2021年4月30日金曜日

作家の口福 おかわり

朝井リョウさんほかの
作家の口福 おかわり。
図書館本です。

朝井リョウさん、上橋菜穂子さん、
冲方丁さん、川上弘美さん、北村薫さん、
桐野夏生さん、辻村深月さん、中村航さん、
葉村麟さん、平野啓一郎さん、万城目学さん、
湊かなえさん、森見登美彦さん、柚木麻子さん、
吉本ばななさん、和田竜さんほかによる、
食のエッセイ。

前作よりは若めの作家さんも多く、好きな
作家さんもいるので楽しく読めました。

でも少し書かされてる感が伝わってくるのかな。

冲方丁さんは東南アジア育ちなんですね。

前作の感想はこちら>>>

21年4月読
★☆☆☆☆ 

2021年4月28日水曜日

幸福な食卓

瀬尾まいこさんの
幸福な食卓。
図書館本です。

ある日の朝食で"父さんは
今日で父さんを辞めようと思う"
と宣言した父。
母は数年前に家出。
出来の良かった兄は高校卒業後
進学せずに農業に。
妹の佐和子。
普通とは少し違う、でもお互いへの
愛情あふれる家族。

この独特な雰囲気の家族のお話がすごく
好きで読んでいたら、最後に全く予想もしてなかった展開で。
かなりのショックでした。
心があまりにも無防備で、そんなんありってな感じで。

最後はたしかに救いあるけど、でもこの展開の
必然性を感じないというか、腹落ちしませんでした。

大浦くんも、その弟も、あと直もすごくいい人たちでした。
涙。

21年4月読
★★★☆☆ 

げいさい

会田誠さんの
げいさい。
図書館本です。

美術家の会田誠さんによる
若かりし日の一晩中だけのお話。
人生の中でも飛びきり最低な
夜の出来事。

1986年11月。
3日間にわたる多摩美の学園祭、通称"芸祭"。

芸大二浪の二朗。
予備校仲間の高村とアリアスと彼女の佐知子。

自由な美大の治外法権っぷりの芸祭と、
二朗の予備校の日々が同時並行。
佐渡から上京し、千駄ヶ谷美術予備校で
美術についての知識を吸収。

彼女の佐知子にはまったく共感できない。
このいかにも美大な雰囲気も好き嫌いあるやろうなぁ。

私はまぁそうやろなってな感じで読んでました。
最後はうむむやけど、途中まではいかにも
美大ってな感じの展開で。

狭き門を通過できる一握りの人たち。
そこに至るまでの過程もその後も独特な世界。
それを垣間見れるお話でした。

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月27日火曜日

原之内菊子の憂鬱なインタビュー

大山淳子さんの

原之内菊子の憂鬱な

インタビュー。

図書館本です。

おたふくそっくりなその顔を
みると、洗いざらい話して
しまいたくなる菊子さん。

その能力を買われ社長の戸部に
スカウトされ編集プロダクション
三巴企画で働くことになった菊子さん。

同僚は東大出で母セレクトの
おしゃれウェアで、文学好きな桐谷さん。
パスワードが太宰治の誕生日ってw
そしてモテ期のピークは幼稚園時代♪
かなり気になるキャラです。

エーリッヒ・ケストナー私も大好きやったな。

人って永久に実像はつかめない。
その通りかもですね。

そしてヘルマン・ヘッセを追い出した菊子の底力!

