2015年4月9日木曜日

ロスト・ケア

葉真中顕さんの
ロスト・ケア。
同僚から
お借りしました。

戦後最大の
43人を殺害
して死刑を
求刑された男。
判決を見守る遺族と判事。

そして話は5年前に遡ります。
介護ビジネス。
富があるものとないものを
切り分ける仕組み。

その欠陥を埋めるロスト・ケア。
遺族は救われる。

読み終えた後にほぉとなりました。
なかなかに難しいパスが作者から
読者に投げられています。

善と悪との境界線。
間違いなく殺人は悪やけど、
介護地獄の渦中にいる人々には
ただのきれいごと。
難しい。

フィクションとして片付けるには
あまりにも大きな問題提起。
考えさせられます。

でも偽善でもいいから、殺人は悪いと言いたいし、
性善説でありたいとも思います。

犯人は作者の思い通り騙されましたが、
作品のテーマに比べたらどうってことないです。

でもこれは映像化には向かないかも。

解説は大好きな近藤史恵さんでした。

15年4月読
★★★★☆

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