出だしから
「あっ。この本面白そうだな。」
って思えるお話があります。
この本もまさにそう。
杉森久英さんの天皇の料理番。
ドラマ化されてるやつです。
今回の旅のお供に読みました。
「小さいときから、強情な子だった。」
この出だしから引きこまれました。
福井の武生で育った篤蔵。
カツレツの美味しさに魅せられ
料理人になるべく東京に家出。
それも妻を置き去りにして。
17歳とは言えびっくり!!!
華族会館での見習い。
親方と喧嘩してやめた後は、神田の洋食店を経て
精養軒で見習いを。
篤蔵は夫にはしたくないけど、一途で
お話の主人公としては最高。
洋食が日本に拡がっていく歴史とともに楽しく読めました。
ところどころ挿入される作者による解説も気になりません。
話の流れが切れるのに反対に興味深く読みました。
今でこそ当り前のように洋食を食べていますが、
歴史は浅いのですね。
精養軒が馴染みある場所にあったと知り、
より親近感が。
あと戦争のことも描かれているので、その頃の人々の
思いとかも読めてよかったです。
この言葉が好きです。
「知らんことは恥ではない。
教わる気がないこととと、教わってもできんことが恥なのや」
下巻も楽しみ。
15年5月読 BO行き
★★★★☆


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