菊子さんは聞く子さんになり、居場所を
見つけられてよかったね。

ヤクザとか出てきた時はどこに向かうのかと
思いましたが、最後はあったかさもあって、よいお話でした。

続編はないのかな?
読んでみたいです。

21年4月読
★★★★☆

2021年4月26日月曜日

作家の口福


恩田陸さん他の
作家の口福。
図書館本です。

20人の作家さんによる
自分だけのご馳走。
恩田陸さん、山本文緒さん、
森絵都さん、三浦しをんさん、
江國香織さん、角田光代さん、
道尾秀介さん、池井戸潤さん、中村文則さん。
他にも読んだことある作家さんや、
未読の作家さんも。

60年代生まれの作家さんが多く年齢は高め。
そんな彼らの食のエッセイ

食欲全開の作家さんも、食にまつわるプチエピソードも。

森絵都さんの安定剤の誤解には笑けました。
江國さんのお骨のエピソードもなんか納得。

井上荒野さんが女性やったんですね。

まぁあっさりと読めました。

21年4月読
★☆☆☆☆

花舞う里

古内一絵さんの
花舞う里。
図書館本です。

自分のせいで親友が
亡くなったと心を閉ざした
中2の潤。
東京から母の故郷奥三河に
引っ越す。
700年続く神事花祭りが根づく
過疎地域での、母と祖母との三人暮らし。

クラスメイトは3人だけ。
花祭りへの参加を拒否し、周りを拒絶する潤。

いつもみんなの中心にいる人にはこの気持ち
わからないと思っていた潤は、周りの人たちの
苦しみや不条理を知り少しずつ変わり始める。

読んでいてひりひりする場面も。
でもすごくすごくすごくいいお話でした!!!

お母さんの潤への愛、想い。
潤のお父さんのダメダメさが秀逸。
あとやはり啓太郎さん。
ハナも可愛い。
そして一年坊主の泰助。
頼りがいのある康男。
みんなとても愛おしい

