2018年1月27日土曜日

森は知っている

吉田修一さんの
森は知っている。

南の島で知子ばあさん
と暮らす17歳の
鷹野一彦。

普通の高校生活の
裏で諜報機関
AN通信の過酷な
訓練を受けている。

ある日親友の柳が姿を消した。
ほんとに柳は組織を裏切ったのか。

鷹野の壮絶な過去。
組織でしか生きられない彼。

そんな彼を思う風間や富美子。 

そして鷹野は訓練の最終テスト
となる初ミッションに挑む。

なんか面白くて一気読み。

大人になった鷹野のお話もあるので
今度読んでみます。

18年1月読 BO行き
★★★★☆

愛は味噌汁 食堂のおばちゃん3

山口恵以子さんの
愛は味噌汁。
食堂のおばちゃん
シリーズ3作目です。

昼は定食屋、夜は
居酒屋の佃の
はじめ食堂。

二三さんと一子さんと
バイトの万里くんで
切り盛りの毎日。

カラオケバトルに夢中になり
夫婦の仲が悪くなるお客さんや、
常連の後藤が詐欺に引っかかったり、
万里の同級生が性同一性障害とか。

この同級生の皐がいいんだな。

他にも食中毒事件とかテレビに出ることに
なったはじめ食堂とか、5つのお話には
たくさんの美味しそうなお料理に、温かいお話が。

涌井シェフも登場します。

今回も楽しく読めました。
レシピ付きなのも嬉しいですね。

前作の感想はこちら>>>

18年1月読 BO行き
★★★☆☆

2018年1月25日木曜日

キャロリング

有川浩さんの
キャロリング。

クリスマスに
倒産することに
なった子供服メーカー
社員の大和。

元カノの柊子とともに
学童に通う航平の両親の
不仲を解決したいという
願いを叶えるため別居中の父を
訪ねることに。

この父がダメダメでこれは愛想つかされる
わなって感じで、借金取りのヤクザとか
絡んできて、ついには誘拐事件に。

いいお話なんやけど、なんかイマイチのめり込めず。
最後にはさすがにほろりとしましたが、いつもの
有川さんの心に響く強さはないかな。

柊子に感情移入できなかったのが要因かな。

18年1月読 BO行き
★★☆☆☆

2018年1月21日日曜日

奇跡の人 The Miracle Worker

旅のお供に久しぶりの
原田マハさんです。
奇跡の人。

全くあらすじも読まず
に読みはじめました。
目次で青森のお話なんだ
と知ったくらい。

日本初の重要無形文化財の
調査のため青森を訪れた
文部省の柴田と民俗学者の小野村。

向かった先は盲目の三味線弾きのキワ。
もう二度と三味線を弾かないという彼女。

そして話は明治に。
アメリカ帰りの安。
弱視でありながらアメリカの最新式の
教育を受け、女子教育の礎となりたい
という想いもっていた。

しかし封建的な日本で思うようにいかず。。。
そんな彼女が出会った奇跡の人。
見えない、聴けない、話せないのれん。
ケモノの様に扱われていた。

彼女の可能性を信じ、人間らしく生きれる
ように教えていく安。

原田さんが戦後のそれも青森って珍しいと
思ったけど、安の登場からまさに原田流。

日本流、しかも青森舞台の奇跡の人を
うまく紡いでいます。
去場安ってまさにサリバン先生ですし、
介良もケラーやし。

良いお話でした。

れんのその後のお話も読んでみたいです。

18年1月読 BO行き
★★★★☆

2018年1月20日土曜日

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 下

ユヴァル・ノア・
ハラリさんの
サピエンス全史
の下巻。

宗教とは超人間的な
秩序の信奉に基づく
人間の規範や
価値観の体系。
共産主義や資本主義も
一種の宗教。

ヨーロッパが全世界を征服できたのは
科学者によるもの。
世界の全部を知っていると思ってた
中世の人々から、自分の無知を認め、
未知なる世界へ旅立った征服者達。
アジアも技術力はあったけど、
探検と征服の精神構造が欠けていたんですね。。

