久々に読んだ高杉良。
彼らしい骨太の作品。
実際にあった通産省次官候補の
更迭問題を題材としたお話。
通産省を希望する学生を
面談するキャリアから話は始まる。
学生はその年は不合格となったものの
翌年に再度チャレンジし、無事入省。
彼が将来の事件の火種になることを
誰も予想にしないまま。
最初は登場人物も多いし、話も飛び飛びだし
若干読みにくい部分も。
でも怪文書が登場してからは、一気に引き込まれる。
通産省側からの視点で書かれているので、
バイアスがかかっているのはわかるが、
それでも実際にこんな事件が起こったなんて
何とも言えなくなる。
数年前も外務省で同様の事件が起きたけど
政治家と官僚の対決って避けられない部分なの
かもしれない。
日本経済を立て直してきた自負がある官僚達。
しかしある時期から民間は自立できるようになり、
政治家たちは自分の票獲得を第一に考えるようになり、
更に官僚の質も変わってきているのだろう。
だからこそこういった事件も起きるのだろうな。
色々と考えさせることの多い作品でした。
ただ一つ言いたいのは、どの立場であれ
広い視野をもって業務に臨んでほしいということ。
もちろん自分も含めて。
13年2月読 BO行き
★★★★☆
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106042211/subno/1

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