舞いの描写も素晴らしい。

悪意もたくさんある世の中やけど、それを
含めて生きていく。
そんな強さを感じました。

21年4月読
★★★★★

2021年4月25日日曜日

雲上雲下

朝井まかてさんの
雲上雲下。
図書館本です。

昔から生えている
名もなき草。
その草を"草どん"と呼び、
話をせがむ小狐。

浦島太郎のその後の龍宮城とか。
お寺の三毛猫のお話好きです。
あとやはり小太郎のお話。
山姥のお話も哀れでした。

そして最後には草どんと小狐の正体が。
このお話の背景も。

今の世の中には耳の痛いお話。

たしかに私も田螺ってどんなんやっけって
読みながら思っちゃいました。。

今は・・÷
本当にあった話かどうかが大事。
残酷な話、報われない話は駄目。
雲上の世界など、信じるどころか想像すらしない。

物語こそが、雲上と雲下をつなぐもの。
大切に継ないでいきたいと思いました。

21年4月読
★★★★☆

2021年4月23日金曜日

神様のカルテ








原作もお友だちに
借りて大好きな神様のカルテ。
以前櫻井翔さんで映画化
されてましたが、今回は
福士蒼汰さんが主演でドラマ化。

すんごくすんごくイメージにあってました。
まさに一さん。
奥さまは宮崎あおいさんがいいけど、
一さんは福士さんぴったりでした。

松本市の本庄病院。
24時間365日医療。
医師不足の中日々患者と向き合う一さん。

大狸先生に古狐先生もいい味だしていて。

水野美紀さんもいい味を。

そして最終話では大学病院。
市原隼人さんも出演。
貫地谷しほりさんの演技が素晴らしい。
最終話はさすがに泣きました。

原作の感想はこちら>>>

★★★★★

処方箋のないクリニック

仙川環さんの
処方箋のないクリニック。
図書館本です。

6つのお話。

理事長の兄の青島先生と
看護師のミカの2名の総合内科。
患者さんやその家族の医療相談
を受けている。

家族に代わって困った患者を
説得してくれる医師。

ミカが青島先生と働くことになった経緯よかった。
ほんとに時代が変わったのに古い価値観を
アップデートできていない人多いよね。

婚約者の姉が肥満体型で結婚に悩む女の
話には呆れたしむかつきました。
それで相手を批判するなんて。。

病院からの反発により総合内科を閉鎖しよう
とする理事長。

いろんな情報が錯綜するので総合内科みたいな
とこがあったら、確かに行ってみたいですね。
数万円と言われると、怖気付きますが。

続きもあるのかな。
その場合は読んでみたいです。

21年4月読
★★★☆☆

2021年4月22日木曜日

青い孤島

森沢明夫さんの
青い孤島。
図書館本です。

キング・オブ・僻地の
小鬼ヶ島。
島民199人。
中川を挟んで東軍と西軍での
いざこざ。
同調圧力。退屈という鬼。
狭い社会だからこそ。
わかるなぁ。

島の活性化という大義名分で訪れた小島佑。
密かにバカンスを楽しもうという心づもり。

船酔いしてるフェリーの中で出会った
絶世の美女のるいるいさん。
かなりはっちゃけたキャラ。

心までイケメンの翔くんは格好良すぎます!

彼らと結成した地球防衛軍。
おトメさんがいい存在感。

身の置き場も心の置き場もないホームレスな
都会での日々か。
んー なんとなくわかる気も。。

感動は心の食べ物
なるほどです。

のんびりと旅したくなります。

21年4月読
★★★☆☆ 

2021年4月21日水曜日

幕間のモノローグ

長岡弘樹さんの
幕間のモノローグ。
図書館本です。

二十一世紀アクターズ
スクール講師で俳優の南雲と
その周りの人たちのお話。
生徒の折崎、伊野木、二宮に
矢綿と仙波。

それぞれに起こる事件に南雲のアドバイス。
そしてその背景。

まぁその真相を知ってもふーんそうですかって
感じでした。

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月20日火曜日

遠足はたまごサンド

渡辺淳子さんの
遠足はたまごサンド。
図書館本です。

今回は4つのお話。

星空病院の名誉院長による
キッチン花。
心臓病の息子と通院する母、
恋人の医師が事故死した看護師、
乳がんの叔母の看病をする借金まみれの甥、
夫の傘寿の誕生日に鼻血のおばあちゃん。

甥っ子のお話が良かったです。

前作の感想はこちら>>>

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月19日月曜日

わんダフル・デイズ

横関大さんの
わんダフル・デイズ。
図書館本です。

盲導犬訓練施設で働く
盲導犬訓練士研修生の歩美。
王子と呼ばれる訓練士の阿久津と
トラブルバスターズとして
さまざまなトラブルを解決。

阿久津が良いキャラ。
影のある感じるがなんとも言えない。

最終話では阿久津が抱えてる闇が明かされます。
これは辛いよねー

よっこい庄一
笑けます。

歩美の明るさが良いアクセントでした。

21年4月読
★★★★☆

2021年4月17日土曜日

サンドの女 三人屋

原田ひ香さんの
サンドの女 三人屋。
図書館本です。

三人姉妹が朝昼夜と
営む三人屋。
とは言え三女の朝日は
就職して今は二毛作。

今回は6つのお話。

豆腐屋で居候するゲイの理人くん、
夜月さんの若い彼で小説家の一也くん、
まひるの彼の亘くん、朝日と結婚する透さん、
夜月さんのことが大好きな大輔さんに、
朝日のことが好きだった森野くん。

理人くんいいなぁ。
朝日の結婚にはびっくり。

そして大輔さんはずっも夜月さんのことが
好きなんでしょうね。

まひるさんの卵サンド食べてみたいです。

前作の感想はこちら>>>

21年4月読
★★★☆☆

名探偵コナン 異次元の狙撃手

コナンの劇場版
異次元の狙撃手。
観たことなかった
みたいです。

隅田川の眺めが綺麗。
アメリカネイビーシールズの
狙撃兵が引き起こしたと
思われる事件が勃発。

相変わらず人間離れなコナンくん。
世良さんも登場。
大活躍です。
しかし最後には蘭姉ちゃんがもっていきましたねー

楽しく観れました。

前作の感想はこちら>>>

★★★★☆

汚れた手をそこで拭かない

芦沢央さんの
汚れた手をそこで拭かない。
図書館本です。

5つの短編集。

末期癌で余命半年と
宣告されてから一年。
自宅で夫との日々。
夫が明かす過去の殺人。
理屈っぽい妻だからこそ気づく真実。

プールの水を半分流してしまった
小学校の先生。
ミスを隠蔽するために画策。
いやぁ読みながらひりひりしました。

老人が住むアパートでの隣人が
熱中症で孤独死。
そのアパートにまだらボケの妻と
暮らす夫。
妻は隣人への電気代の督促ハガキを渡すのを
忘れていた。
ごまかそうとする夫。