アステカやインカの人は堪らんかったですね。
ここも情報の欠如というか、性善説すぎるのか。。

あと探検を支えたのは信用(クレジット)と
成長により飛躍した経済。
利益を再投資する資本主義者たち。

この辺からどんどんと馴染みの世界に。

そしてこれからのお話にはなんとなく
暗澹としてきました。

生物工学、サイボーグ工学、非有機的
生命工学による進化。
未来に今のままの私たちは果たして
存在しているんでしょうか。。

不死を探求するギルガメッシュ・プロジェクトは
人類の永遠のテーマなんでしょうね。

下巻には索引がついているので、これどういう
意味やっけとか知りたい時に重宝しました。

あと訳者あとがきを読めば、上下巻のあらすじは
わかるので、ポイントやけ知りたい人は、
まずはそれからでも良いかなと思いました。

なかなかに読みごたえのありました。

上巻の感想はこちら>>>

18年1月読 BO行き
★★★★☆

2018年1月15日月曜日

サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上

ユヴァル・ノア・ハラリ
さんのサピエンス全史。
まずは上巻。

話題本をお正月用に
上司よりお借りしました。
とは言え読み終えるのには
かなり時間がかかりました。

ホモ・サピエンスの
歴史を20万年前から。
思想や宗教があるからこそ、
強くなれたホモ・サピエンス。

人権も想像の産物に過ぎない。
各種秩序や欲望のエンジンも全て想像上のもの。
なかなかに衝撃。でも読むとその通りです。

ホモ・サピエンスにより多くの動物が絶滅。
小麦がサピエンスを、家畜化したという
考えは面白いな。

そして家畜化された牛達の可哀想なこと。
考えてみたら消費量を考えると当たり前
なのかもしれませんが、思いがいたっていませんでした。
これはベジタリアンになる人の気持ちがわかります。

男女の違いも生物学的よりも社会的・文化的な
ものが大きいというのにはなるほどとも。

なぜどの人間社会でも男性が女性よりも高く評価
されていたのかの各種説を滅多斬りにするところは、
まさにその通りと強く共感しました。
ほんとに不思議や。

知的好奇心を十分に満たす一冊でした。
下巻も楽しみです。

18年1月読
★★★★☆

2018年1月13日土曜日

恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2

山口恵以子さんの
恋するハンバーグ。
食堂のおばちゃん
シリーズの2作目。

佃のはじめ食堂の
開店直後のお話。

昭和40年。
帝都ホテルから
独立した孝蔵は妻の一子と洋食屋を始める。

フランス料理と町の洋食屋さんとの
違いに最初は戸惑う孝蔵。
副料理長やったプライドが最初は
邪魔するんですよね。

でも一子の助けもかり、着実にお店の
ファンを増やしていきます。

このお話すごく良いんです。
あったかくて、ほんわかしてて。

あと昭和40年代の息吹もすごく感じられて。
多くの地方から来た人によってるとことか。

もちろん登場するお料理の美味しそうなことったら。
食べにいきたいです!

孝蔵はほんとに良いですね。
まさに格好良い。
涌井さんが惚れるのもよくわかります。
隠し子の登場には驚きましたが、
それもうまくいったし。

このお話を読んでから前作でも
よかったかなと思いました。

前作の感想はこちら>>>

18年1月読 BO行き
★★★★☆

2018年1月8日月曜日

なりたい

畠中恵さんの
なりたい。
しゃばけシリーズ
の最新刊です。

妖になりたい人や、
人になりたい妖、
親になりたい人々に、
毎度の妖たちが
若だんなと大活躍。

今回も楽しませてもらいました。

このシリーズは安心して
読むことができますね。
期待を裏切らない安定感はさすがです。

若だんなや妖達も着実に成長しています。

前作の感想はこちら>>>

18年1月読 BO行き
★★★★☆

2018年1月3日水曜日

Star Wars The last jedi

楽しみにしていた
スターウォーズの
最新作。

んー^^;
なんかいろいろあって
まだ消化不良です。

今までのスタイルと
違うというか、
なんというか。。。

ポーがね自分勝手やし、ホルド提督の
自己犠牲がなんとも言えない。。
ってかフィンはレイのことが好きなんやないの!?

最後のルークの闘いは圧巻でした。
それに比べるとベンはまだまだでしたね。
ってかカイロ・レンが小者すぎます。
しかもあの人もあっけないくらいに死んじゃうし。。

可愛いキャラクターの登場にはほっこりと
しました。

登場人物の子どもっぽさが、際だっていたと
思います。

まぁ続きは絶対観ると思うのですが、この話は
どこに向かうのでしょうか。。

前作の感想はこちら>>>

★★★☆☆

2018年1月2日火曜日

失敗の本質

少し時間が経ちましたが、
話題本を図書館で。

借りてから読み終える
まで時間がかかりました。
まさか年を越すとは。
それやけ重くて、しっかりと
読まないといけない一冊でした。

失敗の本質。
なぜ日本人は空気に左右されるのか?

大東亜戦争でなぜ日本が敗けたのかを分析する一冊。

組織としての日本軍の失敗を、現代の組織への反面教師
として活用することがねらい。

6つの失敗例が取り上げられています。

目的のあいまいさ、自己認識の失敗、現場と本部との
意思疎通の欠陥、過度の精神主義、思い込み、戦略や
合理性よりも人情や組織内融和の優先、バラバラな
陸海空軍、失敗から学ばない姿勢。。
もうほんとに読んでいて嫌になってきます。
たくさんの戦死した方々を思うと。。

ミッドウェー作戦では同じ空母を2回攻撃して
2隻撃破したと誤認したんですね。。
なんとも言えませぬ。

ガダルカナルの血染めの丘とか。。
沖縄戦での10万名の住民戦死者とか。
一人一人の命があると思うとたまりませぬ。

フィリピンとかインドまで出ていって戦争を
してたんですよね。
それも明確な戦略がないまま。
すごいというか何というか。

読んで、過去について知れたのは良かったです。

過去の教訓を活かせる社会でありますように。

18年1月読
★★★★☆