2010年3月30日火曜日

ボトルネック

死んだ恋人に花を供えに東尋坊に行った
主人公。

突風に煽られ気がついたら、何故か家がある金沢に。
自分の家に帰ると、そこには知らない女性が。

そこは自分が存在しないもう一つの世界。
自分の世界では死んだ人間が、そこでは生き、
また家族の状態も自分のとは異なる世界。

その違いは自分か彼女が、生きていること。

設定が素晴らしくて、最後まで一気読み。

誰しも当たり前のように自分が生きている世界を生きている。
"if"がある時も、それは自分が行った決断が違ったらというもの。
でももしそれが、自分の存在自体だったら。

自分が生きていない方が、周りが幸せかもしれないなんて現実、
私には到底受け止めることはできない。

ラストは読者に委ねられる。
彼は家に戻るのか、それとも。。。

こんな話絶対ありえないけど、でももしかして・・・とか思える一冊。

10年3月読 BO行き
★★★★☆

ボトルネック

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