新人監督の作品の完成目前。
主演に薬物使用疑惑が。
せっかくの作品はお蔵入りになるのか。。

料理研究家として成功した自分の前に
現れた過去の不倫相手。

どれも読んでてなんかなぁなお話。
ほんのちょっとのきっかけで取り返しの
つかないことに。。

読後感は良くないです。

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月16日金曜日

チンギス紀 十 星芒

北方謙三さんの
チンギス紀 10作目。
図書館本です。

登場人物多すぎて、
誰が誰やら。。
今までの敵も配下になり
チンギスの軍勢はより格段。

そして新たな国も登場。
ホラムズ・シャー国。
ムスリムの登場。
よりお話は西に。

チンギス軍も歩兵と工兵を加え
よりパワーアップ。

歩兵部隊が一日に百里が動くってどのくらいかと
思ったらなんと400キロ弱。
恐るべし。

虹の根もとを見つけてやる。
テムジンの誓い。

そしてジャムカの息子のマルガーシは
トクトアの元を離れ旅へ。

アインガは民を考えチンギスの元で
はたらくことに。
モンゴル国としてひとつになった草原。
いよいよ金国と対等に。

チンギスの力は巨大になり、その反面
窮屈な暮らしに。
離れていても深いところでつねにチンギスの
そばにいるボォルチュ。

はじめに居心地のよさを求めると、闘う力は落ちる。

いよいよ金国との戦い。
さてこれからどうなることやら。
続きもとても楽しみです。

前作の感想はこちら>>>

21年4月読
★★★★★ 

朝日堂オーダーメイド製本工房

相原罫さんの
朝日堂オーダーメイド
製本工房。
図書館本です。

毎年祖父から贈られて
きた日記帳。
祖父が亡くなって初めて
哉太はその祖父の想いを
知る。

製本の職人だった祖父。
その弟子の志乃。
世界にひとつだけの本をつくる手製本。

母と祖父の確執。
過保護な母への反発。

製本の世界を知れてよかったです。

他には父の転勤で引っ越すことになった
甘えた娘の話と、最後は志乃さんの
高校時代の淡い思い出のお話。

なんか登場人物が地に足がついてない感じがね、
題材は面白いんやけどねぇ。
まぁ単純に志乃さんがモテすぎなんがむかつくんかな。

いかにもシリーズ化しそうなお話です。

21年4月読
★☆☆☆☆

2021年4月14日水曜日

Ordeal by Innocence

久しぶりの

クリスティ作品。

無実はさいなむです。

養子を引き取っていた
レイチェルが殺され、
そのうちのジャックが
犯人とされ死ぬ。
その後ジャックは無罪と訴える証人の登場。
ジャックが無実なら真犯人は誰なのか。
家族の思惑。
更なる殺人。

