせられました。

障がいのある弟の結婚式の前に、彼の親友を
探そうと翻弄する小学生教師。
このお話が一番好きやったな。

チャーリー・ブラウンと子どもの時の自分と
息子を重ねる主人公。
積極的な事は良いこととされていた子ども時代。
ある一線から成果やら調和とかを身につけないといけなくなる頃。
わかるなぁ。
切ないなぁ。。

どれも重松さんらしいお話でした。

この本は"せんせい。"と兄妹の関係やそうです。
こちらも今度読んでみますかね。

15年7月読 BO行き
★★★☆☆

ジヴェルニーの食卓

原田マハさんの
ジヴェルニーの食卓。
同僚からお借りしました。

光の画家マティスに
仕えたマリア。
晩年に描いた"マグノリアの
ある静物"が登場します。
ロザリオ礼拝堂も観に行きたいです。
ロックフェラーの薔薇の窓も。

ドガとメアリー・カサットの親交。
女性でなおかつアメリカ人であった
メアリーが認められるのは、さぞかし
大変だったんでしょうね。。

リンゴの画家セザンヌと絵具屋の親交。
親父はゴッホのタンギー爺さんの
モデルになった人。
注射器に入った絵具がチューブなったからこそ
画家達は外に出掛け、戸外の光、輝く風を
描けるようになったというフレーズにはなるほどと納得。

晩年のモネと義理の娘のお話。
ご存じの睡蓮が登場。
青空の下がアトリエなんてモネらしい。

印象派について学べる一冊。
最初から評価されていない彼らが信念を持って
描き、戦い続けたことがよくわかる一冊。

その世界を観に行きたくなります。

原田マハさんは最高の絵画案内人です。

15年7月読
★★★☆☆

2015年7月17日金曜日

アヴェ・マリアのヴァイオリン

香川宣子さんの
アヴェ・マリアの
ヴァイオリン。

徳島に住む14歳の
あすかが出会った
ヴァイオリン。

それはアウシュヴィッツ
収容所にいた同い年のハンナの持っていたもの。
ハンナと家族、そして仲間達の壮絶な日々。

板東収容所で俘虜として過ごした
クラウスの物語も語られます。

恥ずかしながら板東の事は知りませんでした。
ユーハイム、ローマイヤや敷島製パンは
ここから生まれたのですね。

収容所を出た後のハンナのトラウマも身につまされました。
音楽があってよかったです。

話としては素晴らしいのやけど、イマイチ感情移入
できなかったのは何故だろう。
作者の書き方かなぁ。
ちともったいない。

青少年読書感想文の課題図書というのは納得です。
こういう事があったということを伝えるのは大切やと思います。

15年7月読 BO行き
★★☆☆☆