
学生時代の友人四人での屋久島への旅も後半に。
四人は旅行を通じて
それぞれの心の中にある森を歩んでいく。
その中で彼らが見つけるものは、
過去の出来事、そして本当の自分。
日常から離れたこの空間だからこそ見つかる真実。
それは時に残酷で、切ない。
でもそれに気づいたからこそ、
また日常に戻って生活できる。
全体的に重い雰囲気で話は進む。
最後はなんで節子で締めくくるのか最初は疑問だったが、
読めばそれなりに納得。
日常に戻る部分は彼女の役割だろう。
しかし恩田ファンの私としては憂理の死はちょっと衝撃。
あの学生生活を終えた後に、
こんな人生が待っていたなんて・・・
こんなに弱い人間だったのかと、
この本ではないもう一冊の本での主人公の彼女を思う。
いたるところに心に響くフレーズもあるし、
さすが恩田作品。
06年5月読 BO行き
★★★★☆
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