アガサ・クリスティのお話としてはおどろおどろしい。
最後はねー
まさか真犯人があの人とは。

★★☆☆☆

うしろむき夕食店

冬森灯さんの
うしろむき夕食店。
図書館本です。

ノスタルジックな雰囲気が
すてきなくつろげる、
うしろむき夕食店。
祖母と孫娘二人が着物姿で
おもてなし。

気持ちがうしろを向くときでも、ここで
食事すると前を向ける気がする。

5つのお話。
悩む人々。
料理おみくじ。
美味しいお料理。

不運の連続にみえても、それはうまくいくための経由地。
ひとの未来はすべてしあわせにつながっている。

お料理が美味しそう。
ぜひ行ってみたいです。

21年4月読
★★★★☆ 

2021年4月13日火曜日

草原のサーカス

彩瀬まるさんの
草原のサーカス。
図書館本です。

姉妹で久しぶりにサーカスを
見に行ったら依千佳と仁胡瑠。
姉妹なのに正反対な2人。

いい子のお姉さんと天才型
デザイナーの妹。
それぞれの道で成功したかと思いきや、
挫折が。。

読んでいて辛くなる部分が。
特に依千佳はわかる部分も多くて、なんか
生きるって大変やんなぁと。。
お互いがいてよかったですね。

新型コロナを想起させる描写も。
まさに今起こってるかもしれない話やと思いました。

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月10日土曜日

深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説

辻真先さんの
深夜の博覧会。
図書館本です。

昭和12年。
銀座で似顔絵描きをしながら
漫画家になる夢を追いかけいる
一兵。
その観察力は甲の上。

そんな一兵は帝国新報の女性記者瑠璃子に
頼まれ、名古屋汎太平洋博覧会の取材の
挿絵をすることに。

宗像伯爵により博覧会を案内される。
そして博覧会横にある伯爵の慈王羅馬館には
伯爵によるこだわりの演出。
グロテスクな仕掛けの数々。

戦前の雰囲気が垣間見えるお話。
最後はなぁ、なんかなぁってな感じでした。
宗像伯爵。。

一兵さんは他の作品にも登場してるようなんで
今度読んでみます。

21年4月読
★★☆☆☆

2021年4月8日木曜日

ヴィクトリアン・ホテル

下村敦史さんの
ヴィクトリアン・ホテル。
図書館本です。

ヴィクトリアン・ホテルを
舞台にした群像劇。

心中を考えている夫婦、
悩んでいる女優、新人作家、
スポンサー企業で働く男にスリ。
それぞれの視点での話。

読み進めていくうちに違和感が。
それは終盤に的中。

なるほどね。
いつの時代も同じような問題があるって
ことですね。

思っていたよりもうひとつ上の仕掛けでしたが、
まぁ想定の範囲内。
返却前にもう一度読み直したいです。

何回か書かれているのは、優しさについて。
誰にでも受け入れられる作品は難しいであるとか、
社会的正義を盾にする批判へのコメントなどです。
今の時代への投げかけ。
納得することも多かったです。

