2023年11月21日火曜日

歌われなかった海賊へ

逢坂冬馬さんの、

歌われなかった海賊へ。

図書館本です。

"この市と戦争"というテーマで
学生たちに課題を出すクリスティアン。
時の流れとともに戦争についての
証言者たちは少なくなり、その出来も
一部を除いて残念なものに。
そんな中トルコ系移民のデミレルから聞いた
老人の名は優しかった祖母が嫌っていた老人のもの。

優しいと言われていた祖母は別の顔があるのか。
彼の元を訪ねたクリスティアンはある本を手渡される。
"歌われなかった海賊へ"

1944年。
父が捕まったヴェルナーは、その仇に復讐しようと
していた時に少女に止められる。
そしてレオンハルト、エルフリーデとともに
エーデルヴァイス海賊団を結成。
その後ドクトルも加盟。

線路の先にあるものを知った彼らがとった行動。
そして見ないふりの大人たち。。

日本では考えられないですが、ドイツの少年たちは
ちゃんと立ち上がっていったのですね。
ワンダーフォーゲルもあんな意味があったとは。
対人地雷の目的も知りませんでした。

少年たちの真っ直ぐさ、そして自分たちを守ろうと
してしまう大人たち。
なかなかに重たいテーマでした。
でも前作よりは読みやすかったです。

偏屈おじいさんにも子どもの頃があったんですね。

23年11月読
★★★☆☆

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