久しぶりに
辻村深月さん。
オーダーメイド
殺人クラブ。
「これは、悲劇の記憶である。」
冒頭の一文が全てを表してます。
悲劇であり甘酸っぱい記憶。
中学の時のもどかしさがたくさん詰まった一冊。
自分を殺してほしいと頼むアン。
応ずる昆虫系の同級生徳川。
2人だけのオーダーメイド殺人クラブ。
学校と家庭だけのせまい世界で、そこでの
自分の位置や友情ごっこに振り回されながら、
特別な存在でありたいと願う気持ち。
死を美しく感じる気持ち。
痛いくらいにわかります。
早く大人になって自由を得たいという気持ちと、
汚い大人になりたくない。永遠に汚れないまま、
少女のままでいたいという気持ちを私も持っていました。
そしてラスト。
いつもながらに幸福感いっぱいに終わらせる辻村流。
やられました。
でも2人が少年Aにも少女Aにもならなくてよかった。
大槻ケンヂさんの解説も秀逸でした。
昔少女だった人たちにおすすめ。
現"中学生の親"にはおすすめしません。
15年6月読 BO行き
★★★☆☆

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