お話含めて楽しめました。

21年4月読
★★★☆☆

2021年4月7日水曜日

その扉をたたく音

瀬尾まいこさんの
その扉をたたく音。
図書館員です。

29歳でミュージシャンを
目指している宮路。
でも実質は親の仕送りで
てる無職。

そんな宮路は老人ホームで働く渡部の
サックスを聴き神様と衝撃を受ける。

もう一度渡部のサックスが聴きたくて
老人ホームに行き、入居者の水木のおばあちゃんに
ぼんくら呼ばわりされ、買い物など頼まれたりして、
毎週末通うことに。

水木のおばあちゃんが突き抜けていていいんですよね。
ほんまによく宮路のことをみている。

最初は宮路が渡部を巻き込んでいたのに、途中から
主導権が逆転。
渡部はいいキャラです。

身内となるといろいろ気遣うってわかるような。

自分にではなく、目の前にいる人に向けられている音。
だから心に響いたんですね。

読んでいて辛いとこもあるけども、やはり温かくて
良いお話でした。
さすが瀬尾まいこさんです。

21年4月読
★★★★★

駒音高く

佐川光晴さんの
駒音高く。
図書館本です。

将棋をテーマにした
7つのお話。
棋士を目指す大辻弓彦くんが
ところどころに登場。

将棋会館で清掃員として働くチカ。

将棋の楽しさを知る小5の野崎君。
い大辻君が名前やけ登場。

絶対に棋士になると誓った中1の裕也だが、
次第に勝てなくなり学校の成績もおちてくる。
このお話には野崎君が登場。
両親の愛がいいですね。

娘の葉子が将棋を始めて、女性棋士も目指せるまで
成長していくのを見守る母の悦子。
こちらのご両親も干渉しすぎないで、でも
見守るのが素晴らしい。

プロを目指す克信の恋。
これは由紀子の策士振りがちと反感。

棋士を目指していたが断念して新聞記者の
将棋担当の二本松。
敗着さんというあだ名が。。

最後は負けてたまるかが信念のベテラン棋士。
対局中にくも膜下出血。
似たようなお話ドラマ化されてましたね。
もう少し若い棋士でしたが。
ここでも二本松さんが活躍。
そして待望の大辻くんの当時です。
ラストらしいお話でした。

将棋指せる人尊敬します。
楽しく読みました。

21年4月読
★★★☆☆

2021年4月6日火曜日

書店員と二つの罪

碧野圭さんの
書店員と二つの罪。
図書館本です。

17年前に起きた名古屋東部
女子中学生殺人の犯人による
手記が発売される。
書店員の正和は犯人の隣人で
幼なじみ。
周りからの中傷。
家族は壊れ、東京に逃げてきた。

なぜ手記を書いたのか。
営利のためにはこんな本も売らないといけないのか。
書店員としての苦悩、葛藤。
雑誌記者による取材。
そして封印されていた記憶が。。

"書くことによって、自分が世界の中心である、
と確かに感じることができる。"
雑誌記者の青木の言葉には虫唾が走ります。

書店も版元も結局は営利のため。
ラインナップは読者が求めるもの。
世の鏡なんですね。。

読みながら、辛い真実が掘り起こされるのが
わかっていながらも、頁をめくらざるを得ない。
なかなかに読むのがしんどい、でも読まずには
いられない。

母の盲目の愛。
勝ち目ないなぁ。

なんとも言えない読後感でした。

本橋くんへの理解がもう少しあってほしかったです。

21年4月読
★★★☆☆

2021年4月5日月曜日

あきない世傳 金と銀 十 合流篇

高田郁さんの
あきない世傳 10作目。

呉服商いを絶たれた
五鈴屋江戸本店。
七代目の幸。
奉公人たちと太物での商い。

藍染の浴衣。
機を熟して仕掛ける。
苦難多き道。
でもそれぞれの想いでの新たな一歩。

3年越しの想い。
いやぁやきもきして読みました。
よくぞじっくりと仕掛けられた。
私やったら我慢できそうにありません。

菊栄さんの上京。
どれやけ幸の助けとなったのか。

梅と梅松さんのご一緒。
ほんわかしました。

これからの展開も楽しみです。

前作の感想はこちら>>>

21年4月読
★★★★★

進撃の巨人 the final season

なんか飛び飛びに
観てるんで途中飛んでる
けどとりあえず。
進撃の巨人 いつのまにか
最終シーズン。

ライラたちの過去と今が
語られます。
巨人を宿すエルディア人。
なぜ潜入していたか。

そしてエレンも登場。
反撃。

ミカサやリヴァイまで。
ミカサの出自はびっくり。ほんまに
壮大なお話。
ヒイヅル国ですか。。

マーレに潜入してパラディ島について知って
もらえば平和につながるかも。。

"死ぬな!生きのびろ!"

互いが己の正義を信じて、でも片方からみるとそれは
正義ではなく、なんとも切ない戦いです。
正義の反対は別の正義。

エルディア人とパラディ様との闘いからまさに感じます。
海の外も壁の中も同じ。
みな自らの正義のために戦う。
むなしいですね。

最終話は気づかないうちに終了。
あれが終わりやったんですね。。
気づきませんでした!

救いのあったようななかったような、よくわかりませぬ。
咀嚼せぬば。。

前作の感想はこちら>>>

★★☆☆☆ 

2021年4月4日日曜日

とわの糸

小川糸さんの
とわの糸。
図書館本です。

幼い頃から目が見えない
とわ。
母との暮らし。
外の世界から隔離された
2人だけの世界。
まさに常軌を逸しています。
そして母の失踪。。

ふわふわしたお話かと思いきや、
なんたるお話。

後半は盲導犬のジョイとの出会いにより
笑顔の日々。
リヒトとの一夏の恋も。

現実はこんなうまくはいかないと思いますが
小川ワールドということで。

とわにとって穏やかな日々が続きますように。。

21年4月読
★★☆☆☆ 

インビシブル

坂上泉さんの

インビシブル。

図書館本です。

終戦から9年経った
1954年の大阪。

民主警察とは名ばかりの
大阪市警視庁で働く新城。
中卒のたたき上げ。

連続殺人の捜査で帝大卒で元海軍の国警の
守屋警部補とコンビを組むことに。

正論を貫く守屋に最初は反発しながらも、
次第に双方を認め合っていく。

殺人の動機も終戦の時代ならではのもの。
松本清張張りの昭和の息吹。
こんなお花を90年生まれのひとが書く
なんてすごいですなぁ。

これからのお話も楽しみです。

21年4月読
★★★☆☆

2021年4月3日土曜日

ヘーゼルの密書 The Peace Feelers

上田早夕里さんの

ヘーゼルの密書。

読書友よりお借り
しました。

300頁超でしかも2段組。
ひょー なかなかの大作です。

満州事変下の上海。
停戦に向け和平交渉を画策する
榛の一員であるスミに周治と森塚先生。

スミと偽装結婚していながらお互い深い絆の毅。
いいですね。

周治の友でありながら榛を裏切っている双見。
国粋主義は甘い誘惑。
抗いきれない阿片のよう。。

結果がわかっているやけに、スミや
黒月たちの想いが、なぜに実らんかったのか
悔しくてなりませぬ。

自分では決して手に取らない一冊。
知らなかった歴史の一頁を知れてよかったです。

21年4月読
★★★★☆

2021年4月2日金曜日

鳴かずのカッコウ

手嶋龍一さんの
鳴かずのカッコウ。
読書友よりお借り
しました。

フォトグラフィックメモリーを
公安調査官の壮太。

同僚のMissローレンスこと帆稀や
上司の柏倉とともに公安調査官としての
潜入調査とか。

話は壮大やしすんごく面白いんやけど、
なんか話の展開というか流れがたどたどしい。
このアイディアをベースに他の作家さんが
リライトするとよりいいのかも。

日本でもこんな各国の思惑が飛び交う諜報活動
とかあったら恐ろしいなぁと思いました。
知らぬが仏ってことかな。

21年4月読
★★☆☆☆ 

2021年4月1日木曜日

そこに工場があるかぎり

小川洋子さんの
そこに工場があるかぎり。
図書館本です。

小川さんが工場見学をする
エッセイ集。

穴を開ける工場、お菓子工場、
ボートの工場、複数名の子どもの
運搬車サンポカーの工場、ガラス
加工製品に鉛筆工場。

お菓子工場以外は自分では行く機会のないところ。
なんでへぇーって思いながら読んでいました。

"ボートはゴールに背を向ける唯一のスポーツ。"
なるほどです。

"鉛筆供養"
"縁はな子どもたちの未来を支えている。"
素敵です。

大人の社会科見学。
興味深かったです。

21年4月読
★★☆☆☆

ひと

小野寺史宜さんの
ひと。
図書館本です。

高2で父を事故で亡くし、
母も大学3年生の時に突然死した
聖輔。
大学も中退。
砂町銀座商店街の惣菜屋で
働き始める。

一緒に働く仲間たち。
高校の同級生青葉との再会。
バンド仲間の剣と清澄との友情。

この聖輔にあまり感情移入できず
最後までって感じ。
すごくいい子なのはわかるけどね。。

本屋大賞2位とな。
これに共感できるいい人たちが書店員さんには
多いってことですかね。

コロッケがすっごく食べたくなりました。

21年4月読
★★☆☆☆